奈良の観光とアート
奈良観光大使交流会のセミナー「奈良の観光とアート~アートイベントが観光に果たす役割」の講演を奈良県立美術館 学芸課長の南城 守さんからうかがいました。
現代アートは村おこし、過疎地おこし、として瀬戸内芸術祭などで活発におこなわれている。神戸、横浜など都会でも。新潟でも。
また金沢21世紀美術館は年間100万人余りの入場者が続いている。商店街なども巻き込んで・・・。
奈良でも2010年の1300年祭のときの、飛鳥から奈良へ国際彫刻展2010などかなり現代アートが活発となってきている。
奈良は1300年前の素晴らしい文化遺産のあるなかで現代アートはハードルが高いけれども・・・。
ただし現代アートは単発でなくて、続けなくてはいけない・・・・。
「芸」は刈り取るという意味があり、藝は「うえる」という意味がある・・・・。
すばらしい1300年以上の歴史遺産があるが、奈良には芸術大学はない、文化センターもない、一時芸術センター構想もあったがだめになった・・・。
しかし芸術大学院大学や文化の要の核を作りたいものだ・・・。(以上文責、鹿鳴人)
講演のあと、奈良県立美術館にいき開催中の「美の最前線・現代アートならー素材と知の魔術(マジック)」展を、奈良県立美術館 学芸課長の南城 守さんから再び列品解説を聞きながら現代アートを拝見しました。
右上は700キロの杉の木です。どのように杉を曲げたか、作家のふじい忠一さんの企業秘密ということでした。
左上、絹谷幸太さんの大理石の彫刻。 右上、春には万葉文化館で個展をされていた三瀬夏之介さん(だまし絵のように仏像やお経など書き込まれている。)
左上、作られた菊池孝さんから説明を聞きました。右上は弥勒菩薩。
南城 守さんの締めの言葉によれば、現代アートはむつかしいものではなく、それぞれが感じたいように感じれば良い、ということでした。
奈良県立美術館では7月21日まで開催中です。
HPです→http://www.pref.nara.jp/35751.htm
(この展覧会はフラッシュは禁止ながら、写真撮影は可でした)
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