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最近、なら記紀・万葉のWEBサイトがリニューアルされたということです。以下のページをご覧ください→http://www3.pref.nara.jp/miryoku/narakikimanyo/
facebookもはじめたということです。
今、入江泰吉記念奈良市写真美術館では、入江泰吉「春の大和」展がひらかれています。6月12日まで。またゼラチンシルバーセッション巡回展も同時開催されているということです。くわしくはHPをごらんください→http://irietaikichi.jp/
奈良国立博物館、奈良県立美術館、入江泰吉記念奈良市写真美術館、3館めぐりはトライアングルといっておすすめです。
5月13日(金)から15日(日)のならシネマテークは「めぐり逢わせのお弁当」。インド映画です。奈良女子大学の講堂でひらかれます。くわしくはHPをご覧ください。ワンコインの500円です。なら国際映画祭のレッドカーペットクラブに入会すると無料で見ることができます。→http://cinematheque.nara-iff.jp/
この9月に行われる、なら国際映画祭ですが、奈良市からの補助金が3月の市議会でほかの予算と共に、なぜかカットされました。カットされた理由は存じませんが、2年に1度のなら国際映画祭はぜひ成功してもらいたいと思います。
左、河瀬直美監督。右、映像作家の保山耕一さんと中野実行委員長。
先日もなら国際映画祭全力応援上映会という、保山耕一さんの梅から桜の季節の奈良のすばらしい映像の上映会がひらかれたり、応援の動きもでてきました。会場でもなら国際映画祭のレッドカーペットクラブ会員募集を呼びかけておられました。年会費1万円ですが、毎月のならシネマテークを会員になると無料で見られますし、なら国際映画祭も見ることができます。またオープニングでレッドカーペットを歩くことができます。わたしも数年前から入会していますが、前回はレッドカーペットも歩くことができました。ぜひ入会をおすすめします。
なら国際映画祭のHPです→http://nara-iff.jp/
このほど近畿経済産業局は、近畿のイケテル商店街を発表しました。
近畿地域の2府5県には約2400商店街が存在するとされており、厳しい経済情勢や大型店舗等との厳しい競争にも係わらず、商品力や地元のニーズに対応した取組により、再生・活性化を図っている商店街は数多く存在します。
近畿経済産業局では、良好な立地環境や優れたリーダー・キーパーソンの存在等商店街を取り巻く環境が様々である中、「商機能」、「公共機能」、「組織」の3つの強化に基づく取組を継続的に推進し、成果を挙げている近畿管内の商店街を「イケテル商店街」として、今年度30カ所程度を選定し、順次ヒアリングを行って、その取組と成功要因分析を公表することとしました。ここに紹介させていただいた「イケテル商店街」の様々な取組が、商店街関係者の皆様方の今後の商店街運営において、大いなるご参考となりますことを期待するとともに、本HPをご覧になった多くの皆様方がこれらの「イケテル商店街」に興味を持たれて、ご来訪されることを期待しております。なお、本HPでは、十分に紹介しきれない「イケテル商店街」がまだまだたくさんあるとは思われますが、引きつづき発掘して掲載を続けて参りますので、ご期待下さい。
【注1】
商店街の選定及びヒアリングを実施するに当たりましては、株式会社全国商店街支援センター外部リンク 新しいウィンドウで開きます所属の「商店街よろず相談アドバイザー」(以下、AD)の内、当局管内に在住しているADの方々のご協力をいただいております
【注2】
中小企業庁においては、過去4回に亘って全国ベースの「がんばる商店街」(PDF:95KB)PDFリンク 新しいウィンドウで開きます214ヶ所を公表し、近畿経済産業局管内は32ヶ所の商店街が選ばれておりますが、今回の「イケテル商店街」では、これら32商店街は対象から外させていただいております
もちいどのセンター街の南に続く、おとなりの「しもみかど商店街」が選ばれました。おめでとうございます。
しもみかど商店街と臼井理事長ご夫妻(近畿経済産業局のHPから拝借)。
もちいどの夢CUBEの卒業生のサンカクのYさんのことも紹介されています。
くわしくは以下の近畿経済産業局のHPをご覧ください。
