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2017年4月30日 (日)

堺屋太一著 『団塊の後、三度目の日本』

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表紙の太陽は、日の出でしょうか、あるいは日の入りでしょうか。

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出張先の書店で見つけて早速買いました。
堺屋太一著の予測小説です。
いままで、何冊か堺屋太一の予測小説を読んでいますが最新作です。
発行がこの4月30日です。
いま、2020年の2回目の東京オリンピックに向けて世の中は目標としてよく言われていますが、そのあとの時代はあまりよくわかりません。
2026年ごろに時間を設定して、どうするのかという予測小説です。
一番上の世代のおじいさんは1948年生まれの団塊の世代で70才代の半ば過ぎです。
その息子は中央官僚で50才くらい。

孫は大学生で就職間近です。
316ページ。
毎日新聞出版。1600円+税。

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そういえば、以前にやはり堺屋太一著の『平成三十年』という何もしなかった日本の暗い未来をあらわした青い本と、改革をした明るい未来をあらわした赤い本とがありました。来年はいよいよ平成三十年、どちらの方向に向かっているのだろうか気になります。

2017年4月29日 (土)

もちいどの夢CUBEのことが読売新聞の全国の地域版に載りました

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4月27日、首都圏の先輩からメールが届きました。
「桜花も終わり、新緑が一斉に芽吹き始め、息吹を上げて、やっと春らしさが訪れてきましたが、皆さん、その後もお元気にてお過ごしのことと存じます。
 今朝、新聞に目を通した途端、奈良の松森さんの写真が目に飛び込んできて、
驚きました(添付参照)
もう10年前頃だったろうか、開設したばかりの「インキュベータ施設」を松森さんにご案内いただいたことを思い出した。
それが起業マインドに溢れる松森さんのご尽力で、ここまでしっかりと発展し、定着したことに、敬意を表したい。
 (中略)
 松森さん! 明るい夢のある話をありがとう。
今後、その施設がさらに発展され、奈良が一層にぎわいをみせてくれることを
楽しみにしています。」
また他の友人からも載っていたよ、とメールが届きました。
ただ関西ではその日載っていませんでしたから奈良では話題にはなっていませんでした。
そして同じ記事が奈良では4月29日に載りました。
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「地域力」奈良市。
起業の夢 商店街で育む
空き店舗に個性集う
近鉄奈良駅の南、旧市街地「ならまち」の一角に、奈良市餅飯殿町が広がる。地名は平安時代、大蛇退治に赴く東大寺の僧を助けるため、この地の若者が餅や飯を準備して同行したという伝説にちなむという。
地区を南北に貫く約250メートルの商店街が「奈良もちいどのセンター街」。その中央付近に商業施設「もちいどの夢CUBE」(約250平方メートル)がある。
自分の店を持つ夢を支援しようと、約10~24平方メートルを月3万~5万円程度で最長3年間、貸し出しており、現在、日本料理や木工雑貨など9店舗が並ぶ。昨年1月、猫がモチーフの雑貨店を開いた中尾真実さん(31)は北海道出身。古い町並みに憧れて奈良県内の大学に進学し、同県内で就職した。夢CUBEは学生時代からのお気に入りのスポットで、ホームページで店舗募集を知り、挑戦を決意したという。「最近はお得意さんも増えてきて。ここを出てもセンター街で店を探したい」と語る。
センター街は、かつて 市内一、二のにぎわいを誇っていた。だが1977年、近くにあった奈良市役所が移転。郊外型店舗進出も客離れに拍車をかけ、市役所移転前に一日1万4000人あった人通りは、30年で半分ほどになった。2004年5月。センター街の真ん中にあったパチンコ店が閉店した。当時70店舗のうち、10店舗ほどが空き物件。「空き家を買って、そこが空き家になっても意味がない」という声もあったが、空洞化を懸念したセンター街協同組合は店舗跡を購入。国や市の補助金を受け、夢CUBEの建設に踏み切った。
理事長の松森重博さん(68)は「絶対絶命のピンチだと思っていたが、今から考えると千載一遇のチャンスだった」と振り返る。
路地をイメージした通路を配し、両側にガラス張りの店舗を並べた。起業を目指す人、活性化を望む商店街、双方の夢をネーミングに託した。初の募集には予想を超える40件の応募があった。07年の開業以来、空けばすぐ次の出店希望者が入る盛況が続く。「たくさんの個性を1か所に集めたことが良かった。『行くたびに発見がある』と好評です」と松森さん。
これまで37人が”卒業”し、17人が独立した。そのうち7人がセンター街に店を構え、活気に誘われるように他の新規出店も増えた。通りは往年のにぎわいを取り戻しつつある。
波及効果は、センター街にとどまらない。近くの東向き北商店街でカメラグッズ店「PHOTO GARDEN」を営む辻益子さん(46)も卒業生のひとり。セールの企画など、商店街の盛り上げにいそしむ。「夢CUBEで学んだことをここでも生かしたい」と話す。
夢CUBE誕生から、4月で丸10年。ならまち巡りの外国人観光客の姿も目立つようになった。時代やニーズの変化に合わせ、変わり続けられるか。「今が頂点ではないはず」と松森さんは次の10年を見据える。
(奈良支局  松浦 彩)
 
