奈良まほろばソムリエと行くバスツアー、神武東征 1、墨坂神社へ
12月1日、奈良まほろばソムリエと行くバスツアー、神武東征に参加しました。
朝9時近鉄奈良駅を出発、八木駅でもさらに乗車されて、いよいよ本日の目的地、宇陀へ向かって出発しました。参加者は37名とか、バスはほぼ満席の盛況ぶりでした。
きょうの案内は奈良まほろばソムリエの雑賀耕三郎さん(写真赤い服)と津山進さん。サポーター役は、奈良まほろばソムリエ友の会事務局長の有名ブロガーの鉄田さんhttp://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n、そして吉澤さんでした。
早速、バスの中で津山さんから古事記のくわしい解説がはじまりました。頭の中をめぐらして古事記の成立などの話を聞きました。
そしてガイドはバトンタッチして雑賀さんの地元の桜井から宇陀へ、雑賀さんの説明を聞きながら出雲、西峠と経て宇陀の最初の訪問地、榛原の墨坂神社へ着きました。小雨の中、朱色の社殿を皆さんで参拝しました。
そして、ふだんは見ることのできないお神輿の収蔵庫が開放されていて中を拝観しました。
古事記には、「この天皇(崇神天皇)の御世に、疫病多(えやみさわ)に起こりて、人民(たみ)死にて蓋(つ)きむとしき。・・・大物主(おおものぬし)大神、御夢(みゆめ)に顕れて曰(の)りたまひしく、こは我が御こころぞ・・・」と三輪に祀ることを求め、「また、宇陀の墨坂神に赤色の盾矛(たてほこ)を祀り、また大坂神に黒色の盾矛を祭り、・・・。これによりて役(えやみ)の気 悉に息(や)みて、国家(あめのした)安らかにたいらぎき。」(古事記)とのことです。
赤い楯と矛を拝観することができました。お祭りではこれはすこし重いので使っていないとのことです。
雑賀さんの有名なブログ「奈良・桜井の歴史と社会」は→http://koza5555.exblog.jp/
今回のおふたりのガイドは、教室と違ってパワーポイントが使えないのでとA3の用紙に要点を事前にパソコン資料から打ち出されていました。しかもそれをパウチされた、いわば紙芝居を使われての熱弁でした。この日のような雨の日はパウチの値打ちがありました。アイデアを発揮されたおふたりのガイド振りは、古事記や宇陀の魅力を浮き彫りにするものでした。
ところで本日のコースの地図です。緑色のところへいきました。
(奈良→八木→)墨坂神社ー八咫烏神社ー宇太水分神社ー宇賀神社ー神武天皇菟田野聖蹟碑ー阿紀神社ー宇陀松山の町並散策(→八木→奈良)。
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