なら記紀・万葉 名所図会 古事記神様・人物入門編のEブック
1月22日付の鹿鳴人のつぶやきでご紹介した、なら記紀・万葉 名所図会 古事記神様・人物入門編がすでに電子書籍化されているそうです。
この電子書籍のポータルサイトの「記紀・万葉」のジャンルをご覧ください。名所図会の一般向け、子ども向けもご覧いただけます、ということです。
あるいは直接→ココ
ご覧ください。なかなか好評です。
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1月22日付の鹿鳴人のつぶやきでご紹介した、なら記紀・万葉 名所図会 古事記神様・人物入門編がすでに電子書籍化されているそうです。
この電子書籍のポータルサイトの「記紀・万葉」のジャンルをご覧ください。名所図会の一般向け、子ども向けもご覧いただけます、ということです。
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先日、「古代建築復元(第一次大極殿復元工事から興福寺中金堂復元工事」の研修と見学の会にまほろばソムリエの会からお誘いがありましたので参加してきました。
講師は株式会社瀧川寺社建設顧問の 國樹 彰さんでした。
最初に1時間ほどスライドを使った講義がありました。
國樹さんは国による平城宮跡の大極殿を復元指揮され、そして今回、興福寺中金堂の復元に所長として携わっておられます。
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復元の根拠
・今回の興福寺中金堂は、基壇の発掘調査で、版築、礎石、周囲排水路から柱の位置・柱間・軒の出などはわかっている。
・文献(資財帳等)
・同時代の様式 天平時代の現存寺院(奈良時代末の唐招提寺金堂のみ)
・天平尺は29.54cm。
木工事
材料の調達
・軸部材は中央アフリカよりアパ・ドーシェ(アフリカ欅)
特徴は重くて硬い。
・組物、小屋組材はカナダバンクーバーより米ヒバ
・全体で約2400㎥必要。
柱の加工は最初8角→16角→32角→64角で丸にしていくということでした。
また原寸引き付け図といって、設計図を元に1分の1の図を作成し、各部材の詳細な形状を作図・検討を繰り返しそれぞれの型板を作成して木材に型をうつして加工する、つまりすべて原寸の図を書き起こして実際に作る、という作業をおこなうということでした。
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そしていよいよ現場へいきました。手前が事務所や資材を置いたり加工するところ、奥が復元する中金堂を覆う素屋根の建物です。
全員ヘルメットをかぶり、金堂内部へ、そして1層目、さらに一番上の2層目へ。それぞれの場所で説明を聞きました。写真も撮りましたが残念ながらWEBなどでの公開はしないようにとのことでした。いただいた資料で現在の様子です。
もう瓦を葺くところまで進んでいるということでしたが、まだまだ工事もあり、壁などの漆喰の乾燥、塗装、などにも時間がかかるので完成は平成30年ということでした。
ところで平城宮跡の大極殿は材料をすべて国産で、しかもすべて昔の工法でということだったので総工費200億円かかったということです。ほぼ同じ大きさの今回の興福寺中金堂は基壇こそ国費ですが、建物はすべて興福寺で負担ということだそうです。国内産の材料はあまりないので、海外の材料も使っているがそれでも全体的は総額60億円かかるということでした。興福寺ではいまも寄進所が設けられており、日々寄進を求められています。
一番上の二層目の軒の高さから外を眺めると、五重塔と東金堂です。こんなところから写真を撮ることはめったにありませんので、1枚撮りました。なかなか有益な研修でした。
盆梅展のあとすぐ近くの柳沢文庫の新春常設展をたずねました。(3月16日まで、盆梅展のチケットで普通200円のところ150円に割引でした)
2014年 柳沢文庫新春常設展は「柳澤家歴代の当主達ーー柳澤信俊を中心にーー」ということです。
