『樹樹』 の最終日
奈良もちいどのセンター街から元林院町に抜ける四ノ室辻子(しのむろのずし)は細い道です。傘をさしてすれ違いできない道という路地です。
その細い道に面した「樹樹」というお店が20年前にオープンしました。開店間もないころ、商店街の先輩、H田さんに連れられて行って以来20年経ち、6月には20周年ということでした。
いまから6年前、14周年のころ、わたしは『鹿鳴人のつぶやき』に樹樹のことを書いていました。→http://narabito.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-11a9.html
残念ながら、この9月20日に閉店されます。
わたしにとってもくつろげるお店でした。また多くの人に出会うことのできたお店でした。地元の多くの人やいろいろなジャンルの先生たち、新聞記者の人たちや内外からの観光の人たち、いろいろな人と出会い、共にお酒を楽しみ、ときに初めて出会う人とも会話することができた、とても居心地の良いサロンでした。『あをによし鹿男』のロケのとき超満員で綾瀬はるから撮影クルーたちが来た時にも偶然遭遇しました。
多くの人に出会えたのは、平田夕記子さんの存在があったればこそのことでした。
そんな常連客のひとりで時にお話も弾んだ、現在、帝塚山大学の教授の西山厚先生がお店の最終日の9月20日に、毎日新聞奈良版のご自分のコラム「風に吹かれて」に、樹樹のことを書いておられます。
20年続けるとは思わなかったという夕記さんの言葉ですが、ほんとうにこの店の常連たちはこれからどこへ行くのでしょうか。ともあれ、20年間、お世話さまでした。お疲れさまでした。
※起業家支援施設「きらっ都・奈良」出身の優秀なビデオカメラマンの坂本佳太くんによるご挨拶の樹樹のビデオです→https://www.facebook.com/haru222?fref=ts
追記
最終日に行ってきました。西山厚先生、毎日新聞の花澤茂人記者らとご一緒になりました。真ん中、平田夕記子さん。記念撮影です。(撮影、坂本佳太くん)
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若い頃20代後半、シルクロード博展示バイトしてからの奈良びいき。樹樹さんは 1・2回寄せてただきました。女性がテキパキ料理や給仕されてて 当たりのお店!の印象。おいしかった。
上記の博覧会は近所のmaru maruさんに寄せていただいてました。
樹樹さんデビューは30代?後半。その時のメンバーは散り散りになりましたが、奈良の良い夜だったのを覚えてます。
コロナ収束後、伺おうかと思ってた所でした。残念でなりません。
投稿: 梶野光二 | 2021年3月21日 (日) 02時43分