 
今年から読売新聞で始まった「地域力」という全国各地の特集シリーズということです。
思えば、もちいどの夢CUBEがグランドオープンしてちょうど10年。
オープンして10年経っても取り上げられるのは有難いことです。
そしてあと10年をさらに目指したいものです。
また、全国紙のすごさをあらためて知った次第です。
取材していただいた読売新聞奈良支局の松浦彩さん、ありがとうございました。
昨年秋、奈良支局にこられた新進気鋭の女性記者です。

大阪市立美術館では

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大阪市立美術館では今、木×仏像、飛鳥仏から円空へ、日本の木彫仏1000年という展覧会がひらかれているということです。

大阪市立美術館のHPです→http://www.osaka-art-museum.jp/

そして内覧会に行かれたかぎろひさんがくわしくレポートされいますhttp://kagiroi3.blog.fc2.com/blog-entry-1589.html

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2017年4月28日 (金)

5月3日ー5日平城京天平祭

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5月3日から5日まで、平城宮跡では平城京天平祭がひらかれます。くわしくはHPをご覧ください。→http://www.tenpyosai.jp/

また今平城宮跡の朱雀門あたり工事されていますが、平成30年春オープンとのこと。HPで案内されています。
http://www.tenpyosai.jp/topics.html

2017年4月27日 (木)

4月27日から市松人形展 ギャラリーまつもり

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4月27日(木)から5月1日(月)まで、市松人形展がひらかれています。
名工の手による時代を経た人形をしつらえ直してみました、ということです。

場所は奈良市もちいどのセンター街のギャラリーまつもりにて。どうぞお越しください。

2017年4月26日 (水)

もちいどの夢CUBE10周年

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奈良もちいどのセンター街の夢CUBEが10周年を迎えました。4月28日から5月7日まで、特賞10万円のもちいどのセンター街の商品券などがあたる、記念大売出しをおこないます。

また、5月20日には記念式典とパネルディスカッション。そして記念パーティー。

5月20-21日には夢CUBE卒業生や現役の皆さんを中心に夢の市をおこないます。多数のお越しをお待ちしています。

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もちいどのセンター街の新しくなったHPです→http://www.mochiidono.com/

2017年4月25日 (火)

5月の奈良シネマテーク

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5月のならシネマテークです。5月12日から14日までの3日間、奈良女子大学の講堂で行われます。

外国人として史上初めて杜氏(とうじ)となり、新商品を次々と世に送り出しているイギリス人のフィリップ・ハーパー、日本酒伝道師として、日本酒ワークショップや本の執筆などをとおして奥深い日本酒の魅力を世界へと発信を続けるアメリカ人ジャーナリストのジョン・ゴントナー、そして、自ら世界中を飛び回り日本酒の魅力を伝えている、震災に揺れる岩手の老舗酒蔵を継ぐ南部美人・五代目蔵元の久慈浩介。まったく異なる背景を持つ3人のアウトサイダーたちの挑戦と葛藤を通し、日本だけにとどまらず、世界で多くの人々を魅了する日本酒の魅力的な世界を紐解いてゆくー。
2014年にクラウドファンディングで制作費が集められた話題作。監督は、LA在住の映画ジャーナリストである小西未来がメガホンをとる。
開催日時
5月12日(金)10:00 / 14:00 / 19:00

5月13日(土)14:00 / 18:00

5月14日(日)★11:00 / 15:00

hpです→http://cinematheque.nara-iff.jp/

2017年4月24日 (月)

本橋成一「在り処」展・入江泰吉「古色大和路」展へ

本橋成一という写真家であり映画監督のことははじめて知りました。入江泰吉記念奈良市美術館へいってきました。(7月17日まで)

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本橋成一さんの作品はみなモノクロでした。
9つのテーマにわけて展示されていました。

北海道の雄冬

鹿児島の与論

炭鉱ヤマ

上野駅 1981年

芸能東西

サーカス

大阪の松原の屠場(とば)

アラヤシキ 長野県北安曇野郡小谷村

チェルノブイリ 1986年4月26日の原子力発電所の事故。1991年から30回以上訪れた作品

わたしはいずれも1枚1枚にも力を感じました。日常の一瞬を切り取っています。芸能やサーカスの一面。北海道や与論島や炭鉱の労働する皆さん。上野駅も懐かしい風景です。大阪の屠場というのは牛などの解体場です。写真でもはじめて見る光景でした。

チェルノブイリとその周辺の日常をとらえています。30回以上訪れて撮り続けられた写真は訴えるものがあります。

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入江泰吉さんの「古色大和路」は1970年のカラーの最初の作品集ということです。

それまでのモノクロからはじめてカラーで撮ったということです。

わたしの書棚には保育社発行の「古色大和路」、 「万葉大和路」、 「花大和」の三部作がならんでいます。

久しぶりに「古色大和路」をひらいてみました。展示されていた東大寺の風景です。

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2017年4月23日 (日)

