正倉院展短歌コンクール
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正倉院展に出かけたら、正倉院展短歌コンクールが募集されているということでした。
募集内容は、正倉院宝物や正倉院展に題材をとった短歌形式の作品
対象はジュニアの部(小学生から高校生)、一般の部
募集期間は11月19日まで。当日消印有効。
一人2首まで。投稿は無料ということです。
hpに応募フォームがあるということです。→
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正倉院展に出かけたら、正倉院展短歌コンクールが募集されているということでした。
募集内容は、正倉院宝物や正倉院展に題材をとった短歌形式の作品
対象はジュニアの部(小学生から高校生)、一般の部
募集期間は11月19日まで。当日消印有効。
一人2首まで。投稿は無料ということです。
hpに応募フォームがあるということです。→
陶器・ギフトの全国専門店チェーン「趣味の百撰会」でご一緒の友人Kさんは敦賀市民合唱団の団長さんをされています。このほど創立60周年を迎えたということで、敦賀市と京都市で60周年記念の演奏会がありました。ご招待いただきましたので京都市での演奏会を聴きに行ってきました。
22人という少数精鋭で、モーツァルトからPOPS歌謡曲まで、すばらしい演奏がくりひろげられました。
中でも、敦賀市民合唱団創立60周年記念委嘱作品「心かよわせ」は心引かれる歌でした。団員の中で公募したという歌詞に曲がつけられたものです。作詞は 金城ふみ代さん。そして 作曲者 石若雅弥さんにより他の曲と共に組曲として合唱の楽譜として来年発売されるそうです。あちこちで演奏されることが期待されます。
今までも奈良工芸フェスティバルはされていましたが、今年から、奈良伝統工芸展を10月29日から11月4日、ならまちのなら工藝館でひらかれるそうです。入場無料。
ならの難解町名のひとつ、阿字万字町になら工藝館はあります。以前、イギリスのチャールズ皇太子がなら工藝館に立ち寄り、陶器の大皿に染付けでサインをされたことがあります。
ところで、難解地名の阿字万字町は、あぜまめちょうと呼びます。
なら工藝館のhpです。→http://www15.ocn.ne.jp/~azemame/
国立大学法人 奈良女子大学では、重要文化財の記念館を一般公開されます。奈良女子大学所蔵の正倉院模造宝物と文化財科学も特別展示されるそうです。10月29日(火)から11月4日(月)まで。時間は午前9時から午後4時まで入館OK。入場は無料とのことです。
あるくん奈良スタンプラリーをかねていかれるのも良いと思います。
記念館のhpです。→http://koto.nara-wu.ac.jp/kinenkan/
いよいよ、正倉院展です。いつもなら秋晴れの時期ですが、25日は台風の影響で雨模様でした。
25日は内覧会の招待を受けましたので、一足早く拝見してきました。音声ガイドの器械も借りて1時間ほどかけてゆっくりと拝見しました。やいちさんご夫妻とkozaさんご夫妻と一緒に行きました。
ポスターに使われている「漆金薄絵盤うるしきんぱくえのばん」、お香の台座はやはり素晴らしいものでした。蓮の花のような形で彩色が色鮮やかに残されていました。甲乙のふたつのうちの一つということでした。
やいちさんが興味深いお香の実験の記事と動画を紹介してくれました。
http://www.yomiuri.co.jp/shosoin/2013/news/20131022-OYT8T00795.htm
なお展示内容は、以下のhpをご覧ください。
読売WEBをみるといろいろ動画もありなかなか面白く思いました。→http://www.yomiuri.co.jp/shosoin/
奈良国立博物館のHPの中の正倉院展のページです。→
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2013toku/shosoin/2013shosoin_index.html
