龍田大社へ 1
先日良い天気の日に、今まで行く機会のなかった龍田大社へはじめてお参りをしました。(生駒郡三郷町立野南)
祀られている天御柱命・国御柱命の二神はそれぞれ天地自然を支える風の霊、風を司る神として日本書紀にあるということです。(まほろばソムリエ公式テキストブック)
拝殿の傍には、万葉集の長歌の石碑がありました。
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巻9-1751伊藤博先生訳
島山を行き巡って流れる川沿いの、岡辺の道を通って私が越えて来たのはほんの昨日のことであったが、たった一晩旅宿りしただけなのに、尾根の桜の花は滝の早瀬をひらひら散っては流れている。わが君が帰り道にご覧になるその日までは、山おろしの風など吹かせ給うなと、馬打ちながらせっせと越えて行って、その名も高い風の神、龍田の社に風祭りをしよう。
反歌
い行き逢ひのふもとに咲きををる桜の花を見せむ子もがも
訳
国境の聖なる行き逢いの坂の麓に、枝もたわわに咲く桜の花、この美しい花を見せてやれる子でもいたらよいのに。
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