→HP
画像はクリックすると拡大します。
23日、興福寺三重塔近くにある興福寺会館で、奈良の八重桜を愛でる会主催の講演会がありました。講師は、前春日大社権宮司の岡本彰夫さんによる「近世奈良の風情」というテーマの講演です。興福寺がいかに別格であったか、石高あるいは末寺のこと、神社のこと、一条院、大乗院の話などを中心にお話がありました。江戸時代の、お寺や公家の話などユーモアをときおりいれながらお話されました。ときにめったに聞けないマニアックなお話まで興味深いお話でした。1時間があっという間に過ぎました。
最初と最後にいわれた「南都の悲願」はいろいろな社寺の復興保存がいかに大切であるか、「南都の悲願」の達成に多くの支援を願いたいという主張が印象的でした。寄付や寄進の基準は「ちょっと痛いな」というくらいの額ということでした。
境内はちょうどナラノヤエザクラが咲いていました。この朝、木の名札を掲げたということでした。「ナラノヤエザクラは桜の中で一番最後のトリとして咲いている。最初、赤いつぼみで、ピンクに咲き、そして最後に赤く咲く、老齢社会で人生の最後を赤く咲くというのは暗示的ではないか」とは、ご挨拶の興福寺貫首の多川俊映師の話でした。
金曜日と土曜日は午後7時まで、奈良県立美術館は藤城清治展を開館していることを確かめて夕方から出かけてみました。その前に興福寺境内を通ると、23日から5月8日まで北円堂の特別開扉されることや25日(月)は文殊さんのお稚児さん行列などがあることがわかりました。
県庁東のナラノヤエザクラも咲いていると聞きましたので見てきました。こんな満開ははじめて見ました。ふつうのぼってりとした八重桜ではなく清楚な感じがします。
画像はクリックすると拡大します。
そして奈良県立美術館の藤城清治 光のメルヘン展へ。
藤城清治さんの展覧会は2012年にも開催されたいへんな人々が訪れて好評だったそうですが、今回はまだ始まったばかりということでしょうか、午後5時過ぎということだからでしょうか、とても空いていてゆっくり1時間半ほどかけて拝見できました。なにしろ展示点数は200点以上ありとても充実していました。
藤城清治さんは92才になられたそうです。少し前、脊髄狭窄症で手術をされたということですが、病や悩みは人間つきもの、その病を克服すること、創作することが大切であり、まだまだこれから、といったメッセージが掲げられており、92才の回顧展ではなく、道半ばであり、創作活動をする人は若々しいと感心しました。
展覧会のhp→☆
そして、ちょうど「どっぷり、奈良漬」のtetsudaさんのブログでくわしく展覧会の様子を書いておられます→☆
そして登大路町あたりは6月のムジークフェストの旗がひらめいていました。午後6時半になってもまだあたりは明るく日が長くなったことを実感しました。
写真はすべて4月22日撮影。
平城宮跡にて5月3日から5日まで平城京天平祭が開催されます。くわしくはHPをご覧ください→http://www.tenpyosai.jp/
奈良国立博物館では今、信貴山縁起絵巻・特別展が開かれています。(5月22日まで)
全三巻、全場面を全期間公開ということで好評です。
1、山崎長者の巻、2、延喜加持の巻、3、尼公の巻、
3巻合わせて全長35m越えということです。
また大画面で3巻の全場面を映像で大写しに拝見することができました。いきいきとした筆致でみごとな絵巻でした。
また毘沙門天王の信仰の至宝や、国宝粉河寺縁起絵巻(部分)なども。
平日の昼下がり、ゆっくりと拝見することができました。これはぜひおすすめの展覧会です。
奈良国立博物館のHPです→☆
そして、しばらく耐震工事や内装工事をされていた、奈良国立博物館の本館、なら仏像館は4月29日いよいよリニューアルオープンということです。展示法も新しくなっているようでこれも楽しみなことです。
天気も良く、博物館の開放されている庭園を散策。ナラノヤエザクラは見ごろはもうすぐのようで少しだけ咲いていました。ほかの八重桜は咲き誇っていました。
春日大社 式年造替について、春日大社の花山院宮司さんからお話を聴きました。
最初に4月30日まで京都祇園甲部歌舞練場で、都をどりが行われていること。
そして大阪の日本橋の国立文楽劇場で4月24日まで、妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)の文楽公演の紹介がありました。いずれも奈良にちなんだ話、春日大社にもふれているといったことでした。
