4月からぐるっとバスの公園ルート、ならまちで乗車下車できます
12月の「鹿鳴人のつぶやき」でも希望を述べておきましたし、会合でも要望を述べておきましたが、お蔭様で4月からぐるっとバスの公園ルート、ならまちで停留所が設置され、乗車下車できるようになるということです。
「奈良中心市街地公共交通活性化協議会」の4月からの「ぐるっとバス」運行についてレポートが届きました。
以下はこの件についてくわしいSさんのレポートです。
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土日祝と、お水取りや正倉院展などの行事時期の平日に運行される「ぐるっとバス」は、平城宮跡・ならまちルートと奈良公園ルートの二つ。
どちらも、県庁前が「基地」となって、前者は、近鉄>JR西口>市庁前>法華寺海竜王寺>大極殿>朱雀門(時間調整)>市庁前>JR西口>なら工芸館>奈良ホテル>県庁前 というコース。
後者は、県庁を出ると>国立博物館>東大寺(大仏前)>新公会堂>手向山二月堂前>若草山麓>春日大社(駐車場)>新公会堂>東大寺(大仏殿春日大社前)>高畑駐車場>奈良ホテルならまち>県庁>近鉄>JR西口>県庁 というコースですが、若草山麓の道を通るために20人乗り程度の小さなバスです。
いずれも、朝9時過ぎから5時頃まで、前者は20分、後者は15分毎の運行となっています。
奈良市中心市街地活性化研究会そして株式会社まちづくり奈良では、県の関係者に対して「奈良公園ルートをぜひならまち大通りへ乗り入れて欲しい」という要請をしてきました。
県では「奈良公園室」など観光部門が主体ですが、「地元の住民も利用しやすいルートに」という意味もあり、この間、U理事長にも何度か県庁へ出かけていただきました。
今回、4月からの「奈良公園ルート」のバスは、高畑駐車場からならまち大通りを西に進んで、「ならまち」として北室町付近で停車、その後、JR西口へ向かい近鉄奈良>県庁前ともどることになります。
東大寺や若草山を楽しんだあとの観光客が、ならまちへ下りてきて商店街を通り近鉄奈良駅へ帰るという大きな流れが出来そうです。
また、ならまちのお年寄りがJRや近鉄の駅まで出て行きたいときに、バスで楽に出かけることもできます。
(運賃は1回100円で、シーカやイコカ、ピタパのカードも使えますが、関東のスイカなどは奈良交通バスでは使えません)
但し、あくまでも県が費用を負担しての公的事業なので、その効果が毎年検証されます。
せっかく便利に設定されたルートを、ぜひ多くの方に知ってもらって、大いに利用してもらえるようにしたいものです。
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そうですね。せっかくのルートです。多くの人に活用していただきたいと思います。行政はその成果を最近内容ではなく、数値でというのが得意ですから、皆様ぜひ広くPRしていただき、ぐるっとバスをならまちで乗降して活用していただきたいと思います。
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