奈良女子大学日本語サマープログラム「まほろば」寸描
この夏、奈良女子大学日本語サマープログラムがおこなわれ、台湾(6人)、ベトナム(3人)、ベルギー(2人)、ドイツ(1人)から女子大学生が計12名参加されました。13日間の奈良滞在で、日本文化や歴史、ツーリズム、ホームステイ、ボランティア体験などを勉強されています。
プログラムで、もちいどのセンター街のことをテーマに取り上げていただきました。
最初の日の午後、奈良女子大学でスライドを映しながら、わたしは日本語でもちいどのセンター街のことを中心に90分間お話しました。皆さん、中程度の日本語を理解されますので、できるだけ簡単な日本語で商店街の歴史や現在をお話してくださいということでした。簡単な日本語でお話するということはなかなかむつかしいものでした。つい「通行量」と話したら、質問もいただきました。商店街を歩く人の数、のことですとお答えしました。
もちいどの商店街のテーマソング「いにしえの風」と50人参加してお餅を手渡しして神様に奉納するという、動画も喜んでいただけました。また、モチドンやぴよっきーというゆるきゃらも注目されていました。
翌日は、朝から、もちいどのセンター街やならまちを案内しました。朝10時集合の様子です。(器まつもり前にて)
左端は、担当の奈良女子大学の松永光代先生です。
もちいどのセンター街のいろいろなお店を訪ねました。とくに夢CUBEが今回のテーマでした。同じ若い世代の起業に関心をもたれていました。また今は、インターネットの時代、パソコンやスマートフォンなどでいろいろな情報を事前にも得られていました。また話の途中にそれぞれの国の言葉で検索されているようでした。
もちいどのセンター街の理源大師、弁財天のことや春日大社の大宿所など商店街の中にある歴史のお話もしましたので、そちらも訪ねました。
遠来のゲストということで特別に予約を入れていた、ほうせき箱では、はじめて日本のかき氷を食べることが出来たと喜んでもらいました。
下御門商店街や、ならまちを散策して、猿沢池近くの外国人対応施設の猿沢インに行きました。備え付けの折り紙が人気で、英語で書かれた折り方を見て早速熱心に取り組まれました。
昼頃、もちいどのセンター街に戻り、最近、夢CUBEを卒業してオープンしたばかりの「薬膳 拓」(器まつもり南隣)で、みんなで日本食をいただきました。皆さん、箸をじょうずに使われ、お寿司などを喜んで食べていました。
暑い日でしたが、ときどき涼しいところに入ったり、冷たいかき氷を食べたりのならまち歩きはとても評判が良かったようです。
このあとプログラムで吉野へ行かれたり、握り墨づくりをしたり、 燈花会のボランティアをしたり、ホームステイしたり奈良を楽しまれるようです。
ともあれ足かけ2日間の、講義と町歩きツアーのお役目を無事終えることができました。
奈良女子大学の森田尋子先生、松永光代先生ありがとうございました。そして写真もありがとうございました。
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