出陳内容は正倉院宝物の全体像がうかがえる構成となっていますが、とりわけ23年ぶり二度目の出陳となる漆金薄絵盤(うるしきんぱくえのばん)(*)をはじめとする仏具の優品、聖武天皇ご遺愛の平螺鈿背円鏡(へいらでんはいのえんきょう)と屏風がまとまって出陳されるのが注目されます。
このほか、楽器や伎楽面(ぎがくめん)、貴族の遊びの道具、腰飾りや刀子(とうす)などの装身具、宮中の年中行事にかかわる道具、奈良朝の人々の暮らしを伝える文書などが出陳されます。
本年の特徴の一つに、宝物を守り伝えてきた人々の努力がうかがえる品が多い点が挙げられます。
宝物は点検と曝凉(ばくりょう)(虫干し)、厳重な管理、そして修理などを通して今日に伝えられてきました。
今回は弘仁二年(811)に行われた北倉の宝物点検の報告書が出陳されます。
また平螺鈿背円鏡は、保存の良い一面、鎌倉時代の盗難で割られてしまった一面、そして明治時代に修復した一面、の三種類が並び、宝物を伝えてきた人々の足どりを見ることができます。
また、櫃(ひつ)に納められていた裂(きれ)のかたまりを延ばし、修理したことで聖武天皇ご遺愛品であることが判明した屏風(びょうぶ)なども出陳されます。
正倉院展を通して奈良時代の文化、人々の暮らしの息づかいを感じていただければ幸いです。皆さまのご来館をお待ちしています。
追記
宝物を観て図録見て振り返る正倉院展の余韻の尽きず (毎日新聞やまと歌壇)
10月26日からいよいよ正倉院展が始まります。そして同時にあるくん奈良スタンプラリーもはじまります。(11月11日まで)
3個のスタンプを集めると1回の抽選、素敵な景品が当たります。どうぞご参加ください。一人1枚。参加無料です。
ことしのガラポン抽選器には、正倉院文様のデコレーションがほどこされました。奈良女子大の先生の作です。ガラガラと回ると万華鏡のようです。どうぞJRと近鉄奈良駅のそれぞれのゴールでご覧ください。
スタンプラリーの冊子です。(画像をクリックすると拡大します)
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そして、どうぞ駅前やお店で冊子を手に入れてあるくん奈良スタンプラリーに参加してください。きっと楽しいことに出会えるのではないでしょうか。
以前から、水銀灯からLED照明に取替えたいと思っていた奈良もちいどのセンター街のアーケードの照明ですが、このほど無事完成しました。
全長250mのアーケードです。LED照明設置の費用はたいへんなものです。なかなか自力ではできなかったのですが、ようやく奈良市の商店街の対する環境エネルギー対策の補助の今年その順番が回ってきました。
そしてことしは国の商店街へのハード事業補助金もありましたので申請したところ1回目で申請が通りました。したがって奈良市と国の両方の補助を得てLEDの照明への取替えができました。無論商店街の今までの積み立ててきたお金もつかってのことです。
LED照明は省エネで環境にやさしく、明るく、電球も長持ちし、電気代も安くなります。
10月22日午後5時からもちいどのセンター街のきらっ都・奈良あたりでの点灯式の様子です。
最初に、もちいどのセンター街理事長としてご挨拶させていただきました。
津山奈良市副市長様から温かい祝辞をいただきました。
右上写真は、一番左消灯のとき、真ん中は半分つけたとき、右はつけたときを1枚に加工された写真です(まんとくんネットのyokotaさんからいただきました)
一旦LED照明を消して暗くなったあと、まんとくんと津山副市長とご一緒にスイッチを一斉に押しました。ぱっと明るくなり拍手が沸きあがりました。
そして「LED照明は全部で何個でしょうか?」というクイズが投げかけられました。締め切り27日まで。5点のLEDの賞品が当たります。きらっ都・奈良の前の投票箱に投票してください。
そして多くの人たちがこの日応援にきてくれたまんとくんと一緒に記念撮影をされていました。まんとくんお疲れさまでした。MCのならどっとFMの大道 ランさんありがとうございました。
もちいどのセンター街のブログです。→http://blogs.yahoo.co.jp/nara_mochiidono/MYBLOG/yblog.html