そして、春日大社での式年造替にちなんだ催しがつぎつぎにひらかれています。
6月の狛犬の初公開の話。
8体のうち6体が800年くらい前、平安の終わりから鎌倉時代に作られたとても古くて素晴らしい狛犬ということでした。NHKの紹介ビデオも拝見しました。
→http://www.kasuga-houshuku.jp/
最後に、JR東海のうましうるわし奈良に、春日大社が登場しています。HPで映像をみることができます
→http://nara.jr-central.co.jp/campaign/kasugataisha2016/
ことしの奈良はやはり春日大社の式年造替です。
14日からの熊本県を中心とする大地震にお見舞い申し上げます。
数年前、九州新幹線に乗って熊本市の先進地域を見学に行きました。
またすこし前、「ブラタモリ」で2回にわたって、熊本城や熊本のまちを拝見したばかりです。
電話で尋ねると福岡県の友人宅も大揺れでたいへんだったそうです。
いつどこかで起こるかもしれないことをあらためて思い知ると共に、東北、九州の皆様にお見舞い申し上げます。
3月22日付の奈良新聞は以下のように伝えています。
(写真は4月2日夕方通りかかって撮影。わたしもまだ行くチャンスがありません。)
奈良市の旧市街「ならまち」の一角に4月、京都市中京区にあったジャズバー「ブルーノート」が移転オープンする。半世紀以上にわたり関西一円のジャズ愛好家に親しまれた名店が、古都・奈良に新たなを文化の息吹を運んでくる。
同店は昭和37年、学生の街だった河原町でジャズ喫茶として開店した。49年にはステージができ、毎月約20組のミュージシャンが出演。国内はもとより米国や北欧、フランス、オーストラリアなど海外のプレーヤーも来演し、常に新しい音に出会えるホットスポットとして歩み続けた。
しかし、経年とともに店舗は老朽化。周辺の再開発が進んで地盤が傾くなど、維持に限界が見えてきた。また、大学の移転で街自体も様変わり。大和郡山市出身のオーナー大東久夫さん(65)は「学生が集まり、何かが生まれる。そういうエネルギーを京都に感じなくなった」と語る。
最終的に古里奈良への移転を決意。店は今年2月、惜しまれつつ五十数年の歴史に幕を降ろした。
奈良への移転には、高校時代の同級生らの誘いも大きかった。猿沢池の南約100メートルの勝南院町で売り物件にめぐり合い、天井や間仕切りを取り払って遮音施工するなど町家をリフォーム。誕生した約70平方メートル(44席)の空間は、京都の店舗の2倍の広さになる。
旧店の遺産の一つに約5千枚のレコードもある。大東さんは「ジャズを通して奈良の文化活動を応援したい」と意欲に燃えている。
ライブは土・日曜、祝日の午後4時~7時ごろまで。水・木曜休。
問い合わせは同店、電話090(3728)1267。
(画像をクリックすると拡大します)
三条通の橋本町御高札場前のクロネコTABIセンター2階で、西村幸祐作品展「切り絵で見る 仏像の美」がひらかれています。4月30日まで。入場無料。
仏像の切り絵が20数点展示されています。1枚の紙による切り絵は、仏様の表情をみごとに切り抜いています。
感想メモを入れておきましたら、西村さんからご丁寧に以下のようなメールをいただきましたので紹介します。
「拝観したイメージが、お寺さんで売られている絵葉書や写真集のフルカラーの画像と大きくことなるため、モノトーンで表現する手法を我流で見出しました。
作品も千点を超え、切りたい仏像をすべて作品にした今、風景作品にも取り組んでいます。
拝観した仏像をデザインして切り絵に仕上げていると、いつしか鏡の湖面の如く心静かになれます。
また、切り過ぎず「闇」の部分を大切にしていると、見えない何かが見えてきます。
世の中、何時、何処で、誰と、どう繋がるかわからないことを面白いと感じ、同時にどんな小さな繋がりも大切にしたいと心掛ける今日この頃です。」
西村さん、どうもありがとうございました。
4月24日(日曜日)ホテルサンルート奈良で以下のような、保山耕一さんの映画会がひらかれます。
ぜひおすすめの映画会です。
主旨にご賛同いただけます皆様のご来場を、 応援メンバ一同、心からお待ち申し上げます。
お申し込みは詳細はこちらからどうぞ。
https://www.facebook.com/events/219595015083181/
