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2016年5月24日 (火)

重要文化財 安堵町 中家住宅へ

国の重要文化財の奈良県生駒郡安堵町の中家住宅を事前に予約の電話を入れて、訪ねました。

ちょうど萱葺きの主屋の屋根を葺き替え終わったばかりの時でした。はねあげ橋を渡って表門から入りました。

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主屋は万治二年(1659)ころの創建と推定されるということです。

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(画像はクリックすると拡大します)

入ると11のたき口のある、かまどもちょうど修理されているところでした。美しい曲線状に築かれ、勾玉の形をしています。

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座敷にあがって奥様の説明をうかがいながら見学しました。とても古い梅干しを拝見しました。9代目と14代目の当主が漬けたものだそうです。古いほうはなんと1576年とのことです。

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左下は江戸時代の蒸し風呂です。役人などの接客用ということです。
裏の内堀です。ここは入り船の庭というそうです。観月など船を浮かべて来客を接待したそうです。


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新座敷は、近くの大和川の洪水よけに床が普通より80センチくらい高く作られています。新座敷といっても安永二年(1773年)の棟札があるということです。


新座敷の襖絵(部分)宝船図、池大雅の作ということです。
 

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家の外に出て主屋の工事の足場に上がらせていただき、萱(かや)ぶきを拝見しました。材料の萱は、曽爾高原ではいまや採れず、岩手県から取り寄せたそうです。かなり分厚く葺かれています。堅い萱は表面に使われていてやわらかい萱は下に葺いてあるそうです。屋根は雨水が流れるように急勾配です。

もうすぐ素屋根も足場も取り払われるそうですから、良い機会に見せていただいた次第です。なお今年度はトユや壁などの改修があるそうです。そして平成29年春にはすべて改修が終わるそうです。  

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庭先から裏の米蔵から出て内堀を越えて、さらに広い庭を見学させていただきました。中家が個人でもたれている菩提寺の庫裏は、すでにきれいに葺き替えられていました。 

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裏から見た中家住宅です。竹やぶも屋敷のまわりにたくさん広がっています。敷地はなんと3500坪ということでした。

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門を出て屋敷の外周を歩いてみました。多聞城門と書かれた碑がありました。奈良市の多聞城の門のようです。またくわしく伺いたいと思います。

 

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まわりには外堀があり二重の堀に囲まれた屋敷ということがよくわかりました。 

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江戸時代初期の歴史的な建造物の保全と公開はなかなかたいへんなご苦労だろうと思います。また丁寧にご説明いただき、どうもありがとうございました。 

奈良まほろばソムリエの会の西川誠さんが、「なら再発見」でくわしく書かれています→http://www.stomo.jp/3k_kiji/3k140517.html

安堵町のhpの中家住宅の説明です→http://www.town.ando.nara.jp/contents_detail.php?co=&frmId=258

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くんなか

国中の江戸期の屋敷の茅葺きの萱葺きなおし家中涼し(やまと歌壇)

 

 

 

 

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