古事記 池澤夏樹訳
古事記は、近頃実にたくさんの本が出ています。前回の本を読んで大まかには理解したつもりでも、古事記をつかみきれませんでした。
奈良県立美術館での大古事記展も2度拝見しました。
そんなとき新聞で書評を見たりして気にかかっていたのが池澤夏樹訳の古事記です。本屋でめずらしいピンク色の表紙の本を見つけて買い求め、途中まで読んだところです。
冒頭、イザナキとイザナミの国生みのところがまずはっきりとよくわかりました。単に棒を中心にふたりが回ったから生まれたのではなく、・・・・・・ということです。
「最初の日本文学を斬新な訳と画期的な注釈で。」と書かれているように、ほぼ全頁に脚注がくわしく書かれています。その注釈を読みながら、読み進むとなかなかおもしろく思います。
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目次
この翻訳の方針ーーあるいは太安万侶さんへの手紙。
太安万侶の序。5ページから
上巻 25ページから
中巻 127ページから
下巻 271ページから
解題 三浦佑之 375
解説 池澤夏樹 383
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河出書房新社 2000円+税。
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池澤夏樹さんファンとして、私も今読んでいるところです!感想またお聞かせくださいね。
投稿: tani*kisako | 2014年12月29日 (月) 15時25分
谷さん。コメントありがとうございます。まずはわかりやすい訳ですね。それが有り難いです。
古典や外国語の直訳のようではなく、わかりやすく思います。
投稿: 鹿鳴人 | 2014年12月29日 (月) 20時16分