ブルーノート 京都からならまちへ
3月22日付の奈良新聞は以下のように伝えています。
(写真は4月2日夕方通りかかって撮影。わたしもまだ行くチャンスがありません。)
奈良市の旧市街「ならまち」の一角に4月、京都市中京区にあったジャズバー「ブルーノート」が移転オープンする。半世紀以上にわたり関西一円のジャズ愛好家に親しまれた名店が、古都・奈良に新たなを文化の息吹を運んでくる。
同店は昭和37年、学生の街だった河原町でジャズ喫茶として開店した。49年にはステージができ、毎月約20組のミュージシャンが出演。国内はもとより米国や北欧、フランス、オーストラリアなど海外のプレーヤーも来演し、常に新しい音に出会えるホットスポットとして歩み続けた。
しかし、経年とともに店舗は老朽化。周辺の再開発が進んで地盤が傾くなど、維持に限界が見えてきた。また、大学の移転で街自体も様変わり。大和郡山市出身のオーナー大東久夫さん(65)は「学生が集まり、何かが生まれる。そういうエネルギーを京都に感じなくなった」と語る。
最終的に古里奈良への移転を決意。店は今年2月、惜しまれつつ五十数年の歴史に幕を降ろした。
奈良への移転には、高校時代の同級生らの誘いも大きかった。猿沢池の南約100メートルの勝南院町で売り物件にめぐり合い、天井や間仕切りを取り払って遮音施工するなど町家をリフォーム。誕生した約70平方メートル(44席)の空間は、京都の店舗の2倍の広さになる。
旧店の遺産の一つに約5千枚のレコードもある。大東さんは「ジャズを通して奈良の文化活動を応援したい」と意欲に燃えている。
ライブは土・日曜、祝日の午後4時~7時ごろまで。水・木曜休。
問い合わせは同店、電話090(3728)1267。
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