また花芝商店街振興組合の奥本雅史理事長が動画を撮ってくれました。YouTubeにアップされた動画です。→http://youtu.be/I4LcfPPvgLI
約8分です。良かったらごらんください。
(この日の写真提供は株式会社まちづくり奈良の島田部長、もちいどのセンター街岩田事務長と私です)
追記
工事終へLED灯る商店街道行く人を明るく照らす
秋のならまちナイトカルチャーが10月26日から11月8日まで行われます。ならまちセンターにて。午後8時から9時まで。
くわしくはお電話でおたずねくださいとのことです。0742-27-1820奈良市総合財団ならまち振興事業部門まで。
ならまちセンターのhpです。→http://www17.ocn.ne.jp/~naramcnt/
正倉院展も26日に近づいてきました。月刊大和路ならら10月号は「第65回正倉院展 文様を楽しむ」というテーマで正倉院展が特集されています。
出品の宝物がカラーで10点あまり紹介されています。奈良国立博物館の学芸部長補佐の内藤栄さんがお話されています。
また奈良女子大学社会連携センター特任教授の藤野千代さんが華開く天平デザインをお話されています。有名なお酒の奈良八重桜をデザインされた方です。
読み進むうちに、奈良を歩けば正倉院文様に出合う!というページがありました。元になる宝物は紅牙バチル尺→器に正倉院文様も美と気品を、とありました。
どこかで見た皿だなと思っていましたら、当店がデザインしていただいて作成した、正倉院文様のお皿です。
いろいろ種類がありますのでこの機会にどうぞご覧いただき、良かったらおひとついかがでしょうか?
器まつもりのhpにも載せていますし通信販売もお受けできます。→http://homepage2.nifty.com/matsumori/catalog2007-1.htm
よろしくお願いします。 店主敬白。
ホテルのフロントで道を聞いて野迫川村を出発、車は小辺路沿いの道を通って再び高野ー龍神スカイラインへ、高野山の金剛峰寺を訪ねました。
はじめて、中を拝見しました。拝観料500円。りっぱな襖絵がありとても大きな建物でした。庭の様子です。
広い広間で法話を少しうかがい、お茶をいただきました。
高野山の金剛峰寺の朱印です。
外は12度ととても冷え込んでいました。そして一路帰り道を急ぎました。午後7時無事奈良市にたどりつきました。
高野山のhpです。→http://www.shukubo.net/contents/
奈良県吉野郡野迫川村役場をお訪ねした後、平維盛の塚をおとずれました。毎年、法要の様子をテレビで拝見するところです。車から降りると十数度でとても涼しく感じました。無人の資料館など拝見したあと、整備された塚に登りました。
すでに紅葉が始まっていました。先日、夏日を経験していますので、たいへんな季節の変化を感じることでした。周りの風景です。幸い雨も上がりました。
そしてしばらく走り、ホテルのせ川に着きました。
そして早速名物の「カシキ鍋(鴨猪雉鍋)」をいただきました。写真右下、肉も左からカモ、キジ、イノシシの入った鍋です。肉は3人前、たいへんなボリュームでした。前菜はあまごの甘煮、梅のワイン漬、栗、など野迫川村の産品でした。
そしておいしいアマゴの骨酒。
ゆっくりいただき歓談して野迫川村の味を満喫しました。
ホテルの後ろには川が流れ、折からの台風の雨で川は増水していました。
ゆっくり温泉に入り、午後3時過ぎ出発しました。飲まない方に運転していただき、お酒や料理をいただき日帰りができました。ありがたいことです。
日程に余裕があれば、ぜひ泊まってゆっくり過ごしたいところでした。
ホテルのせ川のhpです。→http://www.hotel-nosegawa.jp/
行ってからそういえばtetsudaさんのブログで読んだことがあることを思い出しました。とても詳しく書かれています。→
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/17950d96db400ec58dead4815dd7048c
野迫川村の観光案内hpです→