15日付朝日デジタル新聞は以下のように伝えています。
奈良市の当初予算から補助金がカットされた「なら国際映画祭」を応援するため、市民有志が24日に映像作品のチャリティー上映会を開く。一人の映像作家の呼びかけに多くの人が応え、実現にこぎつけた。
映画祭は2010年から隔年開催で今回が4回目。実行委員会は従来の規模で開くために、市民や企業に寄付を呼びかけている。
「応援上映会」は、生駒市の映像作家保山耕一さんが13日にSNSで呼びかけた。運営の手伝いや会場提供の申し出が相次ぎ、即日開催が決まった。
保山さんは13年にがんの手術を受けた。仕事ができず絶望していた頃、前回の映画祭で上映作品推薦やトークの依頼を受け、社会とつながる喜びに希望の光を感じた。「少しでも恩返しをしたい」と、上映会を思い立ったという。
抗がん剤治療を続けながら撮り続けている奈良の映像「梅と桜の大和路」を上映。月ケ瀬や賀名生の梅林、吉野山や如意輪寺、藤原宮跡、橘寺、山添村、宇陀市の桜などが映し出される。機材などの必要経費を差し引いて、全額を映画祭に寄付する。
奈良市のホテルサンルート奈良で24日午前11時、午後2時、午後5時の3回。各回定員40人。約1時間の上映後、保山さんと映画祭実行委員長の中野聖子さんによるトークがある。入場料は2千円以上。申し込みはフェイスブック(https://www.facebook.com/events/219595015083181/別ウインドウで開きます)で。保山さんのメール(hozankoichi@gmail.com)でも受け付ける。先着順。(古沢範英)
ならどっとFMのFREEの地域情報誌です。4月から6月号の表紙です。
月曜日、13時から14時53分の新番組「フラ・ループ」です。そちらに奈良の商店街のショップがつぎつぎと登場されます。先日は、東向き北商店街からHさんが登場。東向北町に伝わる江戸時代の古文書の紹介があったそうです。ならどっとFMのHPは→http://narafm.jp/
インターネットサイマルラジオでパソコンやスマホでいつでもどこでもクリアなラジオが聴けますのでお試しください。
もちいどのセンター街のアーケードの案内で表彰されたことを奈良県のHPに載っていると友人から連絡がありました。PRで恐縮ですが→http://www.pref.nara.jp/43041.htm
写真は奈良県のhpから拝借。
「第3回なら景観調和広告賞 表彰式を実施しました
日時:平成28年3月24日(木曜日) 午後2時~午後2時30分
場所:奈良県庁 本庁舎2階 くらし創造部長室
「なら景観調和広告賞」は、地域の特性を生かした良好な景観の保全・創造のため、周辺の景観に調和・配慮した広告物を広く募集し、優れた作品を表彰することにより、景観や屋外広告物に対する意識と関心を高めていただくことを目的とした表彰制度です。
第3回となる今回は、応募総数61点の中から「一般広告部門優秀賞」「独立広告部門優秀賞」「歴史的広告活用部門優秀賞」「歴史的広告活用部門奨励賞」の3部門4賞が選出されました。
表彰式には、それぞれの作品に関わった広告主、デザイナー、制作・施工者にご出席いただき、表彰を行いました。」
もちいどの商店街の「ならまち」の看板良きと表彰される(毎日新聞やまと歌壇)
奈良市内では4月24日(日曜日)第5回日本酒バルがひらかれます。販売枚数に限りがありますのでお早めにどうぞ。
くわしくは日本酒バルのFACEBOOKページをご覧ください。→http://facebook.com/sakenarakai/
奈良ロータリークラブ主催の平城京ウォークは4月9日に行われました。朝9時までに、大安寺南門に参加者がつぎつぎと来られました。マスコミや市民だよりなどの広報が良かったようで、予定以上の250名も集まりました。また幸いとても良い天気に恵まれました。受付を済ませて出発式。仲川奈良市長のあいさつ、奈良ロータリークラブの安田勝彦会長、河野良文委員長(大安寺貫主)のあいさつがありました。
最初に大安寺を出て南へ、すぐに元石清水八幡宮である八幡神社に。
そしてさらに南にいくと、大安寺の七重塔あとに。ここで奈良市埋蔵文化財調査センターの所長さんの説明を聞きました。基壇の一辺が24mととても大きいことからたいへんな高さと大きさの七重塔であったことがわかるということでした。今、基壇整備が行われているところであるということでした。西の塔の芯礎は残っているがあとの石は1600年ころ郡山城の築城のため持って行かれたと推測できるということでした。
