明日香万葉歌碑めぐり 5 真神の原

犬養万葉記念館から北へ真神の原を左手に見ながら、万葉文化館の方へ歩きました。万葉文化館のすぐそばの民俗資料館あたりに、2つの歌碑がありました。
建物のすぐ右に。万葉歌碑

大口の 真神の原に 降る雪は いたくな降りそ 家もあらなくに 舎人娘子(とねりのおとめ)(巻8-1636)
富田敏子先生の現代語訳→大口の真神の原に降る雪は烈しく降らないで、宿る家だってないのだから
そしてもうひとつ。
これはまほろばソムリエの公式テキストブックを監修された考古学者、網干善教先生の自筆短歌です。
◎瑞亀出現
大亀は 明日香にありて 現れし 平和な歳の 新しき春
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この日は陽がさしたり曇ったり、やや肌寒い一日でした。このあたりで、寒さの中、昼食休憩となりました。屋外で持参の冷たい弁当を食べました。すこし暖かいお茶とコーヒーを飲んで、すこしおさまりました。日ごろこれだけ歩いて、寒さの中で過すことはありませんので、やや厳しいものがありました。
それにしても、飛鳥の万葉歌は雪を歌っているものが多いものです。昔はもっと寒かったのでしょう。
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