本橋成一「在り処」展・入江泰吉「古色大和路」展へ
本橋成一という写真家であり映画監督のことははじめて知りました。入江泰吉記念奈良市美術館へいってきました。(7月17日まで)
本橋成一さんの作品はみなモノクロでした。
9つのテーマにわけて展示されていました。
北海道の雄冬
鹿児島の与論
炭鉱ヤマ
上野駅 1981年
芸能東西
サーカス
大阪の松原の屠場(とば)
アラヤシキ 長野県北安曇野郡小谷村
チェルノブイリ 1986年4月26日の原子力発電所の事故。1991年から30回以上訪れた作品
わたしはいずれも1枚1枚にも力を感じました。日常の一瞬を切り取っています。芸能やサーカスの一面。北海道や与論島や炭鉱の労働する皆さん。上野駅も懐かしい風景です。大阪の屠場というのは牛などの解体場です。写真でもはじめて見る光景でした。
チェルノブイリとその周辺の日常をとらえています。30回以上訪れて撮り続けられた写真は訴えるものがあります。
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入江泰吉さんの「古色大和路」は1970年のカラーの最初の作品集ということです。
それまでのモノクロからはじめてカラーで撮ったということです。
わたしの書棚には保育社発行の「古色大和路」、 「万葉大和路」、 「花大和」の三部作がならんでいます。
久しぶりに「古色大和路」をひらいてみました。展示されていた東大寺の風景です。
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