「信俊は武田信玄・勝頼に仕え、武田家滅亡後は徳川家康の家臣になり、戦国時代を乗り切った武将です」ということです。
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柳澤家歴代系図
柳澤信俊ー安忠ー吉保ー吉里ー信鴻ー保光ー保泰ー保申
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「吉里のとき、享保9(1724)年将軍徳川吉宗の命で甲府から大和郡山に国替えとなり、初代藩主となりました」
展示作品は数多く展示されていました。
また、近頃、かつての郡山城をコンピューター・グラフィックで復元された映像がテレビ画面で流されていて印象深く拝見しました。
そして、大和郡山市と山梨県の甲府市は姉妹都市ということです。
「柳沢家は、一七二四年に甲府から郡山へ移り、江戸時代から明治維新にかけてのおよそ百五十年間、この地を治めました。
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大和郡山と甲府は二百七十年ものつきあいということになります。実は、金魚も柳沢家が甲府から持ってきたものなのです。 このような背景から、大和郡山市は、平成四年に甲府市と姉妹都市提携を結びました。現在では、お互いの市のまつりやイベントに参加するなど交流を行っています」(大和郡山市のhpより) |
奈良の郡山市に郡山城はあります。旧柳沢藩です。
かつて奈良市登大路町にあったなつかしい「県立図書館」の建物がいま郡山で健在です。(左下)そして森川許六の句碑「菜の花の中に城あり郡山」。(右下)
毎年、盆梅展がひらかれています。ことしは第11回を数えるそうです。ひさしぶりに訪ねてみました(入場料450円)。
右上は秀吉の弟、秀長をあらわす「大納言」の名。
左上の「信鴻」はもと藩主の名前です。
数十鉢はあるでしょうか、高さ2メートルくらいある大きな梅の盆栽から数十センチの盆栽まで展示されていました。ほとんどすべての梅が3分咲きから七分咲きくらいでしょうか、咲いていました。
主催者の方にうかがうと、「咲いている鉢に順番に入れ替えている」ということでした。なるほど、舞台裏はなかなかたいへんなのだと思いました。(3月11日まで)
郡山市の第11回盆梅展のhpです→ココ
奈良市橋本町をご存知でしょうか?
三条通のもちいどのセンター街や東向き商店街とまじわる町です。橋本町は、商店街は南北のもちいどのセンター街(北入り口から絵図屋まで)と、東西の三条橋本商店街(采女神社からパチンコカイナラまで)になっています。
このたび三条通り側の三条橋本商親会では国の補助金を使って、おもしろいMAPをつくられました、K会長からもらいました。A3両面カラー。
まず英語版です。
そして中国語版です。間違い探しのようによく似た写真ですがまた印象が変わります。近頃、中国語の人々がたくさん奈良を訪れていますから重宝されるのではないでしょうか。
英語版、中国語版の裏面は、どちらも日本語版です。
このMAP、聞くところによると帰ってきたり新しく出店された若い人たちが中心になって企画されたそうです。
古くからの興福寺、春日大社への参道であり、伊勢へのお参りの道でもあり、江戸時代は奈良奉行のおふれがきが高札場として建てられた札の辻です。明治以降も奈良県の道路の中心、奈良県里程元標が建てられたり、奈良市の道路元標が建てられた町です。
商店街の今回のキャッチフレーズは、「興福寺の鐘の音が聞こえる街」とあります。
朝早く(たしか6時)と、正午、午後6時に鐘が聞こえます。
きょうは2日目。12時スタート。
2日目の1軒目はお昼ごはんをかねて、橋本町の43番お好み焼きのかめやへ。バルメニューのとん平プラスアルファをおいしくいただきました。
4時ころ近鉄奈良駅行基広場に行くときょうも元気に受付をしてくれています。黄色いハッピはタウンマネジャーのKさん。皆さん。お疲れ様です。
