奈良 橋本町御高札場 復元30年
江戸時代に三条通ともちいどの通りの交差した札の辻に、奈良 橋本町御高札場がありました。
資料に基づき、昭和59年に地元橋本町自治会と南都まほろば会によって復元されました。
30年の歳月により木はすこし古色がつき落ち着いてきました。ガイドの方が説明されていますし、多くの観光客の皆さんにもよく足を止めていただき、すっかり町になじんでいます。
そしてこの5月にすこし修理されることになりました。
実は昭和59年(1984年)に高札場が復元されるとき、タイムカプセルということで、基礎のところに陶器の瓶に資料が入れられていました。そこでこのほど30年ぶりに掘り起こされタイムカプセルが開けられました。陶器のふたはじょうぶな接着剤で閉じられていて、中は炭や乾燥剤で覆われていました。
陶板にタイムカプセル埋設など書かれています。当時20才代30才代のメンバー有志の写真が特に30年の歳月を感じます。皆やせています。(この日わたしは欠席だったようでのっていません)
ほかにも復元に至った経過を書いた文や、奈良市史編纂室にお世話になったこと、長野県妻籠に高札場を見学にいったこと、などの文書も多数入れられていました。そして当時の新聞です。阪神バースが見出しに載っています。
右上は当時の再現予定図です。
そして現在修理中です。以下は5月16日17日に撮影。
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