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2017年3月13日 (月)

尾田栄章さん著『行基と長屋王の時代』

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ご紹介いただいていた本を小西通りの啓林堂書店で先日ようやく見つけました。
尾田栄章さん著『行基と長屋王の時代』です。副題として、行基集団の水資源開発と地域総合整備事業と書かれています。現代企画室発行、2400円+税。

日本書紀や古事記、そして続日本書紀などの文献などをしらべて、図面や現地を訪れて、行基集団がいかに大きな土木工事をしたか、そして長屋王と行基の結びつき、長屋王の後ろ盾があったから行基集団は大きな土木工事ができたと説かれています。
また、尾田さんがフランスのセーヌ川やアジア、エジプト、中東、ブラジルなどの世界中の現場で見られたことを元に行基集団の土木技術の高さを解き明かしておられます。
以前の尾田栄章さんの「セーヌ川」の上流から下流までをくわしく書かれた本もずいぶん前に読みましたが、徹底した現場主義の展開はとても説得力がありますし、自分で考えることの大切さ、納得するまで考えるという姿勢に共感を覚えます。

そして文中の最後に、「故里・奈良での新しい一歩を踏み出す寒い朝、平成28年12月16日  尾田栄章」とあります。

奈良に帰られ、ますますのご活躍を祈念します。よろしくお願いします。

※なお、小西通りの啓林堂では、あまりこの本は品薄で入ってこないといっておられましたが、12日行くと一番奥の奈良や歴史関連の棚にたくさん並んでいました。

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コメント

拝復

私の著書をご紹介いただき、ありがとうございます。
自分としてはライフワークとして纏めたものですが、広くお読みいただき、コメントを頂けるなら、こんなに嬉しいことはありません。

奈良に戻り、尾田組KKの会長として活動を始めました。
何ができるのか、覚束ないのですが、
今後ともよろしくお願いいたします。

お取り上げ頂いたことへの御礼まで

尾田栄章さん。著者自身からのコメントいただいてありがとうございます。うまく紹介できているかやや?ですが、一端を紹介できればと思います。内容が豊富で素人のわたしではすべてを理解できていないのですが、奈良時代の行基集団のなした仕事はたいへんなものだな、というのはわかりました。
奈良にお住まいと思います。また機会があればお会いできればと思います。よろしくお願いします。

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