夕方いよいよ出動。
まんとくんのこの日のレポートは→http://mantokun.net/
まず46番もちいどのセンター街の「あるるかん」へ。
赤ワインをいただき、合い鴨ロースと地場の有機野菜です。さすがのお味です。
そして本日3軒目はいつもお世話になる51番「京家」。 第1回から連続7回出店の人気店です。
刺身三種盛りと生ビールをいただきました。いつもながらおいしい。
4軒目に行く前に、いつもお世話になる57番プチ・マルシェで お持ち帰りの「焼き菓子の詰め合わせ」をバルチケットでゲットしました。
そして4軒目は初日から売り切れで好評の初登場、65番「 はり新」さんへ。夕方6時の開店前ですでに行列。寒さの中みなさんご熱心です。
ならまちを歩いているとちんどん屋さんのチームにきょうも遭遇。きょうは家族も総出でご出演とのこと、お疲れさまです。
つぎは下御門商店街61番折衷旬彩の香月さんへ。
ヤマトポークの温しゃぶと、風の森純米酒「露葉風」。
おいしくいただき、またご主人の料理やお酒のお話を聞いて、さらにお酒お代わりの一杯を別勘定でいただきました。これもありです。
きらっ都・奈良まで来ると、またもや「ちんどん屋」の皆さんに遭遇しましたので記念撮影を1枚お願いしました。
お嬢さんまでご出演、皆様ありがとうございます。
酔いながら2日目の様子をアップして・・・。
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つぎはきらっ都・奈良の1階の人気店、45番、若草カレー本舗へ。焼きカレーなど。昼も行列でした。
そして駅前受付インフォメーションにいき受付のお手伝い。
あとは写真撮る余裕なしでした。そして、31番ほうずきへ、以下は省略とします。
2月21日、金曜日の夜、幸いほどよい天気のまちなかバルのスタートでした。午後6時前すでに近鉄奈良駅前行基広場では、奈良の地酒のふるまいがスタートしていました。そしてまんとくんも登場。7回目を迎えて皆さんずいぶん慣れている感じです。受付にいると、WEBで予約した人もつぎつぎとあらわれました。
今回初登場のNPO法人の面々によるちんどん屋 も来てくれました。(右上)
無事スタートをきりましたので、すこし夕食がてらバルのお店へ。
1軒目は6番、U’s Kitchenへ。以前からイタリアンでしょうか、スパゲティやピザやワインをおいしくいただいているお店です。バルの時にははじめて訪問。バルメニューは白ワインに豚肉のあぶりチーズ焼き、じゃがいもなどをおいしくいただきました。
2軒目、3番初登場のインド料理タンドリ屋へ。
チキンカレーとナン、ミニサラダ、タンドリーチキンそしてビール。できたてのナンもおいしくいただきました。
3軒目はさらにきたまちへ。1番のかやく飯とお酒の店「かやく」。
かやく飯のライスグラタンと白ワインをいただきました。なかなかの創作料理です。
戻りには、67番、菊屋さんで お持ち帰りの、菊の寿2個と栗まん2個のお饅頭セットをいただきました。
さきのちんどん屋グループは女性も増えて5名、そしてミスターバルといわれ、第1回から大活躍のまちづくり奈良のK専務と記念写真です。
近鉄奈良駅に戻るとさらにお酒のふるまいはつづき皆さん盛り上がっています。
途中、ブログをアップしてさらに後半戦です。
あるくん奈良まちなかバル、2日目22日(土曜日)は午後12時スタートです。
当日券もあります。ばら売りもあります。どうぞお越しください。
まちなかバルのhpです。→ http://machinara.jp/machinaka_bal/
信貴山朝護孫子寺からの帰り道はひさしぶりに有料道路の信貴生駒スカイウェイ(約18キロ、片道・普通車1300円)を走ってみることにしました。
夕方で気温は2度からマイナス1度くらいでした。
高いところに白い月が見えます。
日陰には少し雪が残っていました。何ヶ所か展望の良い駐車スペースから写真を撮りました。大阪の町が見えます。