http://www.vill.nosegawa.nara.jp/tourist_guide/index.html
追記
シシナベ
雨上がり深き峡より雲の湧く野迫川村に猪鍋かこむ(毎日やまと歌壇)
奈良県は吉野郡がとても広くて、また奈良市からは遠い印象があります。とくに野迫川村(のせがわむら)は総選挙などのとき早い時刻に高い投票率で結果がつたられていること程度しかあまりよく知りませんでした。
この夏、もちいどのセンター街の夏のイベントは、台風被害にあわれた野迫川村への支援が大きなテーマのひとつでした。野迫川村からも、役場からPRに来ていただきました。
もちいどのチャリティフェスタの当ブログ→http://narabito.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-bfd2.html
そこでそのお礼もかねて野迫川村の秋の味覚も味わおうということで、有志9人で行ってきました。
そういうことでもないと、ひとりで運転してもなかなか行く機会がありませんでしたから、車に乗せてもらっての日帰りです。
この日も前夜の台風一過で曇り空あるいは小雨の朝でした。朝8時出発。
奈良市内から国道24号線や京奈和自動車道(無料)を通って、和歌山県橋本市へ、そしてtetsudaさんやかぎろひさんのブログで知った久度山を通り、高野山を通り、高野ー龍神スカイラインを通り、野迫川村に着きました。(かつて和歌山県白浜へいくときに高野ー龍神スカイラインを走ったことがありますがずいぶん前のことでした)
友人のKさんの名運転で約3時間かかりました。
奈良県内だけを通って五條から大塔村を経由して行くことも出来るのですが、台風の通過後でもあり、道が広くて整備されているという和歌山県を回って行きました。
最初に、野迫川村役場へ角谷喜一郎村長ともちいどのセンター街にも来ていただいた吉井産業課長をたずねました。30分余り、野迫川村についていろいろお話いただきました。
昨年の台風で村自体の被害より、高野山との道路、あるいは大塔村への道路が断たれてしまったことが大きかった。その復旧に和歌山とか奈良とかではなく協力して行ったこと。
高野ー龍神スカイラインも建設時から野迫川村も通ってもらったこと。道路はとても大切なものです。
村はいま人口が減り、中学生も合計4名、小学生も10人余りで同じ校舎で勉強している。中学の科目もたくさんあるのでも先生は10人以上必要であるが、なんとか5名を確保し、また小学校と中学校の両方の免許を持っている先生で対応している。
野迫川村は、人口も500名を割った。かつては、立里に銅山があって3000人以上の人口のときもあった。
奈良女子大学や帝塚山大学の学生さんが花火大会やお祭りを支援していただいたりして地元の皆さんを励ましていただきありがたい、今後とも皆さんの野迫川村への支援をよろしくお願いしたい。
また年間を通じて涼しく、7,8月を除いてストーブが出しぱなしであり、特に冬などマイナス15度にもなる寒さだ。
鹿が増え、イノシシがいて、アライグマやカモシカもいる。実は鹿の害で特産の松茸までここ数年やられていて困っている。
など野迫川村のことをお話いただきました。
一同お礼をして役場を出発、その後、平維盛の歴史の里をたずねました。
野迫川村のhpです。→http://www.vill.nosegawa.nara.jp/
東大寺の南大門を大仏殿方向に越えて、すぐ左手に東大寺ミュージアムがあります。かつての東大寺学園中学高校の跡です。
その東大寺ミュージアムでは10月10日から、東大寺四月堂(三月堂の西)から重要文化財木造千手観音立像(平安時代前期)をお迎えしていますとのことです。
東大寺総合文化センターの公式hpです。→http://culturecenter.todaiji.or.jp/
1年に1度の奈良まほろばソムリエ検定も第8回を迎え、来年の平成26年は1月12日(日)に実施されます。今回、2級、1級、そして最上級のソムリエは奈良の帝塚山大学が受験会場ということです。
そして2級、1級は東京会場でも受験できるということです。
申込期間は11月1日から11月30日まで。
多くの方に挑戦していただきたいと思います。
