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柳澤文庫があの寧楽美術館に!
企画展「柳澤吉保没後三〇〇年記念柳澤家伝来の名品」...
期間:平成27年1月16日(金)~平成27年3月15日(日)
寧楽美術館では初めてとなる共催展「柳澤吉保没後 三〇〇年記念 柳澤家伝来の名品」が、開催されています。 同館の収蔵である柳澤家の伝来品と柳沢文庫の収蔵品が様々なテーマのもとに展示され、お殿様が使われた初公開の品もお目見え!
ぜひ、武家文化の粋を感じに行きましょう(^O^)/
http://www.isuien.or.jp/museum.html
大和郡山市の情報はこちら‼
http://kingyo-nara.com
YouTubeチャンネルはこちら‼
http://www.youtube.com/channel/UCVv-8FrIYWNBA7fzggc_cPQ
先日聞いていた、ふたつの和食とスペイン料理の有名店がオープンすることを1月27日読売新聞奈良版は伝えています。佐保川べりの夢想庵は行ったことはあります。
アコルドゥは行ったことはありませんが、楽しみなことです。知事公舎のすぐ門前であり、依水園のすぐそばです。
奈良公園(奈良市)内の一等地にある旧県警本部長官舎などの跡地に、レストランを格付けする「ミシュランガイド」に掲載されている日本料理店と、食通に知られるスペイン料理店が進出することになった。使い道がないままだったが、土地を所有する県が、一流の食を通じて集客を図ろうと貸し出す。若草山など古都の景観を売りに、2015年度中にもオープンする。(近藤修史)
貸し出すのは、県警本部長と地裁所長、地検検事正の三つの旧官舎がある奈良公園西端の計約2100平方メートル。国史跡「東大寺旧境内」の一角で、県庁にも隣接する。漆喰しっくいの外壁に囲まれた落ち着いた雰囲気の場所だ。
3官舎は1960年代などに建てられたが、国が財政再建の一環で廃止。県が2012年に国から約1億3400万円で買い取った。観光客が多い好立地ながら、現在は奈良公園で開かれるイベントの資材置き場として使われる程度で、樹木に覆われ、建物は老朽化している。
同公園内には飲食店が少ないこともあり、県は来年3月までに建物を取り壊したうえで、土地を2区画に分けて飲食店に貸し出すことを決めた。
昨年11月に公募し、4業者が応募。奈良市の日本料理店「夢窓庵むそうあん」と同市のスペイン料理店「レストランテ アコルドゥ」に決まった。公園内のほかの飲食店と同じ、1平方メートル当たり月103円で貸し出す。
夢窓庵は、「ミシュランガイド関西」で4年連続の二つ星を獲得。約1000平方メートルに平屋建ての家屋を建設し、店を移転させる計画で、女将の田崎唱子さん(72)は「夜のコース料理だけでなく、朝と昼には奈良名物の茶がゆなどを出し、外国人観光客も呼び込みたい」と話す。
一方のアコルドゥも市内の店舗を移転。約1100平方メートルに2階建てのレストランを建設し、東大寺や若草山を見渡せるように全面ガラス張りにするという。結婚式も扱うほか、2階には宿泊できる部屋を設け、1日1組限定で受け入れる計画を立てている。
食文化の発展に貢献した人を顕彰する農林水産省の「料理マスターズ」に県内で唯一選ばれているオーナーシェフ、川島宙ひろしさん(43)は「奈良のシンボルで特別な場所。奈良の観光を盛り上げる力になりたい」と話す。
県奈良公園室の担当者は「公園の玄関口に位置する新たな観光拠点として育てたい」としている。
先日の東大大学院教授のロバート・キャンベルさんの講演にでていた堀辰雄の「大和路・信濃路」も青空文庫で公開されていました。
「十月二十六日、斑鳩の里にて
きょうはめずらしくのんびりした気もちで、汽車に乗り、大和平をはすに横ぎって、佐保川に沿ったり、西の京のあたりの森だの、その中ほどにくっきりと見える薬師寺の塔だのをなつかしげに眺めたがら、法隆寺駅についた。僕は法隆寺へゆく松並木の途中から、村のほうへはいって、道に迷ったように、わざと民家の裏などを抜けたりしているうちに、夢殿の南門のところへ出た。そこでちょっと立ち止まって、まんまえの例の古い宿屋をしげしげと眺め、それから夢殿のほうへ向った。