希望の鐘という高い展望台がつくられていました。(出来たのはもう10年以上前のようです)大阪側と奈良側の両方が見えました。
左上は奈良方向と思います。右上の写真は生駒山のテレビ塔です。東京スカイツリーくらいの高さにあります。
大阪湾方向に沈む夕焼けが見えました。
途中、北へ向かって十三峠、鳴川峠、暗峠を横切って山の尾根沿いを信貴生駒スカイウェイ は走っています。
hpです。→http://www.kintetsu.co.jp/leisure/skyline/index.html
2月19日、フェースブックでもお知り合いのプチマルさんからの情報で猿沢池の池さらえをしていることを知りました。昼前に行くと、奈良県の職員らが真ん中の噴水あたりで池さらえをしていました。
見学の人やテレビ各社もたくさんきていました。
水槽には獲れたばかりの外来種のカメ、スッポンや小さな魚、ウナギのようなものが入れられていました。
猿沢池は奈良時代からの池ということです。「澄まずににごらず ・・・」といわれていますが、実際はにごっています。
本当にきれいにするならこの際泥も除去すべきだそうですが、予算がついていないので今回池の底の泥は除去しないそうです。
率川(いさがわ)がすぐそばを流れていますが、池より低いところを流れており、興福寺の五十二段のそばの水路からのわずかな流入しかないようです。したがって、池の水がよどみ、きれいにならないようです。
奈良市の会合で奈良市OBの方が、近年奈良市は県の水道なども買っていて水量が豊富ですから、その元の水(浄化前の)を山の麓に流して、そこから佐保川や奈良公園を流れる小川(それが飛火野などを経て猿沢池に流入する)などの放流すれば良い、という意見をいっておられました。
とても良いアイデアだと思います。
猿沢池や奈良公園は奈良県が管理しているようです。奈良県と奈良市が協力していただいてより良い猿沢池、奈良公園にしていただきたいと思います。
信貴山から降りて霊宝館という資料館を拝観しました。信貴山縁起絵巻3巻(コピー)など宝物が展示されていました。信貴山縁起絵巻はふだん奈良国立博物館で保管されており、毎年秋にはお寺で一巻ずつ順番に展示されており、ことしは飛倉の巻が展示されるというお話でした。
そして本堂へ。ちょうど4時半から夕方のお参りが始まるころでした。
ご本尊と信貴山頂上の空鉢護法のご朱印をいただきました。
帰り道の参道です。信貴山頂上方向を見上げました。
北村西望作の「信貴山誕生」という聖徳太子像です。
本堂遠景と大きな寅の像。そして仁王門。
朝護孫子寺のhpです。→http://www.sigisan.or.jp/
いよいよ奈良市の中心市街地で7回目を迎えた、まちなかバルが21日22日に近づいてきました。
お得な前売りチケット(5枚つづり前売り3000円。当日は3,500円)は前日の20日までバル参加のお店、三条通のもちいどの入り口のコンビニ、サークルKで売っています。当方の店(器まつもり・もちいどの店にも)にも準備しています。どうぞお急ぎください。
また、メールで予約、当日近鉄奈良駅のインフォメーションで現金と引き換えも前売り値段で、OKです。→まちづくり奈良のhpへどうぞ。http://machinara.jp/
もし買いそびれたら、当日券ですが、21日は17時30分から21時30分まで、22日は11時30分から21時30分まで近鉄奈良駅行基広場のインフォメーション広場で買うことも出来ます。
ことしは、まず奈良の地酒の振る舞いがあります。21日の18時から19時まで。奈良県酒造組合のご協力を得て、バルのチケットを見せるとひとり小さなコップで奈良の地酒がもらえます。
そして奈良のマスコットキャラクターのまんとくんも来てくれます。21日のオープニングには近鉄奈良駅、そしていろいろな機会にJR奈良駅広場やまちかどに来てくれるとの情報です。
また今回は「ちんどんや」が中心市街地に来てくれるとのことです。
お店も66店舗。お持ち帰り専門店9店舗で甘いものなどもお持ち帰りできます。
どうぞ奈良のまちを飲み食べ歩きましょう!