今回、ソムリエの選択問題は問題数が30問から25問以内に少なくなるようです。
くわしくはhpをご覧ください。→http://www.nara-cci.or.jp/narakentei/
毎月購読している小学館のサライですが、11月号は奈良特集です。おすすめです。
奈良まほろばの旅、巻頭言は、奈良大学の万葉学者、上野誠先生、奈良の新しい見方と題して、「まず東大寺二月堂から奈良を見ること、そして平城宮跡、東院庭園はぜひどうぞ、と、そして橿原考古学研究所博物館や興味があれば万葉集をと、いろいろなところをたずねて、万葉びとたちの思いを想起し、感じて欲しいと願っています。」
第一部は、東大寺、興福寺、薬師寺、唐招提寺の四大寺、悠々逍遥。
第二部は、食事処、喫茶・甘味、宿泊。食事処はそのうち8ヶ所いったことがありますが、それぞれなるほどというお店です。
宿泊先での食事は4ヶ所ともすべて行きましたがそれぞれすばらしいホテルを選ばれています。
第三部は大和路を遊歴する。5コース。
そしてとじこみ付録として「奈良詳細地図」「大和路を遊歴する」絵地図がついています。
付録の手帳がついて特別定価880円(本体838円)
今月号のサライの案内hpです。→http://serai.jp/magazine/226
友人から13日に行われる大安寺国際縁日の案内をいただきました。大安寺の河野住職さんは国際的で、先代をひきつがれていろいろなつながりや縁、催しを開かれています。
チラシをクリックすると拡大します。
大安寺のhpです。→http://www.daianji.or.jp/
9月からはじまっていますが、薬師寺の東塔の水煙が降りて特別に公開されていますので見てきました。写真も撮って良いということでした。とてもうれしいことです。
長年、高いところで風雨を受けていたからでしょうか、4枚の水煙も横から見るとすこし変形しているようにも見受けました。天女の乙女たちもたいへんだったことでしょう。平成30年の完成の頃には再び東塔の高いところに戻られるのでしょうか。
水煙のつぎの九輪です。
その下の部分には、由来でしょうか、彫られていました。
東塔の1層目の仏様たちも展示されていました。
境内の会津八一の歌碑です。
すゐえん の あま つ をとめ が ころもで の
ひま にも すめる あき の そら かな
(水煙の天つ乙女が衣出のひまにも澄める秋の空かな)
歌意
東塔の水煙に彫られた天女たち、音楽を奏でて飛翔する彼女たちの衣の袖の間にさえ、美しく澄んだ青い秋の空が見えるではないか。
薬師寺の歌(四首)の第三首。八一の作品の中で最も有名でかつ美しいと言われるこの歌は、快い調べで水煙のわずかな透かし彫りのすきまに見える秋空を歌い上げる。美しい水煙の天女と古都奈良の秋空の美を自らの美意識のなかで一体として表現する。調べを大事にしながら、声を出して読み込むといい。絶妙な美の境地が感じ取れるはずだ。実際は塔は高く水煙の暇などは見えないのだから、これは作者の美的想像力で創り出したものなのだ。
佐々木信綱の下記の東塔の歌とは全く趣が違うのである。
行く秋の 大和の国の 薬師寺の 塔の上なる ひとひらの雲
いつもの会津八一研究家の素空氏の説明です→http://surume81.web.fc2.com/hitorigoto/81/sa/sa.html#suien
そしてこの日いただいた朱印です。
とくに右上はこの特別展でしかもらえないようでした。特別展は11月30日まで開かれていますが、どうそお早めにお出かけ下さい。10月20日まで、金堂では小倉遊亀さんの天武天皇、持統天皇、大津皇子の絵が特別に展示されていました。
かぎろひさんがくわしくレポートされています→http://kagiroi.narasaku.jp/e92285.html
特別展のhpです。→http://www.nara-yakushiji.com/contents/toto_suien/index.html
追記
水煙の天つ乙女ら舞い降りて吹く横笛の凍れる調べ (毎日やまと歌壇)
奈良女子大学記念館(重要文化財)で、先日、附属小学校の全体の同窓会「伸びて行く会」が開かれました。
