奈良ビブレ跡地は マンションと一部商業施設へ
昨年9月以来、その後はどうなるのか、検討され注目し要望も伝えていた、奈良ビブレあとについて20日の朝日、読売、毎日、産経、新聞各紙の奈良版、そして奈良新聞は一斉に伝えています。
(奈良ビブレ跡地)ホテル断念 マンションに - 1、2階に商業施設
2013年2月20日 奈良新聞は、今年1月20日に閉店した奈良市中心市街地の大型商業施設「奈良ビブレ」(同市小西町)の跡地について、土地、建物の所有権を持つ不動産会社の浅川ハーベストビル(浅川哲也代表取締役、同市三条町)が、更地にした土地の所有権を関西のマンションディベロッパーに売却する意向であることが、19日までに関係者の話でわかった。
関係者によれば、同市の建物に関する高さ制限などからホテル建設を断念したことが理由。ただマンション建設にあたっては、小西通り商店街に面した建物1,2階部分を商業施設にする条件で売却先と合意しているらしい・・・・
また、読売新聞はつぎのように報じています。
高さ制限については、すでに「ある意見」として、浅川ハーベスト側の考えを以前に聞き、ブログでも紹介していたところです。
1月17日のブログ。
1月21日のブログ。
もし高さ制限などの要因で、ホテルが誘致できないならば、それは残念なことです。そしてそれだけが原因ではないかもしれません。
核になる商業施設もできないのは残念です。
しかし今回の場合、「小西通り側には2階まで商業施設そして分譲マンション」は苦肉の策であり、次善の策なのでしょう。
まあ、そのままの広大な空き地で放置されるよりは良いといえるでしょう。
ただ、城戸通りにも現在大規模マンションが計画され、さらに三条通(JR奈良駅からやすらぎの道の間)も大規模マンションになるのではないかとうわさされているところがあります。
そして分譲マンションばかりになるのはいかがなものか、という意見も出ています。
いずれにせよ、中心市街地の今後の展開は今回の高さ制限などもふくめて行政、商工会議所、民間、市民など多くの論議をして、すすめなくてはならないと思います。
それこそ今回のビブレあとを教訓にしなくてはいけないと思います。現に近鉄奈良駅周辺は、1970年の大阪万国博覧会のころの大改革以来、進展をみていないと思います。多くの遊閑地まで行かなくても、低利用度の土地があると思います。
また、ならまちや、ならきたまちエリアの利用活用も考える必要があると思います。低層の宿泊施設も作られていますのでさらにそういう滞在型の宿泊施設も検討していく必要があると思います。
この7月任期満了で、奈良市は市長選挙であり、市会議員選挙です。これらの問題も当然課題にされる必要があろうかと思います。
2月20日のビブレの様子。
2月20日。もとシネマデプト友楽あと、京阪電鉄不動産部のマンション建設がすすんでいます。そしてすでに完売とのこと。
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やはり、マンションになるのですね。
ま、パチンコ店が来るよりはよいかと思いますが・・・。
規制があるから大型ホテルは誘致できない・・
やはり客室が多いホテルを誘致したいのだと思いますが、
少ない客室でも「質の高いおもてなし」のできるホテルを作ることは無理なのでしょうか?
この時代やはり利益度外視は夢物語なのでしょうね。
三条通もJRよりやすらぎの道まで、店先を同じならびにしています。
たまに通ると何か気持ちの悪い感じです。
(もちいどの通り、東向北通りは個性があります)
各お店の特色が色々出ていないような・・・。
やはり何かおかしくなっている気がします。
「ならまち」や「ならきたまち」ががんばっていると思うのですが・・・。
投稿: たちばな母 | 2013年2月24日 (日) 15時44分
たちばな母さん。コメントありがとうございます。
<少ない客室でも「質の高いおもてなし」のできるホテルを作ることは無理なのでしょうか?
実際のところそのあたり、わたしもわかりません。呼ぼうとした高級ホテルからはそのような返事であり、どこも来なかったという話でした。
投稿: 鹿鳴人 | 2013年2月24日 (日) 17時14分