街中は無料の「ジム」
奈良ロータリークラブで、奈良県立医科大学の赤井靖宏先生の話を聞きました。
タイトルは「糖尿病は万病のもと!~早期発見と予防のポイント」についてのお話です。
60歳以上では40%が糖尿病かその疑いということです。
日本人は糖尿病になりやすい。
糖尿病はともかくも合併症がこわい。
眼と腎臓の検査は1年に1回はして欲しいとのことでした。
また祖父や祖母、父や母、その兄弟の死因を表にすることも大切。
時には空腹時の血糖値だけではなく、食後の血糖値も注意をする必要がある。
糖尿病の予防あるいは対策として、やはり食事療法。
食事の最初にほうれん草のおしたしなど緑色の野菜を食べるとおなじ食事でも血糖値があがらないということでした。
また、ラーメンとライスとか関西でよく食べられるお好み焼きとライスとかの食事は、でんぷんででんぷんを食べるので一番良くないということでした。
間食はとる必要がない。
3時のおやつも不要とのこと。
お酒類はカロリー高い。
果物も糖分が高いので要注意。
野菜の中でもニンジンは案外糖分が高い。
ゆっくりよく噛んで食べること。箸休めをすること。
一方、運動ですが、食後1時間の間が有効。
たまにジムへ行ってもなかなか続かない。
よく歩く人は糖尿病になりにくい。
車に乗らずできるだけ歩くことがよい。
歩くことはたとえば1日7000歩など。
万歩計を持つことが良い。(最近携帯電話には歩数を数える機能がついています)
何より町を歩くことがジムになりますとのこと。
「街中は無料のジム」というのは大いに共感することです。
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鹿鳴人さんは、よく歩いておられるので大丈夫ですね。
私も、できるだけエスカレーターやエレベーターを使わずに階段を上るようにしています。その成果でしょうか、血糖・HbA1cともに正常値です。
なお、「糖尿病患者はアルツハイマーの発症リスクが4.6倍に」と言う研究結果もあるようです。 https://info.ninchisho.net/prevent/p30
投稿: やいち | 2015年12月28日 (月) 10時48分
やいちさん。コメントありがとうございます。
やいちさんこそあちこちよく歩いておられますね。
幸い、わたしも血糖値は何も指摘されていません。しかし心がけて歩かないと、ついつい歩数が伸びません。
先日の外山滋比古先生のように、90いくつになっても歩くことが健康の源のようにいっておられますね。日野原先生は100いくつでも階段歩いておられるし、小食だとテレビの番組で特集されていました。
投稿: 鹿鳴人 | 2015年12月28日 (月) 11時32分