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桜井のkozaさんのブログに触発されて、自然に泊瀬の方向に走り始めて、まず桜井市の慈恩寺にある玉列(たまつら)神社に参拝しました。
大神神社から南へ3キロ、大神神社の摂社で玉列明神ともいうそうです。
参道には椿がたくさん植えられていました。白い椿が咲いていました。
椿でも有名な神社ということでした。
大神神社の大鳥居前の桜井市立埋蔵文化財センターでは、開館二十五周年をむかえて、HASHIHAKAー始まりの前方後円墳ー特別展がひらかれています。(3月23日まで)ちょうど開館中でしたので拝見してきました。大人400円。
発掘断面の精巧な再現です。
地図と模型で再現されています。そして樹木がなければというレーザー測量の図です。
いろいろな関連イベントがあるそうです。チラシをクリックしてご覧ください。
紹介のhpです。→http://www.city.sakurai.nara.jp/maki_c/info/tenji.html
第8回奈良まほろばソムリエ検定の最上級 まほろばソムリエ の問題です。
4択の問題が以前は30問でしたが、今回から25問、配点は各2点と同じです。全体の50点は四択。文章題が50点になりました。(奈良商工会議所提供、奈良新聞より)
文章問題は
Ⅱ、次の中からテーマを2つ選び、それぞれの解説文を200字以内で記入すること。(各15点)
1、平城京の設計について
2、江戸時代、元禄・宝永期の東大寺の復興について
3、キトラ古墳の壁画について
4、題目立てについて
5、中将姫伝説と當麻について
Ⅲ、次の中から1つ選び、その場所を含む1日の見学コースを想定したのち、同伴者を楽しませ、奈良の文化遺産や自然遺産に興味をもたせるには、どのように案内すればよいかを考え、自分なりの見学計画を400字以内で書きなさい(20点)
1、三条通り(奈良市)
2、葛下川(王寺町・上牧町・香芝市)
3、竹内街道(葛城市)
4、甘樫丘(明日香村)
5、賀名生皇居跡(五條市)
室生寺へ行ったり、薬師寺で歌碑をみたり、興福寺国宝館を拝観したり、義経千本桜の寿司屋さんにでかけたりしたからこそ、解ける問題もありました。
ご主人は「当時は柿の葉すしではなく、鮎の熟れすし」といっておられました。正解は鮎すしですね。
やはり奈良はとても広くて奥が深いですから実際に出かけてみないとわからないと思います。
全体で90分、文章問題はとにかく時間がありませんから、「下書きの紙はメモ程度にして、解答用紙に直接書き入れるほうが良い」というのがまほろばソムリエ先輩からのアドバイスで、私もやはりそのとおりにして良かったと思います。合格してから早や2年がたちました。
まほろばソムリエは結果が送られてくるのはいつも3月20日過ぎでまだ2ヶ月ほど先です。ことしまほろばソムリエを受けた友人たちの朗報を待ちたいと思います。
奈良まほろばソムリエの検定試験に刺激を受けたのでしょうか、桜井の相撲神社に野見宿禰(ノミノスネ)の顕彰碑ができていると昨年から聞いていたのですが、ようやく行くことができました。
以前はここが土俵跡ということで4本の木だけが植わっていました。土俵らしくなりました。
今回行くと、横綱の土俵入りの石像がありました。
また、東京代々木の国立競技場と同じ野見宿禰の像を石碑にしてありました。
このような由緒あるところが整備されていくことは素晴らしいことだと思います。関係者の努力に敬意を表したく思います。
またここには万葉歌碑がありました。
巻向の桧原も未だ雲居ねば小松が末(うれ)ゆ淡雪流る(巻10-2314)作者 柿本人麻呂 揮毫 山本健吉
伊藤博先生訳
巻向の桧原にもまだ雲がかかっていないのに、松の梢にもう雪が降ってくる
続いて1級の後半です。(奈良商工会議所提供、奈良新聞より)
受検された方の感想はことしもかなり難しかったようです。猿沢池の龍の話は2級に続いて1級にもでています。