そこからなつかしい田んぼのあいだの地道を歩いて、JR大和路線の踏み切りを越えて、奈良市埋蔵文化センターへ。大安寺の発掘品がたくさん展示されていました。奈良時代いかに大きい寺であったか、そしていろいろな天皇の時代、所を変えて、名前も変えて、そして平城京に移り左京の学問の寺として僧坊には800人を超す僧侶がいたこと。また海外からの僧侶も大安寺を訪れたいへん国際的であったというお話でした。
佐保川べりを歩いて北へ。桜並木が先日の大雨にもかかわらず、まだ咲き誇っていてくれていました。そして時折、風に吹かれて花びらが散りかけてとても風情がありました。
奈良県図書情報館前で、平城京の地図を前にしてボランティアガイド「朱雀の会」の皆さんの説明を聞きました。また藤原仲麻呂のとても広い屋敷あとの話もありました。
住宅地や市立三笠中学校の近くが広大な藤原仲麻呂の屋敷跡ということですが、看板や表示はなくて残念なことです。
そして、三条通りを横切って、かつての県営プールや奈良警察署あとの発掘現場にいきました。まだ発掘中でくわしい発表はありませんが井戸が多数見つかり、相当の貴族の屋敷あとであると推測されるということでした。ここには2020年までに大規模なJWマリオットホテルが建設され、2000人規模の大ホール、NHK奈良放送局、商業施設などが建設されると新聞では報じられています。
このあとコースは、大宮通を西へかつての宮跡庭園を見学、そして奈良市役所で平城京の大きなジオラマを見学、長屋王の邸宅あと(いまイトーヨーカドー)を通って、いよいよこの日のゴールの平城宮跡の朱雀門へ。
大安寺から平城宮跡への平城京の左京を歩いて実感できるウォーキングとなりました。参加の皆さま、お疲れさまでした。10日付の奈良新聞もくわしく報じています。
4月1日から奈良県ビジターズビューローのHpがリニューアルされ、新しく「あをによし奈良ネット」というそうです(旧大和路アーカイブ)。→http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/welcome/
毎月楽しみにしている 川嶌一穂さんの美ビット見て歩きは、4月8日、お釈迦さまの花祭りを取り上げておられます。国宝の東大寺の誕生仏は有名です。そしていろいろなエピソードがあるそうです。
東大寺花祭り
写真=誕生釈迦仏立像および灌仏盤(国宝・銅造鍍金・8世紀)=奈良国立博物館提供
きょう4月8日は花祭り、お釈迦様の誕生日である。奈良でもあちこちの寺で行事が行われるが、一番のおすすめは東大寺だ。朝8時から法要が行われ、午後3時頃まで、大仏殿正面に置かれた誕生釈迦仏に甘茶を灌(そそ)ぎ、また甘茶をいただくことができる。
ずいぶん前のことだが、青々とした杉の葉と、馬酔木と椿の花で美しく荘厳された花御堂の中に、幼児そのものの体型をして微笑みをたたえて立つ像を拝見して、たちまちに魅せられてしまった。ぷっくりとした腕にくびれの輪まで表現されているのは、仏師がきっと自分の子や孫を観察したことだろうと勝手な想像を巡らせている。
花祭りは一体いつ頃から行われているのだろう。東大寺の大仏開眼供養は、天平勝宝4(752)年4月9日に行われたが、当初の予定では前日の8日、つまり釈迦生誕の日に執り行うことになっていた。実際日本で最初の本格的仏教寺院である飛鳥寺の釈迦像は、造像開始も開眼も4月8日であったという(『東大寺ー美術史研究のあゆみ』里文出版、平成十五年)。
ということは、東大寺に伝わるこの誕生釈迦仏と灌仏盤(かんぶつばん)は、まさに1264年前の大仏開眼供養会でおまつりされた可能性が高い。
大陸周辺に位置する日本を、統一国家として安定させるために取り入れた仏教の総本山として東大寺を創建し、本尊である大仏の開眼供養を釈迦生誕の日に行なう。勤める導師は、釈迦生誕の地であるインドの僧・菩提遷那(ぼだいせんな)。何とも壮大な国家プロジェクトではないか。
誕生釈迦仏と灌仏盤は、うれしいことに現在東大寺南大門の北西に隣接する東大寺ミュージアムに展示されている。甘茶を受けるための盤は堂々とした張りを持つ深皿で、表面に飛雲、草花、蝶、鳥、霊獣、鶴に乗る仙人など様々な模様が線刻されている。釈迦仏と同じ初々しく楽しげなデザインが、時代の息吹を今に伝えている。やはり大仏開眼にあわせて造立された八角灯籠火袋羽目板の音声菩薩浮彫りも展示中。
