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2016年3月27日 (日)

十一面観音さま特別開帳の海龍王寺へ

ユキヤナギが美しく咲いていて、観音さまの特別開帳も始まったということを聞きましたので、良い天気の出勤途中、朝9時の開門と同時に、平城宮跡近くの海龍王寺にお参りにいきました。

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昭和28年まで長い間公開されていなかったという観音様は、鎌倉時代の慶派の作でとても保存状態もすばらしく、真近で拝観できました。確かに身につけられている装飾具は風でしょうか気配でしょうか、かすかに揺らいでおられました。こんなに真近で拝観できて有難いことです。

十一面観音菩薩立像様および光明皇后の自筆のお経などの特別拝観は、3月23日(水)~4月7日(木)まで。そして5月1日(日)~9日(月)までということです。この機会にお出かけください。

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いろいろな鳥が鳴く境内にはユキヤナギが咲き、桜も咲き始めていました。

会津八一の歌碑は沈丁花などに囲まれていました。

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しぐれ の あめ いたく な ふり そ こんだう の はしら の まそほ かべ に ながれむ

いつものように 会津八一研究家の友人 素空氏の解説です→ 

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ご住職の石川重元師にもお会いでき、お話もできました。海龍王寺のHPです→

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そして何よりこの日、出かけるきっかけとなった映像作家の保山耕一さんの海龍王寺、3月24日の素晴らしい映像です→海龍王寺

春風に観音様の腰辺り装身具など揺らめきてをり
                         (新アララギ7月号)

 

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コメント

 秋艸道人は、奈良帝室博物館で法輪寺の十一面観音を拝観した際、≪本来動くはずの無い固定された瓔珞(金属)が動いたとしてそこに微風を見≫て、「くわんおん の しろき ひたひ に やうらく の かげ うごかして かぜ わたる みゆ」と詠みました。   http://surume81.web.fc2.com/hitorigoto/81/ka/ka.html#kuwannonn
 海龍王寺さんの十一面観音さんが身に着けておられる装飾具は実際に揺れていたようですが、鹿鳴人さんは、どのような歌を詠まれたのでしょうか。
 

やいちさんコメントありがとうございます。そうですね。私もその歌を思い出し、実際に装身具が動くこともあるんだと思いました。
歌はまた詠んでみます。またよろしくお願いします。


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