奈良公園点描

奈良公園の桜もヤエザクラが満開になりました。
登大路園地ではアースデー、興福寺では北円堂の特別開扉がはじまりましたので拝観。

仮講堂に東金堂も人気です

近くの奈良国立博物館では「快慶展」が開かれています。
奈良県立美術館でも展覧会が開かれています。

南円堂あたりのヤエザクラです。

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2017年4月22日 (土)

奈良女子大学記念館一般公開

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ことしも奈良女子大学記念館の一般公開がおこなわれます。

4月29日(土・祝)から5月5日(金・祝)まで。記念館のHPです

https://www.nara-u.ac.jp/nwu/faculty/kinenkan/index.html

2017年4月21日 (金)

4月21日から花の水彩画グループ展

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4月21日から23日まで、花の水彩画グループ展が、ギャラリーまつもりで開催されています。水彩画で描かれた美しい花の水彩画が30数点、展示されています。

5月19-20日薪御能

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5月19-20日、南都春日・興福寺古儀、薪御能です。ただいまチケット販売されています。
くわしくは、保存会のHPをご覧ください→
https://narashikanko.or.jp/event/takigiono/

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2017年4月20日 (木)

『地域商業の底力を探る』

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先日、関西への出張の折、奈良もちいどのセンター街を数年ぶりに訪問され歓談させていただいた、三橋重昭先生からこの3月30日に発行された本『地域商業の底力を探るーー商業近代化からまちづくりへ』をご紹介いただきました。早速白桃書房に注文して送ってもらいました。

「地域商業の文化表現力は崖っぷちに立たされている地域商業の「底力」となるのではないかと問題提起した」

具体的に、地方都市として高松市(香川県)、甲府市(山梨県)、鶴岡市(山形県)、長岡市(新潟県)、都会の船橋市(千葉県)、立川市(東京都)をとりあげて書かれていますが、大なり小なり各地方都市の参考になると思います。白桃書房、定価3400円+税。244ページ。

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2017年4月19日 (水)

まほろばソムリエと巡る2017春(飛鳥コース)へ

キトラ・マルコ・高松塚の飛鳥三兄弟を散策~四神の館と奥津城巡り~です。健脚コース10キロということです。

4月16日、とても暑い日でした。
この日ガイドグループの皆さんが10名以上出動され、一般参加者は50名を越していたのではないかと思います。

ガイドグループの皆さんありがとうございました。これからのご紹介→http://www.stomo.jp/osirase/pdf/osirase170130.pdf

以下の画像はクリックすると拡大します。

P10501851 事前打ち合わせのガイドグループのみなさん。

グループごとに9時40分ごろ順次、近鉄飛鳥駅を出発。
わたしは、稲田ソムリエのグループに同級生12名で参加。

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最初に高松塚古墳へ。道中の桜も満開やや過ぎて葉桜がはじまりましたがきれいです。

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Tさんのグループの様子。そして檜隈寺あとへ。
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キトラ古墳へ。それぞれの場所で説明を聞きました。そして四神の館を見学。
お弁当の昼食休憩。
広場は広々としているのですが、日差しをさえぎるものがなく、また天気が不順な時のために、ぜひ屋根つきの休憩施設を作ってもらいたいという注文がありました。

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それから壺阪山駅を越えて、近鉄の線路の西側のゾーンへ。高取町役場そばには、天誅組の古戦場あとがありました。そして森カシ谷遺跡を遠望。 

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岡宮天皇真弓丘として宮内庁が管理している草壁皇子のお墓の横を通って、束明神古墳へ。実は束明神古墳の方が草壁皇子の実際の墓であるという説明でした。春日神社の裏山が古墳と思ってみていたら、実はその前の小山が束明神古墳ということでした。

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近鉄線路の西側ゾーンはあまり歩かれないので案内の表示も少なく道を間違えそうなところもありました。
そのぶん自然は残っていて、集落の間や山道を歩きました。
すこし広がりのあるところは土木工事が始められており、ここが新聞報道などで知った、星野リゾートがリゾートホテルとして準備をすすめているところではないかということでした。

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マルコ山古墳もよく整備されていました。(ここは初めておとずれました)。珍しい六角古墳ということです。こちらは内部に壁画はなかったとのこと。

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つぎに牽牛子塚古墳へ。シートで覆われています。

 

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最後に岩屋山古墳へ。 

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そして4時半ころ、きょうのスタートでありゴールである飛鳥駅へ。皆さんお疲れさまでした。ガイドグループの皆様お世話様でした。
この日、万歩計によれば23000歩以上を歩いたようです。とても暑くて初夏の陽気ですこしくたびれました。

まほろばのソムリエと共に飛鳥路の古墳をたずね二万歩あるく(毎日新聞やまと歌壇)


この日のコース図です。(赤い線を時計回りに歩きました)

 

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そしていつも望遠で野鳥観察している同級生のY君が撮ってくれた多くのスナップから4枚。
わたしはこの日はじめて、コンパクトデジカメと小型一眼レフ(ズーム)の2つぶら下げていますが写真はなかなかうまくは撮れていません。

Item1 Item7

Item4 Item10

おしまい。

2017年4月18日 (火)