どっぷり奈良漬!のブログでもくわしく案内してくれています。→ココ
先日良い天気の日に、今まで行く機会のなかった龍田大社へはじめてお参りをしました。(生駒郡三郷町立野南)
祀られている天御柱命・国御柱命の二神はそれぞれ天地自然を支える風の霊、風を司る神として日本書紀にあるということです。(まほろばソムリエ公式テキストブック)
拝殿の傍には、万葉集の長歌の石碑がありました。
(画像をクリックすると拡大します)
巻9-1751伊藤博先生訳
島山を行き巡って流れる川沿いの、岡辺の道を通って私が越えて来たのはほんの昨日のことであったが、たった一晩旅宿りしただけなのに、尾根の桜の花は滝の早瀬をひらひら散っては流れている。わが君が帰り道にご覧になるその日までは、山おろしの風など吹かせ給うなと、馬打ちながらせっせと越えて行って、その名も高い風の神、龍田の社に風祭りをしよう。
反歌
い行き逢ひのふもとに咲きををる桜の花を見せむ子もがも
訳
国境の聖なる行き逢いの坂の麓に、枝もたわわに咲く桜の花、この美しい花を見せてやれる子でもいたらよいのに。
画像は、今の時期の東大寺戒壇堂です。木の実は「栴檀(せんだん)」です。栴檀は双葉より芳し(かんばし)
と便りが届きました。
奈良インターカルチャー 2014年3月
十一面観音悔過法要 『お水取り』 (奈良市)
関西に「春を告げる行事」としてしたしまれている東大寺・二月堂修二会(お松明)。例年3月1日から始まる本行に向け、前行にあたる試別火(ころべっか)が2月20日より始まります。続く総別火と共に、俗世間との火を別けて行われるこれらの『行』は、3月1日より始まる『本行』に向けての様々な意味での準備の『行』です。行中「清浄」を礎にした様々な約束事は先人の国家安泰への強い思いで満ち溢れています。
今年1263回目となる年月受け継がれてきた勤行。練行衆が松明に導かれ上堂されると静けさが戻る二月堂、修二会の行はその張り詰めた空気の中夜遅くまで、日によっては明け方まで続きます。古くから大切に守られてきた行事作法,その「変わることのない」行法と人々の十一面観音さまへの思いに、心を重ねてみて下さい。
開催日時 3月1日(土)午後4時~お松明終了時(7時30分頃)
3月11日(火)午後4時~お松明終了時(7時30分頃)
修二会の行事は、伝えられてきた作法時刻に沿って、日々それぞれの勤行が行われます。
お松明終了後、男性は、東大寺様より内陣入堂の許可を頂きます。
女性の方は、「局(つぼね)」にて勤行を拝聴頂けます。
集合 二月堂・北参籠所(二月堂北側階段上がって左奥)
3時50分には、受付けを終了致したくご協力願います。
講師 坂東俊彦 (東大寺史研究所 研究員)
参加費 3,000円(精進の御弁当代を含みます。)
定員 80名 (先着順)
お申込み ご希望の日程・お名前・男女別・ご連絡先電話を
下記までお知らせください。
堂内に暖房の設備はありません。防寒には十分にご留意の上お出かけください。
お願い キャンセルの連絡は前日までにお願いいたします。
奈良インターカルチャー
TEL 080-1442-0851(西垣)
FAX 専用 0745-31-1755
担当 西垣・佐野 E-mail sumss@nifty.com
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追記
東大寺戒壇院の栴檀(せんだん)の実の空に光り修二会の近し (毎日新聞やまと歌壇)
くわしくは存じ上げないまま2月12日から、奈良ゆかりの茶人、村田珠光にまつわる第一回奈良大茶会、珠光茶会が始まっています。
16日までとのこと。寒さ厳しき折柄ながら奈良のいろいろな催しがひらかれています。
奈良市による珠光茶会のhpです。→http://www.city.nara.lg.jp/www/contents/1385712637162/
「京都などの茶会のように100年続けたい」ということです。
先日、きらっ都・奈良でおこなわれたまちづくりシンポジウムで講師のフルタアキヒロさんから、「アニメと地域とのコラボによる架け橋」というお話を聞きました。(写真はならきた町を語る山口さん)
