お水取り展 奈良国立博物館
東大寺修二会に先立って、2月6日から奈良国立博物館では「お水取り」展がひらかれます。
「お水取りは東大寺二月堂でおこなわれる仏教行事で、正式には修二会(しゅにえ)と言います。行事の目的は、仏の前で罪過を懺悔すること(悔過(けか))。現在3月1日から14日間にわたっておこなわれる本行では、心身を清めた僧(練行衆(れんぎょうしゅう))が十一面観音の前で宝号を唱え、荒行によって懺悔し、あわせて天下安穏などを祈願します。
お水取り(修二会)は、天平勝宝4年(752)に東大寺の実忠和尚(じっちゅうかしょう)が初めて十一面悔過を執行して以来、一度も絶えることなく不退の行法として約1260年にわたって実施され続けてきました。そこには東大寺が歩んできた長い歴史が刻み込まれています。
本展は、毎年、東大寺でお水取りがおこなわれるこの時季にあわせて開催する恒例の企画です。実際に法会で用いられた法具や、歴史と伝統を伝える絵画、古文書、出土品などを展示します。お水取り(修二会)への理解が深まる一助となれば幸いです。 」
HPは→お水取り展
« 東アジア文化都市2016奈良市 | トップページ | 「悔過懺悔(けかさんげ)の祈り」展 »
コメント