世界遺産、大和の伝統野菜もでています。古墳もやはり出ています。実際にお寺や神社や古墳や奈良のあちこちに出かけることが何よりと思います。
NPO法人奈良まほろばソムリエの会のウォークなどもとても良いと思います。
日ごろから新聞や本などにもアンテナを向けておくこと、展覧会や講演会、バスツァー、現地説明会などいけるところは出来るだけ行った方が身につくと思います。
わたしも第2回の1級の検定であと一歩、1点足りず69点で不合格になりました。なつかしい思い出です。
参加店舗の紹介です。→http://machinara.jp/machinaka_bal/shop/
参加店舗のMAPです。→http://machinara.jp/machinaka_bal/pdf/7th_map.pdf
チケットは当方に声をかけていただいても用意できます。よろしくお願いします。
20日、奈良県記紀・万葉プロジェクトでは、なら記紀・万葉名所図会の第3弾として古事記神様・人物編が発行されたということです。早速、近鉄奈良駅の観光案内所にいってもらってきました。表紙です。全32ページ、興味深く、わかりやすく書かれています。
この本の使い方は、どこからでも読める、大きな写真、詳細MAP、ということです。
奈良市周辺のMAPです。
その他、天理・桜井山辺の道周辺、橿原明日香周辺、大和平野北部、大和平野南部、奈良県南部とMAPがついています。
とても素晴らしい冊子と思います。
報道用資料です。http://www.pref.nara.jp/secure/112306/houdou.pdf
3月中には電子ブックで読めるようになるようです。
いつもの野村さんご夫妻から届きました。文部省唱歌の「冬の夜」です。なつかしい歌です。
YOUTUBEで、東京放送児童合唱団の演奏がありました。
若草山三重目の風景の追加です。
鶯塚古墳です。画像をクリックすると拡大します。枕草子に記されているということです。
若草山二重目越しの奈良の町、そして生駒山、矢田丘陵です。
ところで、会津八一は若草山をたいへん好きだったということです。奈良へくるたびに何度も登ったのでしょう。
つぎのような歌を残しているということです。
「東京にかへるとて
あをによし ならやま こえて さかる とも ゆめ に し みえ こ わかくさ の やま 」
(あをによし平城山越えて離るとも夢にし見えこ若草の山)
いつもの素空氏の解説は
歌の意味
平城山(ならやま)を越えて奈良から離れて東京に帰った後も、夢に見えて来て欲しい、若草山よ。
万葉調の調べのよい歌である。初めて奈良を訪れた時(明治41年)に詠んだ作だが、何度も訪れた奈良を心から愛した八一の心情がよく表れている。
寒中の朝から良い天気の日、時間が取れましたので、ひさしぶり奥山ドライブウェイーを車で走ってきました。(普通車通り抜け通行料1820円)
寒くて空気も澄み切っていて朝のうちなら、写真も撮りやすいだろうという期待もありました。
東大寺の大仏殿へのビュースポットから1枚。ちょうど興福寺五重塔も見えます。そしてはるか先の山々も。桜の時期はとても良くて、写真や絵でもよく拝見する景色です。
京都府の山城盆地方向です。木津川がみえました。
若草山三重目では鹿たちが草を食べていました。気温は6度でした。
さらに若草山三重目からの風景です。
下の写真では興福寺の五重塔や中金堂の素屋根が見えました。マンション工事のクレーンも見えます。そしてこの25日は若草山焼きです。
正面は生駒山です。平城宮跡もよく見えます。すばらしい景色です。
いま、若草山へのモノレール案など物議をかもしていますが、三重目へのバスルートを充実すれば事足りるという意見が根強くあります。
18、19日の土日に第16回奈良まちなか市場 Sake×Sweets が奈良市観光センターで開催されるということです。
紹介によりますと以下のとおりです。どうぞお出かけください。
★奈良市内の全酒造蔵元による地酒
★地酒を使ったスイーツ
★奈良ブランド苺「古都華」
★古都華と日本酒を使ったカクテル を販売します!
