東京・根岸の子規庵へ
東京へ行ったらぜひ行きたいと思っていた、根岸の正岡子規の子規庵を先日訪ねました。上野駅の隣の鶯谷駅北口から歩いて数分のところにあることを最近知ったからです。
偶然この日は、10月14日。正岡子規の生まれて150回の記念日ということでした。葉書や子規の特別切手の記念の品をいただきました。建物は子規没後も大事に保存されてきましたが、戦災にあい、戦後関係者の努力で復元されたそうです。この日は、子規の誕生日とあって多くの人が来られていました。写真撮影も近頃OKとなったということです。
正岡子規の終焉の部屋。特注の座り机(子規の左足を立てて使えるようにへこみを作ってあります)があり、ガラス越しには糸瓜や葉鶏頭が見えました。
左上、正岡子規の自画像。右上、子規が伏せているところの写真。
庭からの写真。左は糸瓜、右は葉鶏頭。どちらも子規の歌や俳句によく出てきます。
をとヽひの へちまの水も 取らざりき
糸瓜咲て 痰のつまりし 佛かな
痰一斗 糸瓜の水も 間にあはず
庭には土蔵がありました。
子規庵のHPです。→http://www.shikian.or.jp/
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子規庵、いいですね。在職中、東京出張で鶯谷駅近くの東横インに泊まった折に2回ほど訪ねましたが、そのたびに休館中で断念しました。時代小説に出てくる根岸の里とは隔世の場所ですが、明治のころは風情があったのでしょうね。谷中の墓地を抜けて上野駅まで歩くのも楽しみでした。スカイツリーがだんだん出来上がりつつあったころの話です。
投稿: 小久保忠弘 | 2017年10月18日 (水) 18時49分
小久保さま。コメントありがとうございました。
ちょうど開館の日で、また正岡子規の150才の誕生日で幸運でした。しかも最近写真撮影も許可になったそうです。
谷中、根岸、千駄木は谷根千とのことです。谷中は墓地や商店街を訪ねたことはあるのですが、根岸は鶯谷駅からすぐ近くとは知りませんでした。
時代小説の舞台ですか。台東区はたしかに古いところですね。
またよろしくお願いします。
投稿: matsumori | 2017年10月18日 (水) 19時20分
子規庵、記念日に行ってふろふき大根をご馳走になりました。
庭も印象的でしたが、私が驚いたのは、子規の食事の記録。それを食べ物の模型で陳列していて、旺盛な食欲にビックリ。こうしてあの作品を生んでいたのだなと。
投稿: 小西治美 | 2017年10月21日 (土) 13時33分
小西さん。コメントありがとうございます。東京には江戸から近代のいろいろな歴史的なところがありますね。子規庵のようにかつてを復元でしっかり残されているのは良いですね。
子規の食欲は、病の中でもほんと旺盛ですね。そして多くの短歌や俳句や書物を残されているのは立派だと思います。
投稿: matsumori | 2017年10月21日 (土) 15時27分