明日香万葉歌碑めぐり 3 島の宮
再び、石舞台の近くに戻り、こんどは遊歩道を登りました。車は通れない階段状もある急な登りでした。
一気に景色が広がります。遠くに二上山も見えます。
右上の写真では集合した石舞台のバス停と駐車場がみえます。あのあたりが島の宮があったところということでした。
上記は2005年3月島庄遺跡、明日香村教育委員会発行の資料です。(クリックすると拡大します)
島の宮が望める高台に歌碑は建っていました。
島の宮 上の池なる 放ち鳥 荒びな行くそ 君いまさずとも(巻2-172)
山内先生によると、島はアイランドとは限らない。囲まれたところということです。飛鳥川から水を引いている水路で三方囲む庭園ということです。
昭和47年3月、約43メートル四方の四角の池が見つかったということでした。
また蘇我氏の南の拠点でもあったということです。
富田敏子先生の現代語訳→(亡き草壁皇子の)嶋宮の上池の放し飼いの鳥よ、心荒れるな皇子が居られなくとも
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