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2016年12月28日 (水)

香薬師の右手、公開されました

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12月27日から奈良国立博物館で公開

「戦時中に新薬師寺(奈良市高畑町)から盗まれたまま、行方が分からない白鳳時代の仏像の傑作、香薬師像(銅造薬師如来立像、国重要文化財)の右手が見つかり、きょう27日から、同市登大路町の奈良国立博物館なら仏像館で公開される。昨年、右手だけ盗難を免れて、神奈川県鎌倉市の寺院で保管されていたことが判明。返還を受けた新薬師寺が、同博物館に寄託した。同博物館は「本体がないために断定はできないが、本物とみてほぼ間違いない」としている。
 金銅製の香薬師像(高さ約73センチ)は法隆寺(斑鳩町)の夢違観音像(国宝)、深大寺(東京都)の「釈迦如来倚像」(重文)と並び、「白鳳三仏」と称される。過去3度の盗難に遭い、明治23年と同44年のときは発見されたが、昭和18年に盗まれた後は行方不明になっている。
 今回展示される右手は高さ約8・6センチで、ノンフィクション作家の貴田正子さん(47)の調査で発見。貴田さんは今年10月に経緯を記した著書「香薬師像の右手―失われたみほとけの行方」を出版した。
 これまで香薬師像の右手は最初の盗難時に切断されたが、その後に取り付けられたため、本体と一緒に盗まれたとされていた。
 しかし貴田さんらの調査で、3度目の盗難前、補作された右手が本体に取り付けられ、本物の右手は新薬師寺に残されていたことが判明。詳しい経緯は分からないが、一時、作家の佐々木茂索の所有となり、死後に遺族が鎌倉市の寺院に寄贈していた。
 寄託を受けた奈良国立博物館は、実物の石膏(せっこう)型から作ったレプリカと寸法が同じ▽夢違観音の右手と酷似し、同じ作者の可能性がある―などの理由から本物と推定。他の専門家の鑑定や文化庁から依頼を受けた東京文化財研究所の科学分析でも、「白鳳時代の金銅仏として矛盾がない」との結果が出たという。
 新薬師寺は昨年10月に返還の法要を営み、今月、安全上の理由から同博物館に寄託。文化庁に重要文化財発見の届けも行った。
 新薬師寺の中田定観住職(72)は「初めて見たときは、優しくふっくらとしていて、ありがたさを感じてどきどきした。ぜひ本体も見つけたいので、情報があれば連絡して欲しい」と願っていた。
 同博物館なら仏像館の観覧料は一般520円、大学生260円。」(奈良新聞、2016年12月27日付より)
このたび、新薬師寺から奈良国立博物館に寄託され、27日から奈良国立博物館・なら仏像館で公開されているということです。( 画像はクリックすると拡大します。)

参考。以前に書いた香薬師の右手についてのブログ→鹿鳴人のつぶやき

(追記)

年末早速拝観にいってきました。8.5センチはほんとに小さなお手です。傍らに、パネルの香薬師像がありました。ぜひ、本体も戻ってきて欲しいものですね。

先日の白鳳展では、香薬師像(模造)が展示されていましたが、できれば並べて展示していただければと思いました。映像作家の保山耕一さんは以下のように希望を述べておられます。
「盗難にあうも、右手だけが見つかった新薬師寺の香薬師如来。
彫刻家・橋本和明が愛する松尾寺の焼損仏・千手観音トルソー。
画家・奈良美智が唐招提寺で最も美しいと称した顔のない如来。
私が心惹かれるのは廃仏毀釈から逃れ10年間も土中に埋められながら、辛うじて顔だけが残った櫻本坊の蔵王権現。
奈良には部分しか残っていない仏像や、顔が失われた仏像など、不完全ながら傑作と称される仏像があります。
それらの仏像には興味深いストーリーがあり、ロマンに満ち溢れています。
私はそれらを集めて映像作品を作りたい。
テレビ番組ではなく、映像詩として作品にしたい。
今、そんな思いでいっぱいです。
どうすれば、肩書きのない私に出来るのか、じっくり考えます。」

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