講演では同窓の大先輩、まちづくりプランナーの片寄俊秀先生のお話がありました。戦中に入学され昭和25年卒業されたおもしろくて貴重な小学校生活を語られました。
その後、奈良女子大学附属中学・高校を経て建築学を京都大学で学ばれ、アフリカへ行かれたこと。その体験を書かれた本で、渥美清主演の映画のモデルにもなったこと。
そしていろいろな大学で教鞭をとられるかたわら、日本中や世界のあちこちをスケッチされてきたこと。現在まちづくり道場・主、をされていることなどのお話をしていただきました。
ご紹介された、まちづくり道場十訓(案)です。
スケッチをすると写真よりも他人に警戒されず良いということでした。そしてとにかく1000枚練習して描いたら・・・、というアドバイスでした。
そして、これまでの観光から新しい観光を説明され、どこでも観光地になること、観光は平和へのパスポートと強調されました。
奈良まちづくりセンターの活動にも最初から関わられ、かみつみち弁当で有名な「はり新」の中川俊彦さんと小学校からの同級生ということでした。中川さんもスケッチで健康を回復されたということです。これもスケッチの効用かもしれません。
片寄先生は著書も多数あるようです。とても参考になるお話でした。ありがとうございました。
そしてほんまち・まちづくり道場のhpです。→http://honmachila.exblog.jp/
伸びていく会は、その後、望月恵理子さんのマリンバ演奏や、バイオリンとピアノの演奏があり、生協食堂で楽しい懇親会が繰り広げられました。
10月のならシネマーテークです。11,12,13日にもちいどのセンター街、「きらっ都・奈良」でおこなわれます。
どうぞお出かけください。ワンコイン500円です。
ならシネマテークのhpです。→http://cinematheque.nara-iff.jp/october_2013/
10月5日から12月23日まで、写真集でたどる入江泰吉の軌跡の後期として、昭和45年から平成4年の展覧会がひらかれています。
入江泰吉は戦後から約半世紀にわたって奈良大和路を生涯のテーマとして撮影してきました。その対象は仏像、風景、伝統行事、万葉の花など多岐にわたり、どの作品も単に記録にとどまらず、奈良大和路の奥深い魅力と、撮影にかけた入江の思いが込められています。これらの作品は テーマごとにまとめた写真集や関連書籍として出版されてきました。
特に昭和45年以降は、最初の本格的カラー写真集『古色大和路』(保育社)を手始めに、平成4年の『東大寺』(小学館)まで、毎年数冊を発表しています。また、作品の集大成として『入江泰吉写真全集(全8巻)』(いずれも集英社)をシリーズで刊行するなど、精力的に活動しています。 このように、つぎつぎと写真集を発表することで入江の作品は脚光を浴び、広く知られることとなりました。
本展は写真集などに収録された作品とそれらの書籍を通じて入江の軌跡をたどります。今回は「後期展」として、本格的なカラー写真の時代を迎え、入江が新たな大和路の表現法を模索しながら撮り続けた作品から、最後まで現役の写真家であることを貫いた晩年の作品までを紹介します。 一冊一冊の写真集に込められた入江の思いをひもときながら、大和路の美に触れていただければ幸いです。
関西文化の日、11月16,17日は観覧無料ということです。
くわしくはhpをご覧ください。→http://www1.kcn.ne.jp/~naracmp/
鹿の角きりが10月12日(土)から14日(月・祝)まで、12時から15時の間、行われます。
鹿の愛護会のhpです→http://naradeer.com/
会津八一の歌です。
つの かる と しか おふ ひと は おほてら の むね ふき やぶる かぜ に かも にる
(角刈ると鹿追ふ人は大寺の棟ふき破る風にかも似る)つのかる
「鹿の角は春先に自然に落ちる。4月頃から生え始め秋に完成する。この頃角切りを行う。勢子が、鹿を角切り場に追い込んで捕まえ、神官が角を切る」 むねふきやぶる
「お寺の棟(屋根)を吹き破るほどの強い風」
歌意
鹿の角切りをするために鹿を追い込み捕まえる勢子たちの荒々しさは、まるで大寺の棟を吹き破る強い風に似ているようだ。