アニメのことはほとんど知らないのですが、マージャンを競技としてとりくむ女子高校生のアニメがあり、奈良県の吉野がその舞台であるということでした。
昨年、吉野の吉水神社などでもイベントがあり、吉野町や吉野観光協会、近鉄なども協力してイベントがおこなわれ、たいへんな人数の人々が来られたということでした。そのお話の一部をフルタアキヒロさんから伺った次第です。
早速検索してみると以下のような番組を応援する聖地めぐりというブログがありました。若い世代に親しまれるアニメの力はなかなか大きなものであると思います。
http://kbas.ifdef.jp/burari_sakin.html
また、アニメで「境界の彼方」というのがありそれも奈良を舞台にしているということでした。http://kbas.ifdef.jp/burari_kyokana.html
2月8日から3月16日まで奈良国立博物館では 、お水取り特別展がはじまりました。
お水取りの曼荼羅やお経、道具や衣装などが いろいろ陳列されているそうです。
「東大寺二月堂の「お水取り」は、奈良時代から一度の中断もなく続く伝統行事です。長い歴史のなかで育まれてきた「お水取り」の世界の一端を、展示室に再現します。 」
ということです。
◆同時開催◆
特集展示「いにしえの東北~豊岡遺跡と平泉~」
平成26年2月8日(土)~平成26年3月16日(日)
くわしくはhpをご覧ください。→◇展覧会の詳細ページへ
そして先日、一足早くから開催されている、高畑町の入江泰吉記念奈良市写真美術館を訪れました。長年入江泰吉さんが撮られたお水取りの諸行事の様子がよくわかりました。
奈良市写真美術館のhpです。
→http://www1.kcn.ne.jp/~naracmp/
ふたつのお水取り展を両方見られるチャンスです。どうぞ両方の展覧会にお出かけください。
7日の晩から降った雪の影響も心配されましたが、無事8日オープニングしたそうです。
ことしも2月8日から14日まで、しあわせ回廊 なら瑠璃絵(るりえ)がひらかれます。
くわしくはhpをごらんください。→http://rurie.jp/
江戸時代、伊能忠敬は日本全国を歩いて測量したというのは有名な話で、それは海岸線の測量かと思っていたのですが、大和路も測量していたということをはじめて知りました。
先日、奈良ロータリークラブの卓話で、奈良大学の土平 博先生(文学部地理学科准教授、4月から教授)から30分間にわたり興味深くうかがいました。
伊能忠敬は50才を過ぎてから全国を10次にわたり歩いて測量したそうですが、その第6次に、四国・大和路として文化5(1808)年11月28日から12月23日大和路を歩いて測量しています。
そしてさらに第8次で京都から伊賀に行く途中1日だけ興福寺・春日大社を参拝に再度訪れたということです。
そもそも、「大日本沿海輿地全図」として、縮尺により全国を3つに測量した小図、そして8つに測量した中図、そして214枚もの大図があるそうです。
大図は1枚畳1畳分ほどもあり、2010年に奈良大学体育館でその214枚のコピーを並べたそうですが並べきれず、北海道はやむを得ず日本海にずらしてようやく並べたそうです。正確に並べると1辺が50mの長さの体育館が必要だということでした。
資料を頂いたのですが、大和のあたりの測量図です。2013年京都国際地理学会議開催記念の伊能中図(Ino Map)とのことです。
上が北です。
●伊能図とは
伊能図とは19世紀はじめに伊能忠敬の率いる測量隊によって作成された地図の総称です。忠敬は蝦夷地への測量をはじめとして、1800年から1816年まで、日本初の全国測量を実施しました。そじて忠敬の没後、1821年に幕府天文方の手で「大日本沿海輿地全図」として完成されました。
伊能図には縮尺、収録地域、製作時期によって多くの種類があります。縮尺によって、大図・中図・小図の3種類と、その他の少数の図に分類できます。
このうち、大図は実測図で、これを縮小して中図、小図が作られました。