夢殿を中心として、いくつかの古代の建物がある。ここいらは厩戸皇子うまやどのおうじの御住居のあとであり、向うの金堂こんどうや塔などが立ち並んでおのずから厳粛な感じのするあたりとは打って変って、大いになごやかな雰囲気を漂わせていてしかるべき一廓いっかく。――だが、この二三年、いつ来てみても、何処か修理中であって、まだ一度もこのあたりを落ちついた気もちになって立ちもとおったことがない。
いまだにそのまわりの伝法堂などは板がこいがされているが、このまえ来たとき無慙むざんにも解体されていた夢殿だけは、もうすっかり修理ができあがっていた。……
そこで僕はときどきその品のいい八角形をした屋根を見あげ見あげ、そこの小ぢんまりとした庭を往ったり来たりしながら、
ゆめどのはしづかなるかなものもひにこもりていまもましますがごと
義疏ぎそのふでたまたまおきてゆふかげにおりたたしけむこれのふるには
そんな「鹿鳴集」の歌などを口ずさんでは、自分の心のうちに、そういった古代びとの物静かな生活を蘇よみがえらせてみたりしていた。
僕は漸ようやく心がしずかになってから夢殿のなかへはいり、秘仏を拝し、そこを出ると、再び板がこいの傍をとおって、いかにも虔つつましげに、中宮寺の観音を拝しにいった。――
青空文庫→http://www.aozora.gr.jp/cards/001030/files/4806_14952.html
それから、堀辰雄の「大和路」の中に、何ヶ所も会津八一の歌の影響を感じていたのですが、会津八一研究家の素空氏は、そのことについて、すでにしらべてくれていました。やはり関連がありました。
素空氏の研究、「大和路」(堀辰雄)と會津八一 に掲載されていますので 、
先日、東京大学大学院教授のロバート・キャンベルさんの講演に高浜虚子「斑鳩物語」のお話しがありました。
青空文庫に公開されていることを同じ講演を聞かれたサンルートホテル奈良のN社長さんに教えてもらいました。
講演でも冒頭の一節が紹介されました。
「法隆寺の夢殿の南門の前に宿屋が三軒ほど固まつてある。其の中の一軒の大黒屋といふうちに車屋は梶棒を下ろした。急がしげに奥から走つて出たのは十七八の娘である。色の白い、田舎娘にしては才はじけた顔立ちだ。手ばしこく車夫から余の荷物を受取つて先に立つ。廊下を行つては三段程の段階子を登り又廊下を行つては三段程の段階子を登り一番奥まつた中二階に余を導く。小作りな体に重さうに荷物をさげた後ろ姿が余の心を牽く。
荷物を床脇に置いて南の障子を広々と開けてくれる。大和一円が一目に見渡されるやうないゝ眺望だ。余は其まゝ障子に凭もたれて眺める。
此の座敷のすぐ下から菜の花が咲き続いて居る。さうして菜の花許りでは無く其に点接して梨子の棚がある。其梨子も今は花盛りだ。黄色い菜の花が織物の地で、白い梨子の花は高く浮織りになつてゐるやうだ。殊に梨子の花は密生してゐない。其荒い隙間から菜の花の透いて見えるのが際立つて美くしい。其に処々麦畑も点在して居る。偶※(二の字点、1-2-22)燈心草を作つた水田もある。梨子の花は其等に頓着なく浮織りになつて遠く彼方に続いて居る。半里も離れた所にレールの少し高い土手が見える。其土手の向うもこゝと同じ織り物が織られてゐる様だ。法隆寺はなつかしい御寺である。法隆寺の宿はなつかしい宿である。併し其宿の眺望がこんなに善からうとは想像しなかつた。これは意外の獲物である。
娘は春日塗りの大きな盆の上で九谷まがひの茶椀に茶をついで居る。やゝ斜に俯向いてゐる横顔が淋しい。さきに玄関に急がしく余の荷物を受取つた時のいき/\した娘とは思へぬ。赤い襦袢の襟もよごれて居る。木綿の着物も古びて居る。それが其淋しい横顔を一層力なく見せる。
併しこれは永い間では無かつた。茶を注いでしまつて茶托に乗せて余の前に差し出す時、彼はもう前のいき/\した娘に戻つて居る。
