長岡文雄先生のこと
長岡文雄先生には奈良女子大学文学部附属小学校で4年生から6年生まで担任をしていただき、たいへんお世話になりました。
1960年12月には、NHK教育テレビの全国放送、「教師の時間」で、東南アジアのゴム栽培について、30分間の当時とてもめずらしいテレビ番組で授業をされて、わたしどものクラスが出演しました。かなり痛んだビデオながら今も残っています。
長岡先生は30数年の現場教師を経て、そのあと兵庫教育大学や仏教大学で後輩の先生を教えられました。日本の社会科教育にたいへんな足跡を残され、今も研究テーマになっているということです。
そして昨年来、東北大学大学院のUさんが修士論文に、長岡先生の教育をテーマにとりくまれ、仙台から奈良へ何度も来られ、このほど分厚い修士論文が完成しました。
私も昨年、長岡先生の生徒として2度に亘って、Uさんの長時間インタビューを受けました。
その労作がこのほど送られてきました。
私は教育の詳しいことはわかりませんし、当方らかつての生徒とのインタビューはそのまま修士論文にのっているわけではありませんがとてもうれしいことです。
Uさんはその研究の成果をいかして、この春からご出身の静岡県の中学校の社会科の先生として赴任されるということです。
Uさんの前途を大いに期待したいと思います。
※余談ながら、当方の店やギャラリーの看板の字や包装紙の字は、文鳳会同人の書道家でもあった長岡先生に書いてもらいました。(長岡二朗氏撮影)
先生は春日大社や生駒聖天さんでも書を遺しておられます。
« 3月25日から、花 feeling作品展~花あかり~ | トップページ | 氷室神社へ »
看板の文字はどなたかと思っていました。恩師ならありがたさもひとしおでしょうね。教育の大切さを思う季節です。
投稿: 小久保忠弘 | 2016年3月21日 (月) 09時49分
小久保さん。コメントありがとうございます。長岡先生は50年に亘って春日大社の夏の清書会を指導されました。またいまも春日大社拝殿などに書を遺しておられます。
投稿: 鹿鳴人 | 2016年3月21日 (月) 10時04分