●日時●
平成26年1月18日(土)・19日(日)午前11時~午後5時
●場所●
奈良市観光センター (奈良市上三条町23番地の4)
●出展者(主な販売品)●
今西清兵衛商店(春鹿)
奈良豊澤酒造(豊祝)
八木酒造(升平)
西田酒造(両白)
倉本酒造(金嶽)
たっくんのバームクーヘン屋さん(春鹿バーム)
まほろば大仏プリン本舗(まほろば大仏プリン(小)「大和の地酒」)
酒商・のより(酒粕生キャラメル)
なら和み館(奈良漬ケーキ「鹿」)
Pâtisserie KARAKU(地酒ケーキ「BODAIMOTO」)
萩原苺農園(奈良ブランド苺「古都華」)
日本バーテンダー協会奈良支部(古都華と日本酒を使ったカクテル)
10日からホテルサンルート奈良の桜の間(なんと場所も倍賞千恵子のサクラとかけていたとは)で、山田洋次監督、渥美清主演の「男はつらいよ」第1作がはじまりました。
1969年製作の第1作には、奈良の東大寺二月堂、大仏殿、浮見堂、奈良ホテルなどが登場します。
御前様の笠智衆とお嬢様の光本幸子が二月堂で、渥美清の車寅次郎とばったり出会う場面が出色です。
この第1作がその後の48作までつづくギネスもののシリーズになっていきます。あらすじや本筋のベースはこの第1作が最後までつづきます。
渥美清も倍賞千恵子も実に若い。44年ほど前の映画です。
この11日、12日、それぞれ2回の上映です。16ミリのフィルムで上映される実に味のある映画会でした。
どうぞこの機会に出かけていただきたいとも思います。
なかなか劇場の雰囲気で見られないこの機会にぜひどうぞ、ワンコインの500円です。
奈良は清酒の始まりの地です。正暦寺にはその石碑がたっています。昨年奈良市でも「日本酒で乾杯」条例が 奈良市会で可決されています。
そのポスターをいただきました。三輪山を背景に乾杯をしています。
寒の時期は、酒の仕込みにあちこちの蔵元ではとくに忙しいようです。
奈良の正暦寺では毎年1月「菩提酛ぼだいもと清酒祭り」をされていますが、ことしは1月11日だそうです。くわしくは以下をご覧ください。→http://shoryakuji.jp/event/event2.html
燗が良し冷や酒も良し常温良し 読み人知らず
ふだんよく通る、近鉄奈良駅改札付近と1Fの観光案内所付近(写真)に情報案内板(デジタルサイネージ)が設置されていることは知らなかったのですが、ある会合に出てはじめて知りました。
タッチパネル式で、簡単に探せる情報案内板ということです。
すこし触ってみました。場面が変わるたびに音を発するのが気になりましたが、興福寺のことやバスの乗り場案内、県内あちこち、吉野のことなども出てきました。
統計によるとずいぶんたくさんの人が利用されているようですが、あまり台数がありません。どうぞうまく見ていただきたいと思います。
そして1月10日は110番の日。朝10時頃からのセレモニーの後、近鉄奈良駅派出所に協力して地元の4つの商店街もお手伝いして、おうどん、ぜんざいなど「110円」で格安販売します。
1月5日、日曜日天気もよく多くの人々が朝からお参りに来られていました。朝8時半頃ちょうど待つ人もまだ少なかった時間帯にわたしもお参りに行きました。多い時間帯ではもちいどの夢CUBEあたりまで行列が出来ていました。
朝から商店街メンバーが準備してくれた、甘酒とあめ湯の振舞いをもちいどのセンター街のスーパー「オーケスト」前広場で12時ちょうどスタートしました。
たいへんな賑わいで行列をつくってお待ちいただきましたが、1時間30分、大鍋いっぱいに準備した甘酒(アルコールはゼロです)とあめ湯はすべて空になりました。商店街メンバーで手締めをして今年の商売繁盛と商店街の発展を祈念した次第です。
もちいどのブログでも報告してくれています。→
皆さんのおかげでなんとかここまで来ました。放送まであと1週間。広報が遅れておりますが追ってまた告知しますので皆さんまた応援宜しくお願いします!!