「旦那はん東京だつか。さうだつか。ゆふべ奈良へお泊りやしたの。本間になア、よろしい時候になりましたなア」
青空文庫
先日、東大寺・金鐘ホールでの奈良県立大学と奈良信用金庫主催の「なら観光シンポジウム」に出かけました。うまく再現できませんがなかなか良いシンポジウムでした。
奈良県立大学の学生×奈良信用金庫によるやまといろプロジェクト~ガイドブック「やまといろ」ができるまで~のレポートが最初にありました。
そして
ロバート・キャンベル氏の「奈良で遊び、学びたいという気持ちにつなげるために」という90分間の基調講演がありました。なめらかな日本語で語られました。以下はそのメモです。
・昨年、ニューヨークの父を日本に招待したが、沖縄と奈良が良かったと言っている。
・自然との共生を大切にしてきた日本人
・山そのものがご神体である 大神神社
・1795年 本居宣長「菅笠日記」
・「源氏物語」の玉蔓 長谷寺あたり
・1907年 高浜虚子「斑鳩物語」
・堀辰雄「大和路・信濃路」(1937-43年)
などを紹介されお話されました。
・温泉とおいしいもの→これが長年、日本人の旅行で求めるものではないだろうか
・江戸時代から明治時代にかけての旅の図会、ガイド本には絵があり漢詩があり歌があり、全体として物語になっているのではないか
・例えば「伊香保温泉志」など。
たいへん示唆に富んだお話でした。
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そのあとのパネルディスカッションのメモ。
西山厚先生(帝塚山大学教授、前奈良国立博物館学芸部長)
10人の外国人に奈良を案内する一日のルートとして、
・まず、若草山に登り、奈良の全体を見る、平城京の1300年の歴史を語る
・東大寺 南大門そして大仏様へ
・大仏様は人間のためだけではなく、あらゆる生物と植物のために建てられた。
大仏様は顔とからだが違う。焼かれて2回復活している。平和のシンボルである。古へを慕う気持ち
・そのあと二月堂 3月には修二会の行が行われ誰も見ることが出来ない観音さまに悔過する。三月堂の柱は1300年前の世界にも他にはない木造建造物であることを体感してもらう。
・依水園へ、日本の庭は借景を大事にする、先ほどの南大門、若草山を借景としている。
・そして書道体験をしてもらう。筆と墨、奈良が始まりである。自分で握って、にぎり墨をつくってもらう。
・奈良パークホテルでは天平の宴の奈良時代の料理を味わってもらう。
・さらに元気があれば、再び夕方若草山の頂上に登り、素晴らしい奈良の夜景を味わっていただく。というプランはどうか。
そして、
観光の入り口が大切
学ぶことは楽しい。
奈良のほんとうの良さを語れる人が奈良には少ない。
奈良の人が奈良のほんとうの良さを知らない。
他にもあって奈良にもある、というものではなく、「奈良にしかないもの」、これが大切である。
幕末の図会を見ていると、左手に興福寺の五重塔、右手に今はない元興寺の五重塔があるがそれをその場所に書ききれなくてすこし無理をして元興寺の五重塔は描きいれてある。そういう遊びこごろの発信も楽しい。
BOUNDは、よくインバウンドといわれるが外からではアウトバウンドである、ともかく、つながるということ、これが大切である。
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岡本健講師(奈良県立大学。観光学の中でも観光社会学がご専門)
観光には3つのことが大切である。
・事前の情報
・実際にあるもの
・実際に行って、体感すること
アニメ・漫画のため日本に来る人もいる。
実際にあるところの風景をアニメや漫画に書き入れていることが昨今多い。
「さんすくみ」は氷室神社の宮司さんを主人公のモデルにしていて作者も奈良の人。
「境界の彼方へ」や「すくってごらん」なども。
アクセスには3つのアクセスがあると考えている。
・物理的アクセス
・知的アクセス、そこを知るということ
・感性的アクセス・・・場所に対する親近感
