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2016年12月26日 (月)

「桜とともに生きる~吉野・生命と再生の聖地~in奈良へ

12月24日午後1時から、奈良公園の奈良県新公会堂(奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~)で「桜とともに生きる~吉野・生命と再生の聖地~というシンポジウムが行われました。

6月の東京・虎ノ門でのシンポジウムがたいへん好評で、多くの人から奈良での開催要望があったため、主催:奈良県、後援:吉野町、川上村、NHK奈良放送局で12月にも奈良でも開催されました。

会場は500人入るという能楽ホールが満席の盛況でした。
会場には旧知のお知り合いの方や奈良まほろばソムリエの会の皆さんやフェースブックでの知り合いが多数来られていました。

わたしも6月の東京に続いて奈良でも参加することができたのはたいへん有難いことでした。

東京での様子は以前の当方ブログ→鹿鳴人のつぶやき

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当日いただいた53ページにもおよぶりっぱなプログラムから。

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第1部は、北岡吉野町長のごあいさつと法螺貝の演奏と朗読ではじまりました。
司会は、岩渕亜希子さんと大正まろん(小栗一紅)さん。

監督は保山耕一さん、ピアノ演奏、すみかおりさんのオープニング映像の「聖地への誘い」、そして「映像詩・桜とともに生きる」は、素晴らしい吉野を映し出しました。
1年あまりかけて撮影された映像は、プログラムにその製作の過程がくわしく書かれていました。

そして第2部は桜本坊の住職、如意輪寺副住職の講話。
そして岡本先生の「後南朝」のお話、川上村村長のお話。
それぞれにバックに、保山耕一さんによる映像も映し出され、とてもよくわかりました。

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第3部は、司会はNHKの原 大策アナウンサーによるフリートークでしたが、NHK番組にも岡本先生はよく出ておられるのでおふたりはとても息が合っていました。

金峯山寺の五條管領の11月に行われた一昼夜におよぶ八千巻(実際は数万枚とのこと)という護摩法要の様子が映像で映し出され、またお話でも事前に100日に及ぶたいへんな行が行われたということでした。
また奈良県観光局理事の中西 康博氏、岡本先生、五條管領による白熱したお話でした。
岡本先生の長年の宿願である「奈良県みんなで南都の復活を」という一貫した主張。
「京都は公家、金沢は武家による町であるが、奈良は社寺による町なのだ」、「奈良らしい復活を」といった発言で場内に拍手が起こっていました。4時間あまりのシンポジウムは5時過ぎに終了しました。

おみやげに、たくさんの資料や保山耕一さんの吉野の春のDVDをいただきました。
会場入口では本や朱印帳、クリアファイルなどが販売されていて買うと、保山さんの「吉野の秋」のDVDをもらいました。
2つのDVDはたいへんな大作です。ありがとうございました。

そしてご挨拶にもありましたが、これを機会に、奈良県でも南へ、吉野町、川上村、上北山村、さらに十津川村など多くの町村に出かけてもらいたいということでした。(奈良県でも県内の宿に宿泊すれば、バスが実質無料になるなどの支援もされています。)

奈良県の観光公式サイト→http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/


またNHK奈良放送局の「ならナビ」は平日夕方6時30分から7時まで。HPでは放送の翌日以降、コーナー動画も公開しているそうです。
NHK奈良のHP→
http://www.nhk.or.jp/nara/

岡本教授の「大和まだある記」→http://www.nhk.or.jp/nara/program/madaaruki/index.html#1213

小さなホテル奈良倶楽部パートⅡ のブログにも長文で書かれています。http://naraclub-naraclubpart2.blogspot.jp/2016/12/blog-post_26.html

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コメント

おはようございます。

意外にも早く奈良での開催が決まったのは、きっと鹿鳴人さんのご尽力もあったのでしょうね。ありがとうございます。

参加できて感謝感激です。
かなり長時間でしたが、中身の濃い充実した内容でしたね。

かぎろひさん。早速のコメントありがとうございます。荒井知事のご挨拶にも書かれていますが、多くの方から奈良県での開催希望があったということです。わたしも県の部長さんらにお願いしましたが、今回のような早い対応は有難いことでした。それにしてもたくさんの人でしたね。またよろしくお願いします。

奈良での開催を待ち望んでおりました。「よしのやま」このやわらかな響きがとても心地よく私の心の中に染み込んでまいります。シンポジウムのご盛会おめでとうございます。テレビ画面でしか拝見できなかった原アナウンサーを目の当たりにできたり、中西さんの さだまさし さんの例や岡本先生の気さくな語りなど、日頃の喧騒から逃れるようにして参加しましたわたしにとって、心身ともに安らぎの時間を頂き、感謝いたしております。また保山さんと握手、ご挨拶ができ光栄です。重篤な病と闘い、時には過酷な撮影環境にも屈せず素晴らしい映像を作り上げて来られたこと、多くのスタッフとともにご尽力されましたことに敬意を表します。闘病はこれからも続きますが、どうかご自愛くださいましてさらなるご活躍をお祈りしております。ありがとうございました。

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