とのメールがH.Aさんから届きました。
1月10日の金曜日、夜8時30分からならどっとFM 周波数 78.4MHzで放送される、なら記紀万葉ファンタジアの第2弾、「ヤマトタケルと白い鳥」という小町座のラジオドラマです。
1月10日(金)、17日(金)、24日(金)、31日(金)と4回の放送です。
インターネットからも聞くことが出来ますのでぜひお聞き下さい。
すでに、tetsudaさんのどっぷり奈良漬のブログでくわしくご紹介されていますので、ご覧ください。
お正月に奈良阪町の奈良豆比古神社(ならずひこじんじゃ)にお参りしました。10月の翁舞でも有名です。
奈良阪町の皆さんがお世話されています。そして神社の裏手の楠(クスノキ)の巨樹を拝見、幹に触れて千年の精をいただきました。
幹周/7.5m、樹高/約30m、樹齢/約1000年。 奈良豆比古神社の楠. ○奈良豆比古神社本殿裏にある楠の巨樹で、奈良県の天然記念物に指定されています。
屋久島や十津川村などで巨木を拝見して近頃思うのですが、木はこのように1000年以上生きて、木によっては切られたあとふたたび木材として長年にわたり活躍します。中でもお寺などの木材として使われたならさらに1000年の歳月を生き抜くなどすばらしい生命力だと思います。
写真は、昨秋薬師寺の水煙展で拝見した巨木です。東塔の再建で活用されるのかもしれません。
追記
奈良坂の奈良豆比古神社の千年の楠の木に触れ英気頂く(毎日新聞やまと歌壇)
入江泰吉記念 奈良市写真美術館では、お水取り展がひらかれます。3月16日までとのことです。
案内チラシから。
「十二人目の練行衆」。入江泰吉はそう呼ばれました。
練行衆とは、東大寺二月堂の修二会に籠る僧のことで、十一人で構成され法要を行う中心的役割を果たします。修二会は1260年以上もの間、不退の行法として 護り受け継がれ、練行衆は一心に人々の幸せを願い祈ってきました。その修二会はいつしか「お水取り」と呼ばれ、春を呼ぶ行事として人々の生活に欠かせないものとして 今日に至ります。
入江泰吉にとってお水取りは幼少のころから親しみ深いものでしたが、大阪時代の20年間は疎遠となっていました。しかし、郷里の奈良に引き揚げた翌年の昭和21年に 再び二月堂の鐘の音を聞いたとき、その音に引かれるようにしてお水取りに参籠したといいます。入江はその日から取材を始め、毎年欠かさず30余年にわたり行法の 一部始終を見つめてきました。練行衆と同じ時間、同じ世界に籠り、同じ心で行法のすべてを記録してきた入江の姿は、もう一人の練行衆に見えたのでしょう。
今回は、奈良時代より連綿と続けられてきた「お水取り」を取り上げます。行法の記録だけにとどまらず、練行衆の日常や行を支える人々の舞台裏までをとらえた 全容を紹介します。
毎年、年初めの1月4日宵恵比寿、1月5日本恵比寿は奈良市南市町のえべっさんです。例年多くの参拝でにぎわいます。もちいどのセンター街では初売りということで恒例の5日12時スタート、甘酒とあめ湯の振る舞いも行ないます。(好評ですので1時半くらいで例年予定終了になります。お早めにお越しくださいネ)
そして、会津八一の「自註 鹿鳴集」を読んでいると、会津八一もこの恵比寿神社のえびす市の事を歌に詠んでいることを知りました。
いつもお世話になる素空氏にことしも早速お世話になることにします。
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奈良の戎(えびす)の市にて
ささ の は に たひ つり さげて あをによし なら の ちまた は ひと の なみ うつ
(笹の葉に鯛吊り下げてあをによし奈良の巷は人の波打つ)
戎の市 「恵比寿神社(奈良市南市町)の祭礼、1月4日宵えびす5日本えびす。7福神の1つ恵比寿は商売繁盛の神として信仰される。元は漁業の神であったので鯛を釣り上げる姿でえがかれる」
たひつりさげて 「鯛吊り下げて。“笹の葉に、紙にて造りたる鯛のほかに、大判小判など吊り下げたるものを、縁起物としてこの市にて売るなり。”自註鹿鳴集」
あおによし 「奈良の枕詞」
ちまた 「巷。人が大ぜい集まっている、にぎやかな通り」
歌意
笹に鯛をつり下げた縁起物を持った人達で奈良の戎市の立つ街は波打つように賑わっている。
「憂患」を抱えた寂しい西国の旅の途中、正月に一度奈良を訪れた八一は戎市の賑わいに驚く。人々の喜びが「波打つ」光景を素直に受け止め表現する八一の心情は、穏やかさを取り戻したと言えるだろう
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