甘茶は本来漢方薬である。もう何十年も、東大寺にほど近い後藤町の北村薬局が奉納されている。すべて国内産を揃えているが、最近は集めるのが難しくなって来たというお話だ。
私事ですが、この3月で退職し奈良を離れて東(あずま)に下ります。これから関東の情報などもお伝えできると思いますので、引続きご愛読のほど、お願い申し上げます。
=次回は5月13日付(第2金曜日掲載)=
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かわしま・かずほ
元大阪芸術大学短期大学部教授。
メモ 東大寺 奈良市雑司町406−1。電話0742(22)5511。東大寺ミュージアム 奈良市水門町100番地。電話0742(20)5511。「誕生釈迦仏立像および灌仏盤」の展示は5月16日まで。
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本文中にも書かれていますが、長らくの奈良市住まいから東京に移られるそうです。また奈良にもお越しになり取材されるでしょうし、関東の情報なども伝えていただくことを期待したいと思います。そしてお元気でますますのご活躍を祈念申し上げます。
QR translatorという、QRコードをスマホなどで読み取るといろいろな言語での読み上げができるものが、奈良市観光振興課でこのほど作成されました。
QR translatorとは
看板や印刷物をとても簡単に多言語化出来る世界で初めてのソリューションです。 サイト上から発行されるQRTコード*を看板に設置したり、文書と一緒に印刷してご利用下さい。 ユーザーが自分の携帯端末でコードを読み取ると、ユーザー端末の言語設定を認識して翻訳文を表示させます。
「1)スマートホンまたはタブレットで読み取って、ページを見られます。
2)各商店街のマップページが、最初に表示されますが、リンクで全体や
他の商店街の所へも行けます。(観光ガイドへも行けます)
3)音声のボタンや、言語選択のボタンもありますので、いろいろな言語での 「読み上げ」を聞くこともできます。(ちょっと機械の棒読みですが)
奈良市の中心商店街関係の情報は、こちらのURLからパソコンでも見られます。
http://qrtranslator.com/0000001592/000157
(リンクをたどって、各商店街のページにいけます)
音声のボタンで、各言語による「読み上げ」を聞くことができます」
また、以下のQRコードを読み取るともちいどのセンター街の情報をスマホやタブレットでいろいろな言語で聞くことができます。
http://qrtranslator.com/0000001592/000164/
これから、奈良市内の商店街などあちこちでこのシールが貼られると思いますのでどうぞご活用ください。
奈良の観光のトップページです
4月のならシネマテークは、4月8、9、10日。
場所は奈良県文化会館小ホールで、
2010年の韓国の映画ということです。
「自殺志願男と4人のゴーストのドタバタ感動コメディ
サンマンは一人で生きることに疲れ果て、何度も自殺を図るもののいつも失敗する。ある日、川に飛び込んだが助けられた彼が目を覚ますと、なぜかゴーストたちの姿が見えるようになっていた。ヘビースモーカーのおじさんや、泣き女ら4人が彼に取りつき、困ったサンマンは、霊媒師に助けを求めるも、彼らの願いをかなえなければならないと言われ......。韓国で大ヒットし、ハリウッドリメイクも決まった感動のコミカルファンタジー。ハンカチをお忘れなく!」
くわしくはHPをご覧ください→http://cinematheque.nara-iff.jp/
京都在住でウクライナ出身のロータリークラブの平和フェローのAさんと地区委員のKさんには先日奈良ロータリークラブで講演していただきたいへんお世話になりました。2週間前は桜にはすこし早かったので、あらためて4月2日に奈良にお越しいただきました。そしてこの日は歩いて奈良を案内しました。10時近鉄奈良駅で待ち合わせ、この日はとても良い天気でしたので、まず奈良県庁の屋上へ(無料)。
この日は見晴らしもとても良い日でした。興福寺五重塔のさらに先には葛城山に金剛山、吉野方面も見えます。そして東は若草山、春日奥山。北は平城山。西は生駒山。県庁からの眺めは好評でした。おすすめスポットです。
