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2017年10月16日 (月)

運慶展へ、東京国立博物館へ

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春の奈良国立博物館での快慶展に続いて、いま、東京国立博物館では興福寺中金堂再建特別展として、運慶展が開かれてます(11月26日まで)。画像はクリックすると拡大します。
今回東京へ行く機会をつくって、金曜日の昼過ぎ訪れました。
行列を覚悟していましたが、待ち時間ゼロで入ることが出来ました。
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(画像をクリックすると拡大します)
中に入ってみても、十分見ることが出来る混み方でした。
まず奈良の大柳生の円成寺の運慶の初期の作品といわれる大日如来を拝見。いつもはアクリルごしの正面から見るすばらしい大日如来です。
興福寺北円堂で何度か見ている、無著、世親菩薩像も。
明るく照明をあてられて、みな露出陳列でしかも背中のうしろまで拝見することができました。
高野山金剛峰寺の八大童子の仏像の数々も。いろいろの表情があり、玉眼が生きているかのようです。

十年ほど前にアメリカでオークションで12億円あまりで日本に里帰りでとても話題になった大日如来も出品されていました。
東大寺の重源上人像も。
興福寺の西金堂の本尊であったという仏頭も。
興福寺の天燈鬼も龍燈鬼も。
興福寺の六人の僧侶像も。興福寺南円堂の四天王像も。
京都、六波羅蜜寺の地蔵菩薩像も。
神奈川や静岡のお寺の作も。
木津川市の海住山寺の四天王も十二神将も一堂に。
とにかく運慶ならびにその子供の湛慶など慶派の作品が良く集められていました。
本館でも、運慶の息子の湛慶の作品も展示されていました。
分厚く立派な重い図録も買い求めました。3000円。
もういちど翌日の土曜日の朝9時半ころにも再び行きましたが、朝は並ぶ人も多く混んでいましたので運慶展は諦めました。
平日の午後、とくに夜9時まで開いている時間帯が良いようです。
そこで、わたしの東京国立博物館のおすすめスポットの静かな法隆寺館を訪ねました。明治11年に法隆寺から皇室に献納された品々です。フラッシュ無しなら写真撮影もOKということです。
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左、水差し。右は香木。
そして今回、受付で尋ねてみて初めて場所が分かった、かつて奈良の十輪院にあり明治に移設したという宝蔵を拝見できました。法隆寺館の正面のすぐ右手にありました。
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東京国立博物館のHPです→http://www.tnm.jp/
仏女新聞も発行されとてもくわしい。
http://cdn.unkei2017.jp/wp-content/themes/ver4.6.0/pdf/news/butsujo.pdf
 

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