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2013年11月15日 (金)

季刊「上方芸能」190号に

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木津川 計さんが発行人の--芸術文化の広がる都市に--「上方芸能」という上質の季刊誌があります。数年前から、友人のNさんのおすすめで定期購読しています。

上記は、この11月10日に発行された「上方芸能」です。

とある日、「私の芸能肩入れ談」という欄に書きませんかと連絡をいただきました。投稿することがあっても寄稿を求められることはめったにありません。で、わたしの拙文が、この190号に載りました。

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奈良は芸能の発祥地

                          松森重博 

奈良県内あちこちを訪ねると、奈良には上方芸能の発祥地を感じるところが多い。また若いときから桂米朝さんらの落語などを良く聞いた。亡くなった桂小米(のちの桂枝雀)や春蝶もテレビやラジオで良く聞いたしなつかしい。桂文枝(三枝)、桂文珍、仁鶴は今も活躍中で楽しみにしている。「鹿政談」は、奈良の鹿を誤ってやってしまった落語であるが、その三作小僧の塚はいまも興福寺の一角に静かにたたずんでいる。

また奈良は能の発祥の地でもある。同じく興福寺には能の金春流発祥の石碑があるし、5月には全国の薪能の始まりである興福寺薪御能が演じられる。毎年12月の春日若宮おんまつりでは、春日参道の影向の松の前で、能が奉納される。東大寺の鏡池でも能は演じられるし、宇陀の阿紀神社では蛍能も演じられる。金春流、観世流、宝生流、金剛流はいずれも大和四座である。大蔵流などの狂言も盛んだ。吉野郡大淀町では子供能楽も毎年盛んに演じられている。

雅楽も南都楽所が盛んに社寺やお祭りで演奏される。子供たちも毎週土曜日夜、奈良もちいどの商店街の一角で指導を受けて練習をしている。

文楽も壷坂寺や吉野山など奈良を題材にされた作品も多いことを奈良朱雀高校の生徒さんの研究で最近知った。この12月にはNPO法人奈良まほろばソムリエの会や奈良交通の協力で文楽ゆかりの地を訪ねるバスツァーも行なわれる。

一方、民俗芸能はその後継者難で中止に至った大柳生の太鼓祭りの例もあるが、いまそういう伝統芸能の継続を応援しようという動きもある。

やはり芸能は文化であり、生きた歴史であると思う。われわれの先人がはじめた芸能をさらに深く長く伝えて、楽しみたいと思う。

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190号という区切りのこの本も164ページにわたり、いろいろなジャンルの記事を豊富に掲載されています。定価1600円。どうぞ読んでいただきたい季刊誌です。

上方芸能のHPは→http://www.kamigatageinou.gr.jp/

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