そして依水園へ。最初に寧楽美術館見学。そして庭園を散策しました。東大寺南大門、若草山を借景とされた素晴らしい庭園です。欧米人の見学客が多く見受けられました。
そして庭を拝見しながらお昼のうなぎご膳と抹茶とお菓子をいただきました。(電話予約が無難です)
そして東大寺へ。たいへんな人出でした。
手向山神社にお参りして若草山の麓へ。
そして春日大社へお参りに行きましたがこちらもたいへんな人出でした。南門のそばの桜もみごとでした。
春日参道を西へ。
天神社をお参りして奈良ホテルでお茶休憩。奈良ホテルの庭園も桜が満開でした。
奈良ホテルの新しくなったHP→http://www.narahotel.co.jp/
さらに、ならまちの造り酒屋の今西清兵衛商店(春鹿)へ。こちらも満員の盛況。ならまちをめぐって近鉄奈良駅へ、すでに5時過ぎでお見送りしました。歩いてみる奈良のまちの代表的なコースを歩きました。地元にいてもひとりではなかなか歩きませんが、案内した一同、あらためて奈良の良さを感じることでした。この日、私の万歩計は朝から佐保川べりも歩きましたので、19000歩を越していました。お疲れさまでした。そしてこの機会に、桜を愛でながら奈良公園を散策できて何よりでした。
久しぶりに田原本町の唐古・鍵遺跡で有名な唐古池を訪れました。(写真はいずれも2016年3月31日撮影)
田原本町大字唐古から鍵にかけて所在する弥生時代の環濠集落遺跡である。奈良盆地のほぼ中央、標高48~51メートルの沖積地に立地する。1936・7年、国道敷設用採土に伴い唐古池底の調査がおこなわれた。この時に出土した土器や木製品等は弥生時代の総合的な認識をもたらし、畿内の土器編年の枠組みを作った。その後、発掘調査は1977年に再開され、2015年9月までに116次に達している。
集落は、多条環濠を有し、大型建物や高床・竪穴住居、木器貯蔵穴、井戸、区画溝などの遺構で構成されている。大環濠(内濠)は直径400メートルの範囲を囲み、外濠を含めた全体では約42万平方メートルの面積を占める。出土遺物は土器、農工具・容器などの木製品、石鏃や石包丁などの石器、骨角器、卜骨などの祭祀遺物、炭化米、種子、獣骨類など多種多様な遺物、さらには銅鐸の鋳型などの鋳造関係遺物、褐鉄鉱容器に入ったヒスイ製勾玉、楼閣が描かれた絵画土器など特殊な遺物も出土している。これらの遺構・遺物から本遺跡は、近畿地方の盟主的な集落と考えられている。
画像はクリックすると拡大します。
有名な復元された楼閣です。池の周囲は桜が見ごろで並木のようにきれいに咲いていて、一周散歩しました。
さらに東に500mほどいくとさらに高い展望台があるとあとで地元のK君に聞きました。
唐古・鍵遺跡については→田原本町のHP
唐古池楼閣ひかり桜木も今咲き誇る水面に映えて(毎日新聞やまと歌壇)
奈良に桜満開と発表されました。4月2日佐保川の桜も満開近しとのこと、新大宮の大宮橋から大仏鉄道記念公園までの様子です。
人気のまんとくんも作者のクロガネジンザさんから届いています。
今年のあんどんのメッセージのテーマは「変える」です。
海龍王寺の石川重元住職からは「変える勇気が変わる勇気に 理念を現実に」。切り絵作家の西村さんの作品も。
「お変りございませんか。お元気でお逢いできたこと何よりです。世の中変りました。気候環境も変りました。生活の仕組みも変りました。今の変り方で良いのかな。世の中私たち暮らしを変えるのは私たち一人ひとりです。思いやり愛する心は変えないで又元気で逢えますように。」
「桜愛(め)で変わらぬ奈良の良さを知る」という当方の作も。
そして、大仏鉄道記念公園の枝垂れ桜も満開近しです。多くの人が写真を撮りに来ておられました。この機会にお出かけください。かぎろひさんがもっと上手な写真でブログにアップされています。かぎろひさんのブログ→☆
久しぶりに明日香を訪ね、奈良文化財研究所の飛鳥資料館(65才以上無料)を見学したあと、西国三十三ヶ所の岡寺にお参りしました。ちょうど桜が見ごろで何よりでした。
少し登って奥の院から。そして三重塔。
明日香村を遠望。この日は天気が良くて、すこし霞んでいました。
岡寺のhpです→http://www.okadera3307.com/
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