そして物語づくりが大切である。
先日、1月26日放送とお伝えしていた、もちいどのセンター街の魚万さんのテレビ放送は、2月2日(月曜日)に変更になったそうです。
正しくは以下の通りです。
「奈良もちいどのセンター街の、かまぼこと天ぷらの魚万さんがテレビ「月曜から夜ふかし」という番組に登場するということです。マツコデラックスが全国の食べ物を食べたいということで、2月2日(月曜日)の夜11時59分からの日本テレビ、関西では読売テレビで、スタジオで30もの食材の中から指名されたてんぷらを揚げるということです。」
1月31日からNHK総合テレビでは、毎週土曜日午後9時から連続5回にわたって、話題の「限界集落株式会社」が放映されます。主演は反町隆史さんです。どうぞご覧ください。
番組のhpです。→http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/6000/201093.html
そして、その原作の本も文庫本で本屋に並んでいましたので早速買い求めました。小学館文庫、714円+税。
2月19日に中心市街地活性化セミナーが開催されます。いま、課題の人口減少時代のまちづくりについて、まちづくりの専門家の奈良女子大学大学院教授のいつもお世話になっている中山徹先生の講演がありますので多数のご出席をおすすめします。
人口減少時代において、まちづくりや中心市街地活性化、地域商業活性化を どのように進めればよいか。
『人口減少時代のまちづくり』(2010年8月,自治体研究社)の著者中山徹さんに、 最新の研究成果や事例も盛り込み、地方創生の動向も踏まえながらお話しいただきます。
【日時】 平成27年2月19日(木) 18:30~20:00
【会場】 きらっ都・奈良 3階研修室(もちいどのセンター街内)
【内容】 講演「人口減少時代のまちづくり」
【講師】 奈良女子大学研究院 教授 中山 徹さん
【対象】 まちづくりに関心がある方ならどなたでもご参加いただけます。
【定員】 40名(先着順) ※定員に達し次第、申込を締め切ります。
【費用】 無料
【申込】 メールか電話で、氏名・所属・連絡先(メールアドレスまたは電話番号)を主催者まで。
【主催】 奈良市中心市街地活性化協議会
TEL:0742-26-1666
Eメール narachukatsujimu01@yahoo.co.jp
最近、近鉄奈良駅近くに東横INNがオープンしました。
そして、1月21日にゲストハウスが近鉄奈良駅すぐにオープンしたということです。場所は小西町アルテ館3階の以前、「味恵方」があったところということです。
早速訪問して取材してきた株式会社まちづくり奈良のS部長からのレポートと写真です。
「一泊3000円(相部屋)、個室は4500円。中は広くて、持ち込みオッケー。
ワイワイガヤガヤでき、みんなで泊まるにも最適です。
詳細は0742-95-9730まで。
(写真は魚万さんのhpから)
奈良もちいどのセンター街の、かまぼこと天ぷらの魚万さんがテレビ「月曜から夜ふかし」という番組に登場するということです。マツコデラックスが全国の食べ物を食べたいということで、2月2日(月曜日)の夜11時59分からの日本テレビ、関西では読売テレビで、スタジオで30もの食材の中から指名されたてんぷらを揚げるということです。
海のない奈良県でなぜ、魚のすり身を揚げるてんぷらを作り売るのか?魚万の魚谷社長のつかみのセリフです。
魚谷社長は、奈良もちいどのセンター街の専務理事をつとめており、バサラまつりの仕掛け人であり、いまはまちづくり奈良の部長も務めてくれています。
長らく商店街の理事長も務めていただいたお父さんもお元気で毎日店頭に立たれています。
魚万さんのhpです。→http://www.uoman.jp/
番組のhpです。→http://www.ntv.co.jp/yofukashi/
2月20日(金)21日(土)に開催される奈良まちなかバルのWEV予約が1月20日からスタートです。
バルMAPもできあがっています。