天理駅前広場 コフフーン

天理駅前広場が古墳をテーマに変わったということです。天理に所用で出かけましたので見てきました。
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円墳のような建築物は、コンサート用だったり、子供たちのいろいろな遊び場であったり、工夫が凝らされているようです。地下には自転車置き場があったり、パンの販売スペースができるようです。芝生は人工芝のようで管理コストを下げる工夫も見られます。4月,5月いろいろなイベントも繰り広げられるということでした。
駅の高架下スペースもいろいろ活用されているようです。
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天理市のHPです。4月23日に竣工式典ということです。
http://www.city.tenri.nara.jp/info/1490941014524.html
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2017年4月17日 (月)

4月22日EARTHDAY NARA2017

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4月22日(土)、奈良公園の登大路園地(奈良県庁の南)で開催されるということです。いままで商店街のそばなのに、商店街へのPRしていませんでした、これからよろしくと案内をいただきました。
HPが新しくなっています→
http://www.geocities.jp/earthdaynara/

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2017年4月16日 (日)

入江泰吉記念奈良市写真美術館の展覧会

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4月15日から7月17日まで、高畑町の入江泰吉記念奈良市写真美術館では、入江泰吉「古色大和路」展がひらかれています。

また本橋成一「在り処」展もひらかれているということです。毎日新聞は以下のように伝えています。

本橋成一さん(77)の作品250点を紹介する展覧会。大きな見出しは市井の営み切り取るとのこと。

「風土や環境によって異なる人々の営みをのぞき、豊かさとは何かを改めて考えてみてほしい。」(本橋さん)とのこと。
9つのテーマごとに作品を並べている。
チェルノブイリの被災地を伝えるコーナーや
80年代の東京・上野駅を撮影したシリーズなど。

「人々の生活に密着して表情をそのまま切り取っており、時代を超えて空気感が伝わってくる」(見学の人の声)

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奈良市入江泰吉記念写真美術館のHPです→http://irietaikichi.jp/

2017年4月15日 (土)

美ビット見て歩き 私の美術ノート *50 川嶌一穂

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奈良新聞14日付の、いつも楽しみにしている川嶌一穂さんの「美ビット見て歩き 私の美術ノート」はいま奈良国立博物館でひらかれている「快慶特別展」です。これだけの快慶の作品が集まるのはまずないだろうと言われています。早速13日わたしも拝観してきました。 

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美ビット見て歩き 私の美術ノート *50 川嶌一穂

奈良国立博物館特別展「快慶―日本人を魅了した仏のかたち」展

長く戦乱の世が続いた。
南都焼討から5年後の1185年3月、ついに平家が滅亡する。早くも同年8月、焼け落ちた東大寺大仏の開眼供養が行われる。その昔天平の開眼に用いられた筆を正倉院から出して、後白河法皇みずからそれを手に執った。

さらに10年後、ようやく大仏殿の落慶供養会(え)が行われた。後鳥羽院の行幸に加えて、源頼朝率いる数万の兵がこの日のために東国から馳せ参じた。「大伽藍の御供養。光りかがやく春の日の。三笠の山に影高き。法(のり)の御声のさまざまに。供養をなすぞ有難き」能「大仏供養」の詞章がその盛大な様子を彷彿とさせる。

源氏も平家も犠牲はあまりに大きかった。敵味方の死者を悼み、仏法を中心とした平和な国を再興することが生き残った者の使命だと誰しも思ったことだろう。現在開催中の「快慶」展の会場で感じるのはこの一点だ。

そのとき大勧進に俊乗坊重源がいて、頼朝や藤原秀衡が金(きん)を寄進し、巨大材木が周防国(山口県)から運ばれた(「頼朝と重源」展図録)。
そこに肝腎要の仏を造る仏師集団がいたことがどうにも不思議でならない。巨大プロジェクトを短期間で完成させるだけの組織と人が、まるですべての準備を整えて待っていたかのように存在したのだ。
今回の快慶(?~1227年以前)展は、国宝、重要文化財を多数含む文字通り空前絶後の展覧会である。関東をはじめまだ拝見していない仏様も多かった。
本展図録は表紙の大胆なデザインもさることながら、内容が実に充実していて、帰宅後に何度も開いては余韻を楽しんでいる。一人の仏師の造った800年前の仏像やそれにまつわる文書がこんなに多く残っていて、しかもその研究が今なお進化しつつある。こんな国が他にあるだろうか!

