南山城の古寺巡礼展、京都国立博物館へ
京都国立博物館ではいま「南山城の古寺巡礼」特別展が開かれています。南山城というのは、奈良市のすぐ近く(およそ半径20キロ以内)、大和の影響下にある地域であると以前聞きました。いわば奈良市を中心とすると桜井、明日香、橿原、と同じ20キロの円の中という地域になります。
現在は府県境をはさんでいるのですが、文化圏、生活圏は極めて近い存在です。
南山城の古寺巡礼の展覧会を何とか見たいものだと思っていましたが、ちょうど京都で予定があり、朝少し早く出かけて9時30分の開館と同時に拝見することが出来ました。
「南山城はいまの京都府南部、木津川の流域にあたります。奈良と京都の間であるこの地域には古い寺院が点在しており、奈良時代以来の信仰の姿を今に伝えています。今回の展覧会ではそれらの寺院に伝来し、博物館の文化財調査を通じて明らかにされた仏像・工芸品・書跡・絵画など、静かな山里で守り伝えられてきた仏教美術の名品の数々をご紹介します。」
偶然にもこの時期、奈良国立博物館、東京国立博物館に続いて京都国立博物館と3つの国立博物館を訪れることが出来ました。(あとひとつの九州国立博物館はまだ行ったことがありませんが)
笠置寺、海住山寺、浄瑠璃寺、岩船寺、一休寺(酬恩庵)、寿宝寺は訪ねたことは何度かあるのですが、なかなかすべての仏様を拝観することはできませんでしたので、今回はとても良い展覧会でした。
ほかに、観音寺、蟹満寺、神童寺、禅定寺、現光寺などから仏様や曼荼羅、掛軸、瓦、陶器などが展示されていました。
拝観を終えて本館をでると、平成知新館が外見は完成していました。この秋オープンされ常設展が開かれるそうですから楽しみです。
京都国立博物館の展覧会のhpです。
→http://www.kyohaku.go.jp/jp/index_top.html
« 子鹿生まれるころ | トップページ | 奈良市美術館では »
コメント