春日大社 檜皮・お砂奉納千人行列へ
10月17日、春日大社第六十次式年造替奉祝行事の「檜皮・お砂奉納千人行列」があり参列してきました。10時過ぎから登大路園地(奈良県庁前)で出発式がありました。最初に西口広宗奉賛会会長のごあいさつ、そして花山院春日大社宮司さんのごあいさつがありました。
この日はとても良い天気でした。平城天平祭りの奈良時代の装束をきた皆さん、春日若宮おん祭の大名行列の皆さんも参列され華やかな雰囲気でした。
神職によって修祓が行われました。巫女のみなさん。
そして奈良県御杖村の皆さんによる、「桃俣伊勢道中唄」もハヤシ言葉の入るにぎやかな歌でした。出発前に手拍子をしたりハヤシ言葉の稽古もしました。歌詞カードです。
お砂運びは、白い小石を白い小さな袋に入れられて運びます。そして檜皮(ひわだ)です。
10時40分お渡り行列の出発です。わたしは花山院春日大社宮司さんとご一緒に先頭グループで、興福寺境内を通り一の鳥居をくぐりました。
大勢の参加のみなさんがようやく全員一の鳥居をくぐり列を整え春日参道を、お砂を運んでお渡り行列をしました。
長いお渡り行列はえんえん500m続いたとのことです。
参道には観光にこられた人々があちこちでカメラやビデオを撮ってくれています。
奈良公園の鹿たちも見物したり林の中をいっしょに歩いているようでした。
やがて二の鳥居をくぐり本殿近くでお砂を奉納しました。そして御仮殿をお参りして無事千人行列を終えました。
よく歩く春日参道ですがこの日はゆっくり歩きましたのでまわりの木々や石灯篭も良く見え、また神々しく長い道のりに感じました。うまい具合に旧知のGさんに出会い写真を撮ってもらいました。
この日いただいた木札そしてお砂奉納した袋、奉納の證。
18日も同じように奉納お渡りが行われます。そして春日野音楽祭も初めて開かれます。幸い天気も良さそうです。大いに盛り上がることでしょう。
そして、いま本殿ではちょうど古い檜皮を取り除かれる工事をされています。先日、12月のおん祭りのための会議のとき、友人とお参りに行き心地よい槌音を聞くことができました。
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