私事で恐縮だが平成24年10月に始まった小欄も早いもので今回50回を迎えた。読者のみな様と、自由に書かせて下さる担当の方に心から御礼申し上げます。
出来るだけ違ったものをご紹介するように心がけているが、快慶だけは第6回ボストン美術館展「弥勒菩薩立像」、第20回兵庫県浄土寺「阿弥陀三尊立像」の2回と、第42回「石山寺」の文中で多宝塔の大日如来像(本展にもお出まし)に触れている。ファンの一人として今回また快慶をご紹介できてうれしい。

若い頃は装飾的で優美な快慶が好きだったが、齢を経るに従って、祈りをかたちにした信仰者としての快慶に魅かれるようになった。「芸術家」ならぬ仏師・快慶の手になる諸像は、近代的な意味での「彫刻作品」ではない。
次はぜひ本来あるべき信仰の空間の中で拝見すべく旅に出よう。

 =次回は5月12日付(第2金曜日掲載)=
・ ・・・・・・・・・・・・・・・
かわしま・かずほ
元大阪芸術大学短期大学部教授。

メモ 奈良国立博物館 奈良市登大路町50(奈良公園内)。電話050(5542)8600。http://www.narahaku.go.jp/ 会期は6月4日(日)まで。月曜日休館(5月1日は開館)。午前9時30分から午後5時まで(入館は閉館30分前まで)。展示替えあり。

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2017年4月14日 (金)

興福寺北円堂特別開扉と文殊会

興福寺の話題です。

4月22日から5月7日まで興福寺北円堂特別開扉です。

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また4月25日(火)文殊会とのことです。

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2017年4月13日 (木)

もちいどの夢CUBE 10周年

お蔭さまで4月13日、もちいどの夢CUBEはオープンしてちょうど10周年を迎えました。4月から5月にかけて10周年記念イベントを行います。第1弾は4月28日(金)から5月7日(日)の10日間記念セールです。
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第2弾は、5月20日(土)~21日(日)。
5月20日きらっ都・奈良で記念式典、記念座談会。
そして夕方から商店街の通りや駐車場で記念パーティーを行います。
20-21日は夢CUBEの卒業生や現役の皆さんの「夢の市」です。どうぞご期待ください。
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ところで10年前の2007年4月の「鹿鳴人のつぶやき」は以下のように書いています。
「4月13日天候にも恵まれて、夢キューブグランドオープンの幕が切って落とされました。
もちいどのセンター街内のマインズ広場(
現在はOK広場といいます)では、10時半から式典が行なわれ、近畿経済産業局の皆さん、藤原奈良市長はじめ部長さんに課長さん、奈良県金融商業振興課長に主査さん、お世話になった50人以上の多数の皆さんが駆けつけていただきました。
奈良商工会議所から役員の皆さん、奈良市観光協会長さん、奈良県中小企業団体中央会さん、中小企業診断士協会から役員さん、奈良市会議員さん、近隣の自治会長さん、中心市街地の商店街の理事長さん、地元南都銀行本店営業部長さん、奈良女子大学から先生たち、そしてほんとうに日頃お世話になっている皆さんに来ていただきました。そして同時に多くの商店街の皆さんも来ていただきました。
藤原奈良市長さんやご来賓の方から暖かいお励ましのおことばなどを頂戴し、これから商店街を上げて、夢キューブを応援し、また商店街、あるいは広く奈良の中心市街地を活性化するきっかけになればと強く思ったことでした。
くす玉割りもお開きになり、たくさんのかたに、夢キューブを見学いただいたり、お買い物していただいたりしました。パン屋さんは好評で早い時間に売り切れてしまいました。
マーチャントシードセンター
(現在のきらっ都・奈良)では、今回出店できなかった方が12軒も協賛で3日間出店いただき、それぞれににぎわっていましたし、よく売れていました。
われわれ今まで商売してきたものも、良い刺激を受けてともに良い商店街に、まちにしていきたいものです。
つたないこのブログをいつも読んでいただいているという、ブログ「日々ほぼ好日」(
現在名は「どっぷり!奈良漬」)のTETSUDAさんも取材に来ていただきました。奈良大学の学内報にNHK奈良支局などいろんなメディアにも取材に来ていただきました。ほんとうにありがたいことです。大きな力を得て力強く進んでいきたいと思います。」
http://narabito.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/413_9500.html
http://narabito.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_b032.html
またtetsudaさんのブログにも書いていただいています→ブログ

2017年4月12日 (水)

奈良地方気象台の露場と標本木

この3月から奈良地方気象台が移転したことに伴い、奈良女子大学附属中等教育学校に気温、湿度などの露場(ろじょう)が作られ、ソメイヨシノなどの標本木が選ばれたということです。所用で学校を訪ねましたので拝見してきました。現在の気温、湿度などが表示されています。

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また、標本木のソメイヨシノなども見てきました。

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標本木のソメイヨシノとカエデです。雨ながら、ソメイヨシノは満開でした。(4月11日撮影)


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そして最近毎日新聞で大きく取り上げられた記事をいただきましたので紹介します。

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2017年4月11日 (火)

4月23日パイプオルガンコンサート

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パイプオルガンコンサートが奈良キリスト教会の礼拝堂で4月23日(日)14時30分開場(15時開演)ひらかれます。
教会創立130周年記念とのこと。臼井真奈さんの演奏です。
この建物は国の重要文化財に指定されています。
入場無料ですが、耐震補強工事のため献金を任意でお願いしていますとのことです。

奈良基督教会のHPです→http://www.nskk.org/kyoto/nara/

2017年4月10日 (月)