第9回奈良まちなかバルの紹介HPです。予約もこのHPからどうぞ。→http://naracity-bal.jimdo.com/
奈良インターカルチャーの 佐野純子さんからご案内をいただきましたのでご紹介します。
東大寺二月堂修二会のご案内です。
約20年前、現・東大寺管長 筒井寛昭師が
「二月堂の修二会(お水取り)は、お松明だけじゃないよ。って事
伝える講座をしよう!」と声をかけて頂きました。
その前年、「知っているようで知らない東大寺」シリーズ講座を一年間続けた後でした。
20年以上も二月堂修二会を訪ね、今だに新しく教えて頂く事が沢山あります。
奈良インターカルチャーでは、今年も例年通り、
3月1日(日) と 3月11日(水)ご案内を致します。
ただ、近年参拝者が増え、お松明前の二月堂周辺の通行規制の時間が早くなってきております為
開始時間を3時からに致します。(添付ファイル参照)
時間ご確認の上、お間違いのないようによろしくお願いいたします。
奈良インターカルチャー
佐野純子
090-3030-7116
「1995年(平成7年)1月17日午前5時46分52秒(日本時間=UTC+9)、淡路島北部(あるいは神戸市垂水区)沖の明石海峡(北緯34度35.9分、東経135度2.1分、深さ16km)を震源として、Mj7.3の兵庫県南部地震が発生した。
近畿圏の広域(兵庫県を中心に、大阪府、京都府も)が大きな被害を受けた。特に震源に近い神戸市市街地(東灘区・灘区・中央区(三宮・元町・ポートアイランドなど)・兵庫区・長田区・須磨区)の被害は甚大で、日本国内のみならず世界中に衝撃を与えた。戦後に発生した地震災害としては東日本大震災に次ぐ規模である。」
阪神淡路大震災から20年経ちました。あの日、まだ真っ暗で寝床で、激しい揺れと音で目を覚ましました。何が起きているのか、寝ぼけた頭ではわからず、とにかく早くおさまってくれと願うばかりでした。ゆれがおさまった時、テレビをつけると、地震がおきたことをアナウンサーは伝えていました。たしか神戸からは情報がありませんといっていたように思います。この日は名古屋へ出張する予定をしていましたが、新幹線も止まっていて中止としました。陶器を扱っているので、店内や倉庫はどうなっているのか心配でしたが、幸いほぼ被害はありませんでした。
支店では店舗改装のため在庫一掃セールをしていましたが、前日までとはうってかわり、この日売り上げゼロを記録しました。
連日テレビではたいへんな状況を報じていました。ある知り合いは明石市の親類宅へ応援に行くため、奈良市から関西空港へ行き、当時淡路島に渡る定期船は運航していたので淡路島にわたり、そしてようやく明石市へたどりつきました。
また、ある友人は50ccのバイクに水をタンクにいれて生駒山を越えて神戸市の友人宅にいったということでした。
わたしの身近な人たちは青年会議所や商店街からも、何度も炊き出しに出かけました。ロータリークラブなどでは義捐金を送りました。
業界でも商品を届けたり、義捐金を送ったり、さまざまな支援を行ないました。
たいへんな数の人々が亡くなられました。
あれから20年経ちました。あのような惨事はもう起こって欲しくないと念じていましたが東日本大震災が発生しました。こういう生き物のような地球の上にわれわれは住んでいることを再認識した次第です。自然災害の面と人的災害の面があると思います。せめて人的災害は起こさないようにしたいものです。
あの1月17日から20年、記憶を風化させずにしっかりと記憶を新たにしたいと思います。
17日から入江泰吉記念奈良市写真美術館では、祈りの仏像~入江泰吉、こころの眼、展がひらかれます。
昭和20年、戦災に遭いふるさと奈良に引き揚げた入江は、その年の12月にある噂を耳にします。それは、「奈良の仏像などの文化財が戦利品として持ち去られる」というものでした。 戦争によって刻まれた心の傷を、奈良の古寺を巡りみ仏に祈ることで埋めていった入江にとっていたたまれない出来事でした。結局、このことは単なる噂であったことが判明しますが、 入江が大和路の写真家として再出発するきっかけとなったのです。
