上野誠著「万葉集の心を読む」
先日、奈良大学の万葉学者の上野誠先生のお話を聞く機会がありました。ちょうどクリスマスの日でしたので、上野先生、サービス精神を発揮してサンタクロースの帽子をかぶっての熱弁でした。
そして、最後に角川ソフィア文庫の「万葉集の心を読む」という文庫本をプレゼントにいただきました。会場全員に。
上野先生ありがとうございました。
2007年のNHK第2放送のラジオの「万葉集との対話」のためのテキストを親本にして詳しい講義を加えて、角川書店から新たに発行された文庫本です。
第1章の現在と都市、都市と神々、神々と女性、女性と労働、労働と家族、家族と愛情、愛情と怨恨、怨恨と揶揄、揶揄と笑い、笑いと宴席、宴席と庭園、庭園と愉楽、愉楽と現在、という13章がしりとりのようにテーマになっています。
ラジオ放送からもう7年たったのですが、今も万葉集に親しむために十分に値打ちのある本だと思います。
角川ソフィア文庫760円+税
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