奈良まほろばソムリエと巡る 山の辺の道 1
11月17日日曜日9時40分桜井駅集合。「奈良まほろばソムリエと巡る 山の辺の道のコース」の、観て、聴いて、ロマンに触れる、再発見のウォークがありました。
うまく時間が取れましたので参加してきました。この日はまほろばソムリエが10人あまりで10グループをつくっての合同のウォークでした。合計75名も参加されました。
駅前で簡単なスタートの注意を2点、国道を横切るので車に注意しましょう、ひとりで参加の方もたくさんおられます、できるだけ多くの人とお話しましょう、とリーダーのYさんからご挨拶があり、1班から少し間隔をあけて順番にスタートしました。
桜井駅から巻向駅までのコースです。昨年柳本から桜井まで歩いたり、柳本からソムリエのNさんのご案内で巻向まで歩いたりしましたが、今回はじめてのところもありますので楽しみです。
桜井の市街地を歩いて、
(画像をクリックすると拡大します)
大和川(初瀬川)に出ました。ここは、かつては船で大阪湾まで上り下りして、盛んであった海柘榴市(つばいち)のあとです。そして仏教伝来之地碑。
そして海柘榴市観音をお参りしました。
ここで万葉集から2首。問答歌ということです。
紫は灰さすものぞ海柘榴市の八十のちまたに逢へる子や誰れ(巻12-3101)
たらちねの母が呼ぶ名を申さめど道行く人を誰れと知りてか(巻12-3102)
伊藤博先生の現代訳。
3101紫染めには椿の灰を加えるもの。その海柘榴市の八十のちまたで出逢った子、あなたはいったいどこの誰ですか。
3102母さんの呼ぶたいせつな私の名を申してもよいのだけれど、道の行きずりに出逢ったお方を、どこのどなたと知って申し上げたらよいのでしょうか。
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この初瀬川のあたり、桜並木が紅葉して三輪山に映えてとても美しく感じました。
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