「古典不要論への反撃!?書評劇場」
いつも精力的な活動をされている旧知の奈良大学教授の上野誠先生がまたまた本を出されました。
ときどき読売新聞の書評で、上野先生によるいろいろな本の書評を拝見していました。早いものでずいぶんその書評が書き溜められたようです。
お手紙によれば、「3年前、一念発起しまして、大学に入り直しました。入学した大学は、夜学ゼミナールしかないユニークな大学です。その月に出版された本が集められて、それらの本について学生たちのゼミ発表があり、厳しい討論会がありました。月に2~3回レポートを提出して、評価を受けます。恐いのは、レポートが一千万人近い人に公表されて、評価を受けることです。ゼミナールの学生は、学芸、小説、評論の各分野を代表する知識人ばかりなので、私など赤点ばかりでした。」とのことです。
目次は1、時代と人間、2人間と文学、3文学と文化、4、文化と時代
と螺旋状にもどります。
第2部として古典教師の煩悶が書かれています。
笠間書院から、定価本体1200円です。
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購入して読みました。
取り上げられている本は多岐にわたりますが、やはりご専門の古代文学や古代史に関するものが興味深かったです。薦められている本には既に持っているものもありますが、『女帝の古代史』『ある老学徒の手記』『万葉語誌』は書店で探してみようと思います。
投稿: やいち | 2015年6月 9日 (火) 21時47分
やいちさん。コメントありがとうございます。さすがですね。またよろしくお願いします。
投稿: 鹿鳴人 | 2015年6月10日 (水) 12時46分