最初に手掛けたのが、大和の仏像です。最初の頃は、仏像を優れた仏教彫刻としてとらえ、その美しいお姿の表現に重きを置いていました。しかし、撮り続けるうちに仏像の持つ 精神性(祈りのこころ)に引き込まれていきます。形として見えないものを、何とか写し出すことはできないか、お堂でみ仏に祈ったときの感動を表現できないか、と考えるようになります。
展覧会では、「こころの中で合掌しながらシャッターを切った」と、入江が語る仏像作品を中心に、古寺風景をあわせて展示します。厳しくも優しい仏像の眼差しやこころの安らぎを感じとっていただければ幸いです。
HPです。→http://irietaikichi.jp/
先日なら100年会館大ホールでおこなわれた、オペラ「猿沢ノ池不思議ノ横笛」にもちいどのセンター街にあるもちいどの財団の大きな龍が登場しました。
この出演のために大修理がもちいどのセンター街のメンバーにより施されました。
龍の初代から数えるともう30年は経つでしょう。このたびのオペラの出演に白羽の矢がたち、連日の公演の冒頭8人余りにかつがれて舞台に登場しました。
わたしも大ホール内でその雄姿を拝見することが出来ました。モーツアルトのオペラ「魔笛」を万葉学者の奈良大学教授の上野誠先生により翻案されて、3時間近い大オペラとなりました。
全長10mくらいあります。舞台では眼が灯りでらんらんと輝いていました。
第二回の奈良大茶会 珠光茶会が2月9日から15日まで開催されます。
2月12日には、なら100年会館中ホールでシンポジウムも開催されます。
2月14日、15日には西大寺で「大茶盛」が行なわれるそうです。
くわしくはHPをご覧ください。→http://www.city.nara.lg.jp/www/contents/1385712637162/
奈良県安堵町出身の文化勲章も受章した、陶芸家、富本憲吉の華麗なる色絵・金銀彩の展覧会が1月17日(土曜日)から3月15日(日曜日)まで奈良県立美術館で開かれます。
hpによると、
2015年1月17日(土)~3月15日(日)
休 館 日 月曜日
開館時間 午前9時~午後5時(入館は閉館の30分前まで。)
陶芸家・富本憲吉(1886-1963)は、奈良県が生んだ芸術家であり、また日本近代陶芸の巨匠でもあります。1955年には重要無形文化財保持者(人間国宝)にも認定されました。
富本は楽焼制作に始まり、土焼・白磁・染付と多様な創作活動を展開しましたが、中でも代表的なものは豊かな色彩が印象的な色絵磁器、そこに金と銀を焼き付けた金銀彩の作品でしょう。本展では、その色絵・金銀彩の作品を中心に約110件を展示します。
また本展の開催にあたり、全国13県の知事が組織する「ふるさと知事ネットワーク」の美術館交流により、石川県内の博物館・美術館から富本憲吉と九谷焼の作品をご出品いただきます。
富本は石川県で色絵技法を研究しており、そこでの日々は彼にとっても、また九谷の陶芸家たちにとっても大きな刺激になりました。独創の人・富本憲吉の陶業と、日本有数の色絵磁器・九谷焼の伝統とが交わった先に何が生まれたのかーそれをたどりながら、伝統工芸の美の神髄をお楽しみいただければ幸いです。
どうぞお出かけください。
くわしくは以下公式hpです。→http://www.pref.nara.jp/37415.htm
次回の「あるくん奈良まちなかバル」は2月20日(金)夕方6時から、21日(土)は昼12時からです。奈良県で最初の「あるくん奈良まちなかバル」は9回目を迎えます。チラシが出来てきています。
バルチケットの販売は1月20日(火曜日)スタートです。くわしくはチラシをご覧ください。
また1月20日よりHPから予約も出来ます→http://machinara.jp
前売バルチケットの予約は、予約フォームにて平成27年1月20日(火)10:00から2月19日(木)23:59まで受け付けます。
http://naracity-chukatsu.seesaa.net/