解説はいつもの素空氏にお願いします。→
http://surume81.web.fc2.com/hitorigoto/81/ta/ta.html#tunokaru
会津八一は自註で次のように書いている。鹿は本来柔和の獣なれども、秋更(ふ)けて恋愛の時期に入れば、牡はやや粗暴となり、時にはその角を以て人畜を害することあり。これを恐れて、予(あらかじ)め之を一所に 追ひ集めて、その角を伐(か)るに春日神社の行事あり。この行事に漏れて、角ありて徘徊するものを誘い集め、捕へてその角を伐ること行はる。ある日奈良公園にて散策中に之に遭ひし作者は、この伐り方の甚だ手荒なるを見て、やや鹿に同情したる気分にて、かく詠(よ)めるなり。
10月3日は、正倉院の開封の儀がおこなわれたということです。いよいよ、第65回の正倉院展が、2013年10月26日(土)~11月11日(月) 奈良国立博物館でひらかれます。
奈良国立博物館のhpです。→http://www.narahaku.go.jp/
読売新聞の正倉院展のページでは出品を一部動画でも紹介されています。→http://www.yomiuri.co.jp/shosoin/
10月1日(火) 19:00から 奈良/東大寺大仏殿内で、 ベトナム国立交響楽団 日本ツアー2013の演奏会が開かれましたので、氷室神社の舞楽の奉納のあと聴きにいってきました。
主催は ベトナム国立交響楽団 日本ツアー2013実行委員会、事務局は日頃お世話になっている、奈良フィルハーモニー管弦楽団内事務局でした。
ライトアップされた荘厳な大仏様に東大寺筒井管長以下東大寺の僧侶らが般若心経などを唱えられました。
本名徹次指揮・ベトナム国立交響楽団
プログラムは
ゴ・ホァン・クァン編: Vao Chua 『入寺』 新オーケストラ版 ~日越外交樹立40周年を記念して
芥川 也寸志: バレエ音楽『蜘蛛の糸』
語り:レ・カイン (ベトナム語による)
ベートーヴェン:交響曲第7番
そして、会津磐梯山などの演奏が大仏殿内に広がりました。
大仏殿は木造で天井が高く素晴らしい響きでした。
752年大仏開眼の折のベトナム僧の仏哲など長いつながりがあるそうです。
そして1960年代から70年代の激しかったベトナム戦争を経て、日本とベトナムの国交が樹立して40年という歳月にも感慨を覚えます。
そういえば、ことし2月友人らとベトナムにいったことを思い出しました。
追記
国交樹立四十年のベトナムの楽鳴りひびく大仏殿に(毎日やまと歌壇)
10月1日は奈良市春日野町の氷室神社の例祭でした(奈良国立博物館の北)。氷室神社(大宮守人宮司)は奈良の春一番の枝垂れ桜で有名です(3月27日の鹿鳴人のつぶやき)。私の店のある奈良市橋本町は氷室神社の氏子です。氏子の町も持ち回りで毎年例祭をお手伝いされています。9年に1回くらいの割で当番がめぐってきて、今年は近くの椿井町、元林院町とともに当番の年に当たりました。
そういうことで、10月1日午後からお手伝いにいきました。この日は音楽の奉納がありました。
まずソプラノの独唱が奉納されました。「日本の四季」ということで日本の唱歌などいろいろなつかしい歌が歌われました。
そして3時からは、ALL DAYSという音楽ユニット、男声3人による音楽が奉納されました。とくに、「やまと憧憬」というオリジナル曲は印象的でした。(サンプルのYOUTUBE)
そして「見あげてごらん夜の星を」や「スカボロフェア」「ミスターベースマン」など1970年ごろのなつかしい歌がつぎつぎと歌われ好評でした。
夕方からは氷のうつわにろうそくの火が灯りました。ふたたび鳥居からの境内の様子です。神事の後の様子です。
能舞台では4人の男性の舞楽がありました。たいまつの炎も気分を盛り上げてくれます。
はるか50数年前のこの氷室神社の例祭で、子どもの頃のわたしはお渡り行列でお稚児さんで馬に乗せてもらい、1日がかりで奈良のまちを練り歩いたことが思い出されます。
氷室神社のhpです。→http://1st.geocities.jp/himurozinzya/
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