大図作成のための測量は、方位と距離を野帳に記録しながら沿道や街道を進行する方法で行われました。
この記念地図は、東京国立博物館所蔵の中図を、(株)武揚堂が許可を受け複製したものです。(縮尺1:216000)2
大図ではもっと村やお寺が正確に描かれているということです。
第6次の大和路のおおよそのルートは大阪から十三峠を越えて大和に入り、法隆寺から当麻寺まで、そして大和郡山から薬師寺、唐招提寺、西大寺まで、そして秋篠寺を参拝、尼辻あたりから三条通を東へ、われわれの橋本町や餅飯殿町など奈良町の地名もたくさん出てきます。東大寺などを参拝、天理-三輪ー桜井ー飛鳥ー吉野山、戻って、泊瀬、長谷寺から伊勢街道を抜け正月に伊勢神宮を参拝、そして江戸に戻ったということです。
東を上に北を左に向けてみました。
頂いた資料の伊能忠敬の歩いた行程の一部です。
土平先生は大和路の研究もされているようですから、機会があればもっとお話をうかがいたいと思ったことです。
ならシネマテークは、2月7日から9日まで。下御門町の藝育カフェSANKAKUにて。
『恋する惑星』(1994年香港)
監督:ウォン・カーウァイ
制作:ジェフ・ラウ
撮影:クリストファー・ドイル、アンドリュー・ラウ
出演:トニー・レオン、フェイ・ウォン、ブリジット・リン、金城武
[上映スケジュール]
2月7日(金)10:00/15:00/19:00
2月8日(土)14:00/19:00
2月9日(日)11:00/15:00
[会場]
藝育カフェSankaku 〒630-8365奈良市下御門町28-1
2F
[入場料]
当日券500円
*各回入替制30分前開場 上映1時間前より整理券配布<先着順>
くわしくは、ならシネマテークのhpで→http://cinematheque.nara-iff.jp/february_2014/
友人のOさんから、2004年頃に斑鳩の松村健一さんの自費出版の作品集「和して同ぜず」をいただきました。
斑鳩かわら版ぽっぽ編集者がパーキンソン病患者となって
ーー健草歌集(大和詠草・病床歌)と小論・病床日記をーー
という素晴らしい作品集でした。
このほど73才で亡くなられたことを奈良新聞で知りました。心よりご冥福をお祈りします。 合掌。
あらためて書棚から取り出し読みました。
作品集の中の「大和詠草」より紹介します。
法隆寺
歩をうつし見上ぐる塔の層の間を雀むれとぶ寺の夕暮れ
法輪寺
障子あけ風鐸(ふうたく)の音をきかれよといひしひとに涙ひかれり
中宮寺
みほとけのほそきおゆびに夏の陽の池よりかへすひかりゆらめく
唐招提寺
おほてらのまろき柱をなでやればほのなつかしくこころたびゆく
平城宮跡
秋ばれの平城宮跡に立ちをればならの都のしのばるるかも
お水取り
松明のあかりまはして二月堂たかき舞台を僧うつりゆく
奈良公園
猿沢の水面(みなも)かすかに波立ちて夕焼雲を映してをりぬ
聖林寺
聖林寺の門を出づればひろごれる大和国原うるはしきかな
明日香
すかんぽのくきをかみつつともがきと明日香の里をたずねゆくなり
大和路
わが友と柿をくひくひあるきたる道のくねりわすれがたしも
わが友よさびしくあらば大和路のみてらみほとけいきてめぐれよ
この本の中にはその他
「現代を生きる目安」として個人主義と平和主義、
「関西の復権ーーカルチュラルセンターとしての復権こそ」
など確かな主張の文が載せられています。
以下は奈良新聞の2月2日付、「国原譜」の記事です。
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斑鳩の里で住民文化運動を花開かせ、ミニコミ紙「ぽっぽ」の編集長として活躍した、元斑鳩町議でエッセイストの松村健一さんが亡くなった。73歳だった。
1972年から73年にかけて、世界遺産・法隆寺がある斑鳩町で、町のど真ん中にバイパス道路の建設計画が浮上。周辺自治会から町議会へ反対請願が出され、署名運動なども展開された。その後、歴史家、写真家など著名な文化人らによる反対声明も出された。
乱開発への危機感から生まれた住民の自主的なエネルギーを、政治的なものだけで終わらせたくないとの思いから生まれたのが「いかるがを愛する会」。そしてミニコミ紙「ぽっぽ」が生まれた。