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メヘラリさんのお店はもちいどのセンター街OK広場前にあります。
メヘラリさんは日本語がとても上手です。
イランではプロのサッカーの選手だったそうです。
日本人の奥様と出会われて奈良に来られて奈良の中心市街地で店を開きたいと思われたそうです。
奥様のお父さんが考古学にくわしく、以前から興味があったそうです。
そして昨年秋には、正倉院文様をイランの会社でペルシャじゅうたんに織り上げられたそうです。
新聞各紙に大きく取り上げられていました。
第9回を迎えた奈良まほろばソムリエの検定は1月11日に近づきました。奈良会場は帝塚山大学東生駒キャンパスです。1級と2級は東京会場(東京大学本郷)でも受検できるとのこと。皆様のご健闘をお祈りします。
(上から最初の2級、つぎの1級、最上級のまほろばソムリエのそれぞれ認定証です)
奈良商工会議所のhpの案内です。
「奈良まほろばソムリエ検定」とは・・・ 奈良ファンや奈良に精通している方々を認定するための検定です。 価値ある観光資源を持つ奈良をより多くの人に理解していただく一方、奈良を訪れる 皆さんに、そのすばらしさを伝えることができる人材の育成を目指します。
受験資格・・・
指定する会場で受験可能な方であれば、学歴、年齢、性別、国籍等の制限はありません。
但し、「奈良通1級」、「奈良まほろばソムリエ」受験には次の条件が必要です。
奈良通1級
「奈良通2級」合格者であり、
一定の指定体験学習を受講した者
奈良まほろばソムリエ
「奈良通1級」合格者
出題範囲
歴史、自然、神社仏閣、史跡・名所、年中行事、伝統文化、伝統工芸、観光見所など、
奈良県の歴史や文化、観光に関する事項全般
試験時間はいずれの級も90分。70点以上が合格。皆様のご健闘を期待します。
この2日にNHK総合テレビで放送された「世界遺産ドリームツァー”外国人が驚く!古都・奈良&京都”は、とても興味深い番組でした。
友人にも紹介しましたら、東京のNさんからの感想が届きました。
「インターナショナルをもじった「インターナショ奈良」、確かに。
奈良時代、あるいは藤原京も含めて国際色豊かな都市だったのだと改めて。大仏開眼の式典に参加した、各国からの代表。開眼したのは招いたインド人。
シルクロードを通じて日本にやってきた人、文化、物品の数々。ギリシャ、イラク、ペルシャ、インド、中国、ベトナム等々。薬師寺や唐招提寺にもその足跡の数々。ソグド人も。
現代の東大寺もサラ・ブライトマンに大仏殿でアベマリアを歌わせるなど国際色をしっかり保持しています。
もう一つ、ロマンスの都奈良も紹介。これもいいですね。朱雀大路で大婚活が当時展開されたとか。万葉集に残る恋の歌の数々。・・・」
そして早速、インターネットで見ることが出来たとなんと現在地球の裏側で活躍しているKさんから、メールが届きました。
「確かにインターナショ奈良と書いてありますね。「なら」はダジャレになりやすい?。
この番組の75分全部を見られるサイトがありましたので、拝見しました。知らなかったこと、まだまだあります。
http://varadoga.blog136.fc2.com/blog-entry-54975.html
ゲストが仰っていましたが、奈良時代に外国の文化を取り入れ、明治維新もそうであったと。観光客を世界から呼び込むことも大切ですが、文化が往来し、お互いに学び合う「交流」を三たび盛り上げたいものだと思いました。」
早速拝見しましたが、確かに再生できました。まさに時空を超えた話ですので紹介します。Nさん、Kさん、ありがとうございました。
そして高校ラグビーは5日に準決勝で7日が決勝です。5日はテレビ録画するのを忘れて出勤してしまい、残念に思っていたのですが、以下のHPで準決勝の様子がテレビそのままに見ることができました。便利になっています。
http://www.mbs.jp/rugby/
