5月10日テレビで「平城山を越えた女」放映
5月10日(金)21時~22時52分 フジテレビ系(関西テレビ)で
ドラマ「浅見光彦シリーズ47 平城山を越えた女」が放映されるそうです。奈良ロケはきたまちでも撮影されたそうです。
原作は奈良を題材にした小説をよく書かれている、内田康夫さん。新薬師寺の仏像「香薬師」を会津八一が多数の歌に詠んでいてこの小説に出てくるということで、会津八一研究家の素空氏に勧められて以前読みました。たしかになかなか面白い小説でした。
以下にテレビの案内から。
→http://www.fujitv.co.jp/b_hp/asamimitsuhiko/
5月10日(金)放送の金曜プレステージに『浅見光彦シリーズ47 平城山を越えた女』が登場する<21時~22時52分>。
京都の街を取材中だったルポライター浅見光彦(中村俊介)は、ホトケ谷から転落死したと思われる女性の変死体に遭遇する。
変死体で発見された女性は、その数時間前に写経をしていた寺で出会った、娘が行方不明だという男性と同じ名字だった…。
浅見は同じく写経の場で出会った、出版社に勤務する女・阿部美果(遊井亮子)と共に、転落死の謎に迫っていく!古都が並ぶ街、奈良・京都を舞台に起きた転落死事件の裏に隠された巧妙なトリックとは?
浅見光彦の推理が今回もさえわたる!
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会津八一研究家の素空氏の5月7日付ブログが参考になります。→http://www.cty-net.ne.jp/~masahiro/soku/
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また姫路の会津八一研究家のやいちさんからコメントが届いています。
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『平城山を越えた女』は、平成2年に単行本で出た時に読みました。
当時は、秋艸道人愛好者で組織する南京會と言う団体があり、そこの会報に読書感想文を書いたことがあります。
会長の山崎方靖先生は《秋艸道人が長編推理小説に登場したことは、おそらく『平城山を越えた女』がはじめてのことでせうから、その意味では注目すべき作品として大きな意義をもってゐるとおもひます。》と言っておられました。
なお、引用されている短歌の表記が「あまごもる ならのやどりに」の初句が「天宿る」となっていたので、内田康夫さんに尋ねたところ、自筆の葉書で“両説がある”との返事をいただきました。
テレビドラマに関しては、(1)秋艸道人の短歌がどの程度出てくるのか、(2)新薬師寺がどの程度登場するのか等々の興味があります。早速、録画予約しました。
以前に放映されたテレビドラマ「箸墓幻想」は、浅見光彦が當麻寺に寄宿しており、楽しく見ました。
内田康夫さんの奈良本では、『明日香の皇子』もおもしろかった記憶があります。
また、平成22年に出た『風のなかの櫻香』(徳間書店)でも、「ならざかの いしのほとけの」や、唐招提寺の「おほてらの まろきはしらの」などが引用されています。
投稿: やいち | 2013年5月 7日 (火) 22時06分
やいちさん。丁寧なコメントならびにメールありがとうございました。参考になりました。
投稿: 鹿鳴人 | 2013年5月 8日 (水) 03時11分
録画していたものを5月11日(土)の朝に見ました。
原作が忠実に再現されていたと思います。新薬師寺や奈良坂の夕日観音などもきちっと撮影されていました。
秋艸道人の歌は、「あおによし ならやまこえて」「あまごもる ならのやどりに」の二首が登場しましたね。
良心的なドラマだと感じました。
投稿: やいち | 2013年5月11日 (土) 18時01分
やいちさん。
コメントありがとうございました。
わたしもビデオで見ましたが、たしかに良心的で、奈良や浄瑠璃寺あたりよく描いていました。
投稿: 鹿鳴人 | 2013年5月11日 (土) 22時28分