『桜奉行』出久根達郎氏講演と佐保川桜満開

4月9日佐保川べりの県立図書情報館で『桜奉行』出版記念の講演会がありました。作者の直木賞作家の出久根達郎さんの講演とサイン会があり、300人以上の聴衆だったようです。小説の舞台裏のお話を興味深く聞きました。(始まる前の様子)

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駐車場が満車との情報でしたので、佐保川べりを歩いていきました。たくさんの方が桜を楽しんでおられました。ちょうどこの週末がソメイヨシノの満開だったようです。
奈良公園も佐保川の桜も江戸時代足かけ6年ほど奈良奉行をつとめた川路聖謨(としあきら)が奈良町の町人に桜や楓の植樹をすすめたからだということです。
佐保川べりのJR線近くには5本の川路桜が健在です。
川路聖謨(としあきら)は顕彰会などの活動の結果、奈良では知られていますが江戸時代の名官僚として全国的にも評価されてしかるべき人物であるということです。わたしもそう思います。

川路としあきらのこと→wikipedia


県立図書情報館ちかくの桜の様子です。

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2017年4月 9日 (日)

東大寺大仏様、花祭り参拝へ

4月8日はお釈迦様の花祭り。東大寺大仏殿の花祭り参拝しました。曇り空ながら桜は満開でたいへんな参拝客でした。外国の方が多いようです。

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工事中のため、八角灯篭を高い位置で拝見できました。
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お釈迦様に甘茶をかけてお参りされています。

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大仏様のそばにもたくさんの花が奉納されていました。

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2017年4月 8日 (土)

名張の銘酒「天下錦」福持酒造

知り合いから三重県名張市のお酒「天下錦」をいただきました。

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うかがえば、80才台のご当主がもう作れなくなるかもしれないと思っていたら、若いお孫さんが引き継いでくれたとのことです。とても良いお話です。サミットでもパーティーで飲まれたとのことです。 

http://www.e-net.or.jp/user/n-kankou/n-omisehp/n-fukumochi.html

2017年4月 7日 (金)

NHK、Eテレビ「趣味どきっ! 三都・門前ぐるめぐり」

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NHKのEテレビで、奈良・京都・鎌倉の三都の門前のグルメが放送されると、旧知の奈良まほろばソムリエの姫路市在住のIさんから教えていただきました
毎週火曜日午後9時から9時55分、NHKのEテレビ「趣味どき!」という番組です。
「NHKのEテレで、4~5月、「趣味どきっ! 三都・門前ぐるめぐり」が放送されます。奈良県から、三輪そうめん、菩提もと、まんじゅうが登場します。お隣の萬々堂通則の「ぶと饅頭」も出ています。」
 
http://www.nhk.or.jp/kurashi/doki-tue/

2017年4月 6日 (木)

郡山城天守台へ

今年から奈良地方気象台のソメイヨシノの標本木は奈良女子大学附属中等教育学校(中学高校一貫校)の敷地内の桜になり、4月3日に開花したと発表されました。気温が上がり陽気に誘われ、郡山城のお城まつりを訪ねました。3月26日から天守台にも無料で登れます。

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天守台に上がると360度見晴らしが広がります。旧県立図書館から奈良若草山方向です。

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薬師寺方向(西塔と素屋根に包まれた東塔)。右下の写真では若草山も見えます。 

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天守台の石垣を一部積みなおされ整備されました。周りの樹木も整理されました。とても良い整備だと思います。

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さかさ地蔵も表示されていて写真に撮ることができました。

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天守台の周りを大きな数珠が取り巻いていました。
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天守台そばの柳沢神社のご朱印です。あちこちにソメイヨシノの桜も咲き始めていました。

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2017年4月 5日 (水)

「かく文化を支え続けた奈良の墨、墨の不思議な魅力」

4月1日夜、氷室神社でのひむろサロンで白藤学園理事長の綿谷正之さんの「かく文化を支え続けた奈良の墨、墨の不思議な魅力」のお話を聞くことができました。
綿谷正之さんは墨や筆ペンで有名な株式会社 呉竹の社長や会長を勤められました。
私は、奈良青年会議所や奈良ロータリークラブでお世話になりました。また奈良市異業種交流塾でも長らくお世話になりました。知り合って30年以上経ちます。いちど、工場見学にも寄せていただきくわしくお話を聞きました。それにも増して、この日の綿谷さんのお話は熱のこもった素晴らしいものでした。
健康印の綿谷さんでしたが、ちょうど1年前、大病にかかられました。そこからの復活であり、現在はとても元気だということでした。健康に留意されてますますのご活躍をお願いしたいと思います。