いよいよ7日は決勝、奈良県の御所実業 対 東福岡です。御所実業の悲願達成を期待したいと思います。
1月3日はとても良い天気で生駒宝山寺を参拝した後、以前から行きたいと思っていた東大阪市の花園ラグビー場の全国高校ラグビーのベスト8の試合に行きました。
第2試合の京都成章と報徳学園、そして第3試合の奈良の御所高校と国学院久我山の2試合を見ることが出来ました。
メインスタンドもバックスタンドもほぼ満員。私の高校生のころ、そして子供たちが小さい頃よく通いましたが、実に久しぶりのことでした。
結果、京都成章が勝ち上がり、奈良県の御所高校が勝ち上がりました。
先日のプロバスケットのバンビシャス奈良の試合といい、この日の全国高校ラグビーの試合といい、やはりその場の眼の前で繰り広げられる生の試合の迫力と臨場感を感じることでした。
かつてわたしが高校生の頃は花園ラグビー場前という仮設のような駅でしたが、今は立派な駅になっています。2019年はラクビーのワールドカップの年で日本で開催ということです。
花園ラグビー場は、近鉄奈良駅からわずか30分少々の立地です。
(奈良県立万葉文化館のhpより拝借)
NPO法人奈良まほろばソムリエの会からのご案内です。
なら記紀・万葉を味わい楽しむ シリーズ講演会ご案内
奈良の歴史・文化・観光の啓発と普及に関する事業を展開する「奈良まほろばソムリエの会」
が、“本物の古代と出会い、本物を楽しめる奈良”を学ぼうとの想いから「記紀・万葉」をテーマにしたシリーズ定期講演会を開催します。
現在、奈良県が推進している「記紀・万葉プロジェクト」にも沿った方向で実施し、奈良の歴史や記紀・万葉フアンの方々にご参加を呼びかけます。そのキックオフとして下記の日程で第一回目の講演会を開催致します。皆様のご来聴を心よりお待ちしております。
■日 時 平成27年2月8日(日)
午後2時~3時30分(受付午後1時30分より)
■会 場 奈良県立万葉文化館 企画展示室
(明日香村飛鳥10) 電話 0744-54-1850 駐車場有り、無料
■演 題 「記紀万葉の愉しみ―はじまりの土地・飛鳥から―」
■講 師 井上さやか氏(奈良県立万葉文化館 主任研究員)
■会 費 資料代 500円
主 催 NPO法人奈良まほろばソムリエの会
後 援 奈良県、 明日香村
協 力 奈良県立万葉文化館
◎交通アクセス
近鉄橿原神宮前駅東口 飛鳥駅行バス、又は桜井駅南口 石舞台行きバスで万葉文化館
下車すぐ(奈良交通バス案内 電話0742-20-3100)
■申込み先 奈良まほろばソムリエの会(〒630-8333奈良市中新屋町23 中江ビル302号室)
宛に葉書で、 又は Eメール info@stomo.jp 若しくは FAX 0742-90-1414 のいずれかでご連絡下さい。
◎お名前・住所・電話番号(FAX)又は、Eメールアドレスをご記入のうえお申し込み願います。
お正月2日にNHK総合テレビで、おもしろい番組があるそうです。
「世界遺産ドリームツアー “外国人が驚く!古都・奈良&京都”」という番組です。
1月2日夜9時から10時15分のNHK総合であります。
友人のSさんが奈良のコーディネートをされたそうです。ぜひご覧ください。
後記
地球の裏側へシニアボランティア出かけている奈良県出身のK氏からのメールが届きました。
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この番組の75分全部を見られるサイトがありましたので、拝見しました。知らなかったこと、まだまだあります。
http://varadoga.blog136.fc2.com/blog-entry-54975.html
ゲストが仰っていましたが、奈良時代に外国の文化を取り入れ、明治維新もそうであったと。観光客を世界から呼び込むことも大切ですが、文化が往来し、お互いに学び合う「交流」を三たび盛り上げたいものだと思いました。
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