文化的な活動に重点を置いて、直木孝次郎氏ら著名な歴史家、文化人による寄稿も話題になった。2002年版「奈良県年鑑」には経歴欄に「ミニコミ紙『ぽっぽ』を創刊。部数13000部」とあった。
また「好きな言葉は『和して同ぜず』とあり、後年に氏が出された歌集と小論・病床日記(作品集)も同じタイトルだった。
本紙コラム「遠雷」などにも投稿頂いた。合掌。(恵)
NPO法人 泊瀬門前町再興フォーラムが開いておられる、泊瀬長者亭でコーヒーをいただきました。以前奈良市のきらっ都・奈良でも東部地域のイベントにも参加されていました。
「初瀬門前町まちづくり拠点として、空き町家を改修して、地元民のコミュニティと来訪者の憩いの場また歴史、観光の情報発信基地として、『わらしべ長者の里 泊瀬長者亭』を町家カフェとして開店いたしました。各種設備を整えご来店をお待ちしています。」
NPO法人 泊瀬門前町再興フォーラムのhpです。→http://hatsuse-no-mori.jpn.org/
ここではいろいろ展示されたり、販売されたりもしておられます。
出雲人形は展示のみということでしたので写真を撮らせてもらいました。
(おしまい)
以前に第1回万葉朗読劇「山上憶良と遣唐使~好去好来(こうきょこうらい)のうた~」 、
第2回オペラ『魔笛』翻案「猿沢ノ池不思議ノ横笛―モーツァルト先生に捧ぐ」が大好評で公演されました。
そして今回、同じく奈良大学教授である万葉学者、上野誠先生の原作・脚本で第3回万葉オペラ「風の森、風の饗宴」が公演されます。
2月22日(土曜日)18時開演
2月23日(日曜日)14時開演
の2回公演です。なら100年会館中ホールにて。
2月1日、事前のオペラ・ラボ講座を聞いてきました。こんどの万葉オペラもなかなかおもしろそうです。
風をテーマにした3つの万葉歌が紹介されていました。
「人にはそれぞれ風がある。その人が現れる時、その人の風でわかる。その時の人の機嫌も風は表している・・・・。今回万葉集の3つの歌を使用してオペラを書いた・・・」
このオペラでは、主人公の万葉学者の役に有名な俳優であり大阪芸術大学で教えられている浜畑賢吉さん。
「明日香風」は当代屈指のバリトン歌手の三原剛さんが演じられます。
そして明日香風のほか、生駒風、泊瀬風、ときめき風、うらみ風、などの「風」が登場します。
そして衣装は奈良時代の衣装で有名な山口千代子さん。
作曲・編曲は 河合摂子さん。
演出はテノール歌手の河田早紀さん。
友人のMさんもコーラスで出演。
芸術監督は100年会館館長でもある歌手の吉川友子さん。
多くの旧知の人たちによる万葉オペラを期待したいと思います。
23日のA席もS席も売り切れ近しとのこと。22日の分も好評に販売されているそうです。どうぞお出かけ下さい。
100年会館のホームページも2月1日に新しくなったそうです。→http://www.nara100.com/
そして万葉オペラ「風の森、風の饗宴」のhpです
2月になりました。
今年も、冬のならまちナイトカルチャーがひらかれます。
江戸時代から明治にかけての町家の面影を今に伝える「ならまち」。その「ならまち」で定期的に開催している「ならまちナイトカルチャー」がこの冬もやってきます。今回は、週末2回にわたって、伝統芸能鑑賞をお楽しみいただきます。静かな冬の夜に、熱い文化の息づかいを堪能してください.。
なお、平成26年2月8日(土)~2月14日(金)は奈良公園一帯で『~しあわせ回廊~なら瑠璃絵』が開催されます!
ならまちナイトカルチャーで伝統芸能を鑑賞した後、なら瑠璃絵の幻想的な光の回廊をお楽しみください。
ナイトカルチャーのhpはこちら→http://www.city.nara.lg.jp/www/contents/1385353148589/index.html
なら瑠璃会(るりえ)のhpはこちら→http://rurie.jp/
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