上野誠著 「書淫日記 万葉と現代をつないで」
新聞で案内を読んでいたのですが、奈良大学教授の万葉学者で、長年お世話になっている上野誠先生から、1冊の最近作「書淫日記 万葉と現代をつないで」を贈呈いただきました。
最近朝日新聞奈良版で「あをによし」という自伝的短編エッセイを書いておられましたのでときどき拝見していたところでした。
それらや今までに書かれていたエッセイなどに加えて今回はじめての書下ろしも含めて1冊の「文集」にしたと謙遜されています。
本の帯から、
・博覧強記の万葉学者が明かす研究生活の舞台裏、
・笑えて泣ける、共感を呼ぶ一冊
・鬼才古典文学者の素顔 いまひもとかれる 心に響く自伝・エッセイ集
目次
はじめに 書淫日記の由来
1、人生あをによしーー博多、東京、そして奈良
2、書淫日記ーー万葉集から阿部定まで
3、学者修業の覚え書ーー感性から思惟へ
4、古典おもしろ第一主義ーーそれでも古典をといいたい
5、妄語妄想ーーバルタン星人からオペラまで
おわりにーー書淫日記始末
軽妙洒脱ながら、そこまで書いていいんかい、というところもあるのですが、なかなか面白くぼちぼち読み始めているところです。早速紹介させていただく次第です。
ミネルヴァ書房発行、定価(本体2400円+税)
7月6日には出版記念の講演会やコンサート、茶話会もされますが、内輪の会ですし必ずや満員になると思いますので、公表を控えます。本から著者紹介です。
(写真をクリックすると拡大します)
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