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貴重な端渓のすずりを見せながら熱弁の綿谷正之さん。

この日の1時間あまりに及ぶお話の前半は綿谷さんのいままでの半生記でした。以前、朝日新聞奈良版でもご自身の歩みを書いておられましたが、とても興味深いお話でした。

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幼少の頃から「跡継ぎ」だと周りからいわれたこと。
成長につれて中学の頃から高校まで跡継ぎではなく、考古学に進みたいと思い、考古学を目指した。が大学で学びたいと思っていた先生が他の大学に行かれた。したがって大学は関学大で法学部に進み、ワンゲル部で山にうちこんだ。6年間の大学生活のあと、
やはり跡継ぎとして、クレタケに入社して、人の2倍仕事した。北陸地方を営業活動した頃、福井のある小さな問屋さんで「筆先にインクが流れるような筆記用具ができないか」といわれたことを本社への日報で報告した。それを会社で開発しようということになり3年の歳月を経て「筆ペン」は完成したが、昭和48年石油ショックの頃で筆先の石油製品が手に入らず、手持ちの材料で大阪で試験販売したらあっという間に売れた。
その後材料が手に入ったら一挙に全国的に売れに売れた。ヒット商品とはこういうことをいうのではないかとつくづく思った。それは、出張先のご主人の一言から始まった。
いま新製品の多くは、ある品に、他の品の機能を足しただけというのが実に多い。ほんとのヒット商品というのはそういうものではなく、ちょっとしたヒントから生まれるのではないだろうか。そしてそういうたくさんあるヒントを見逃してしまっているのではないだろうか、という経営の勘所にふれるお話がありました。

そして現在の学校経営における「提案」などのお話のあと、いよいよ墨の話になりました。現在、墨を実際に摺って字を書くことがたいへん減っている。墨汁の方に移り変わっている。
学校でもしかり、大きな書を書く人もしかりである。

墨の歴史を振返ってみましょう。
中国で3000年前、商の時代、(いん)ともいわれる。以前から言葉はあったがそれが文字であらわされるようになった。象形文字である。また亀の甲羅や鹿などの肩甲骨に字を彫りこんで巫女が占いをした。直線的な文字であった。
そして周の時代、青銅器には誰がどういういきさつで作ったのかなどを、やや丸い字で書き込んだ。これが篆書(てんしょ)である。
それから漢の時代になり、漢字ができ全土に一挙に広がった。
そして唐の時代には多くの書家が生まれた。王義之は書芸術の最初といえる。そのころ「唐墨」が作られた。
また朝鮮では「新羅墨」であり、唐墨や新羅墨は正倉院に残されている。
墨は日本書紀巻二十二の推古天皇十八年、高麗の僧、
曇徴どんちょう)が日本に伝えたとの記録が残っている。

そして宋の時代。木を燃やして煤をつくることに気がついた。それまでのやや青い墨でなく、煤の粒子の細かい墨であった。その煤による墨は黒い墨ができた。
明の時代は全盛期であり、油煙をつかった。

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(およそ650年前の墨)

日本では興福寺の二諦坊古式が油煙の墨であり、一番古い。(二諦坊は本坊の裏の現在のトイレあたりにあったといわれている)。ごま油、それも桜井あたりのエゴマを興福寺は一手に管理し販売していたからたいへんな財力を得たと言える。
油は今の油阪で油の市で商った。油煙の奈良の墨は「南都油煙」と呼ばれた。
江戸時代、公慶上人によって大仏殿が再建されたが当時20万人の人々が奈良に来たと言われている。その当時お土産として、南都油煙(墨)がよく売れたという。

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※油煙と松煙のちがい。
左の油煙の方が煤の粒子が細かく、したがって黒い字が書ける。右の松煙は煤の粒子が粗く、やや薄い字になる。


そのほか墨にまつわる多岐にわたる話をうかがいました。

メモ

○墨をつくる原料のニカワ、煤、香料(ニカワの臭みをなくすため。)などの話。

○木型の木は梨の木であること。 

○墨を練る過程を覚えるのに3年かかり、練れば練るほどに良い墨になる。

○中国のすずりの話。端渓石(たんけいせき). 産地. 広東省高要県の南東斧果柯山の山麓

○古梅園の話。天正年間470年前、奈良ではじめて独立した店であり一番古い。

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第1回の奈良まほろばソムリエ2級で、こんな問題がありました。

(79)奈良墨は、興福寺の二諦坊で始まったとされるが、その時期はいつか。
ア.奈良時代 イ.平安時代 ウ.鎌倉時代 エ.室町時代

答えはエ、室町時代でした。間違えたので印象に残っています。(鹿鳴人)

 

 

 

 

2017年4月 4日 (火)

歌人・前登志夫さんを偲ぶラジオ放送

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吉野に住まわれた、歌人の前登志夫さんが亡くなられて9年とのこと。案内状を短歌の「ヤママユ」、劇団小町座の小野小町さんからいただきました。

前登志夫を偲ぶ会では、今年はならどっとFMから4月5日放送されるとのことです。

4月5日(水)午後3時から4時まで。
再放送は4月8日(土)午後9時から10時。FM78.8mz。

その時間帯ならインターネットならどこでも聞くことができます。
ならどっとFMのHP→
http://narafm.jp/

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4月5日から かわいみちこ展 ギャラリーまつもり

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4月5日(水)から10日(月)まで、~空想を楽しんで~かわいみちこ展、パステル・水彩・アクリル、日本美術家連盟会員・大阪府美術家協会会員、が開かれます。

場所は奈良市もちいどのセンター街のギャラリーまつもりにて。

どうぞお越しください。

2017年4月 3日 (月)

