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2013年11月 8日 (金)

早稲田大学へ

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先日、早稲田大学を訪ねました。ちょうど早稲田祭という大学祭の初日でした。盛り場のような賑やかなキャンパスの傍ら、会津八一記念博物館へ。行きました。

そして、坪内逍遥記念演劇博物館に行きました。

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演劇博物館の前には坪内逍遥の胸像があり、その台座に会津八一の歌が刻まれていると聞いていたからです。

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ここは以下、いつもの会津八一研究家、服部素空氏のお世話になることにします。


早稲田にて (四月二十七日ふたたび早稲田の校庭に立ちて)

  むかしびと こゑ も ほがら に たく うち て
               とかしし おもわ みえ きたる かも 
             


       

      (昔人声もほがらに卓打ちて説かしし面輪見えきたるかも)

歌意 
       
恩師坪内先生が、声も朗々と教卓をたたきながら講義されたそのお顔が今もありありと浮かんでくる。

 

この歌は早稲田大学坪内博士記念演劇博物館前の逍遥の胸像の下に彫られている。ただ、早稲田には若山牧水、北原白秋、窪田空穂など有名な歌人・文人がいるのでと言う理由やその他で随分反対があったようだ。
       そのため、この胸像・歌碑の存在に逍遥と八一の強い師弟関係及び八一と作った弟子達との深い絆をうかがう事が出来る。石碑を作る弟子達の計画に「・・・私自身が大いに感動して、これは是非完成して貰ひたいと、特に強く望をかけてゐる」(私の歌碑)と70歳の八一は書き残している。
  
                 
          
山光集・校庭(第6首) 

服部素空氏の会津八一研究のhpです。→http://www.cty-net.ne.jp/~masahiro/soku/81.html

 

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