氷置晋SPRING CONCERT2017へ

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氷置 晋SPRING CONCERT2017は4月2日に、なら100年会館中ホール(434名定員)を満員にして行われました。90分の予定が熱演で120分間、氷置晋さんステージに出っ放し、歌いっぱなし、語りぱなしの熱演でした。
会場もたいへんな盛り上がりでした。

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わたしはちょうど1年前の4月中旬にポスターを初めて見ました。4月だからもう済んでしまったコンサートかなと思ってよくよく見たら、なんと1年先の4月のコンサートでした。
そして、いよいよこの日を迎えました。
この1年間、事務所をもちいどのセンター街のきらっ都・奈良4Fにおかれたり、もちいどのセンター街のテーマソングをお願いしたら(無論有料で)早速、「いにしえの風」を作ってきて歌ってくれてさらにCDを作られたりと、とにかく氷置晋さん・中村千紗さんのコンビは行動が早くてつぎつぎ成功させ実に感心しました。
コンサートでは珍しく、どんどん写真を撮ってインターネットなどで広めてくださいということでした。
すばらしい音楽は伝えられませんが、会場の様子を写真で紹介します。バンドと共に歌ったり、ひとりピアノを弾きながら歌ったり・・・。歌の合間の語りもとても良かったと思います。おめでとうございました。

来年5月27日にはまたコンサートをひらくとのことです。

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氷置晋さんのHPです→http://shinhioki.com/

2017年4月 2日 (日)

4月1日氷室神社参拝、しだれ桜、氷献灯へ

4月1日夕方から、氷室神社で氷献灯としらゆきサロンがひらかれましたのでお参りしました。

境内には白いこぶしが咲き、しだれ桜は五分咲きということでした。

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日が暮れて、氷献灯の神事がありました。
そして絵馬にお願いごとを書いて、氷献灯をしました。
そのあと、社殿でしらゆきサロン、くれたけ元会長の綿谷正之さんの「かく文化を支え続けた奈良の墨、墨の不思議な魅力」という講演を聞きました。
とても興味深いお話でしたので後日ブログに書きたいと思います。
お話のあと、拝殿では地歌「石橋しゃっきょう」という山村若女さんと若瑞さんおふたりによる舞が奉納されました。素晴らしい奈良の夜でした。

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ところで、氷室神社のしだれ桜 は数年前から感じていたように、樹勢がやや衰えています。神社では、樹木医などに診てもらい、回復に努められていますが、費用もかかるようです。 奈良で一番早く咲き、多くの方が毎年楽しみにされています。近年、外国からの方の見学もとても多い桜です。
いま、氷室神社を中心にたくさんの方によって、桜を支援する取り組みが行われています。
そのひとつが、5月14日午後6時から、氷室神社拝殿にて「氷室神社しだれ桜、花咲寄進の集い」です。
奉納賛助金2000円。定員100名。チケット予約himurosakura514@gmail.com

WEBSITEです→https://himurosakura514.wixsite.com/sakura

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4月1日佐保川の桜、点描

4月1日、そろそろ咲いているだろうかと佐保川近くの大仏鉄道記念公園にいきました。うっすら桃色になっていましたが、満開にはいましばらくかかるようでした。

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新大宮駅の大宮橋あたりで、日ごろは毎日新聞の短歌俳句の花の挿絵で長年おなじみの、佐保川桜まつり灯火会実行委員長の橋本征一さんにばったりお会いすることが出来ました。
「きょうから3日間、夕方あんどんに灯をいれますが、今年はあいにく桜はまだ十分には咲いていません。4月6、7日にも特別にあんどんに灯をいれます」とのことでした。お世話をかけます。


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海龍王寺の石川住職さんの「翔」の書がありました。

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ことしも、わたしの投稿が載っていました。恐縮ですが披露します。ことしの課題の「翔く」を織り込んだ一首です。

「鳥のごと翔きたいね

もう齢と言わずに

君も我もまだまだ」

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右上は書道の先生の書です。良い言葉ですね。たくさんのあんどんに絵やメッセージが書かれています。

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ことしは桜が遅いとあちこちで言われていますが、ここ数年は早かったともいえるようです。しばらく、桜の開花、満開、散り初めと長く楽しめるようです。

(追記)後日、代表の橋本征一さんから写真を頂きました。ありがとうございました。

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4月15日から奈良県立美術館では書の源流企画展

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4月15日から、奈良県立美術館では、書道家の榊莫山と紫舟のふたりのシンフォニーということで書の源流企画展がひらかれます。65才以上無料。外国人観光客、留学生も無料です。

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展覧会のHPです→http://www.pref.nara.jp/item/175865.htm#moduleid44968

2017年4月 1日 (土)

4月7日ならシネマテーク「アンコール」

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4月からは新しい年度。ならシネマテークも4月7日ー9日、「アンコール」という映画です。ならまちセンターの多目的ホールにて。4月から奈良市民、60歳以上、学生、ハンディキャップ(同伴者1名も)500円と割引価格です。

年間パスのレッドカーペット会員(年会費1万円)やシネマテーク会員はパスで無料です。くわしくはHPをご覧ください。

http://cinematheque.nara-iff.jp/

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