会津八一の新しい歌碑 2つ
11月16日の毎日新聞奈良版を見ていると、「会津八一の歌碑建立」上宮遺跡公園内に、「いかるがの さとのをとめは よもすがら きぬはたおれり あきちかみかも」などが刻まれているということです。
除幕式も行われたということです。歌は会津八一研究家の「素空氏」の解説→http://surume81.web.fc2.com/hitorigoto/81/a/a-gyou.html#ikaruga
そしてもうひとつ。
会津八一の研究家の「やいちさん」からの情報です。
11月25日(日)に、橘寺で秋艸道人歌碑除幕式が開催されます。
石工は、左野勝司さんです。費用は飛鳥古京を守る会の剰余金です。
私の大学時代の恩師である山崎方靖先生(網干先生の跡を継いだ最後の守る会会長、昭和2年生まれ)も講演されます。
なお、橘寺の歌碑は「集字」によるものです。
これについては批判もあるようですが、“王羲之の字を集めた「集王聖教序」のよう伝統ある手法”だとのことです。碑陰にも明記されています。
とのことです。
歌は、「くろごま の あさ の あがき に ふませたる をか
の くさね と なづさひ ぞ こし」
ということです。素空氏の解説→http://surume81.web.fc2.com/hitorigoto/81/ka/ka.html#kurogoma
また、時間を見つけて新しい2つの、会津八一の歌碑を見に行きたいものだと思っています。
追記
やいちさんからコメントをいただきましたので紹介します。
「秋草道人の歌碑を紹介いただき、ありがとうございます。
最近、飛鳥園の小川光三さんが、お父さんの晴暘さんと秋草道人とのことに関して書かれた文章を二つ読みました。
また、品切れだった『自註鹿鳴集』(岩波文庫)が増刷されたようで、入手しやすくなりました。解説は、素空さんの恩師だった植田重雄先生です。
これを機会に、秋草道人の歌を愛好する人が増えることを期待します。」
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秋草道人の歌碑を紹介いただき、ありがとうございます。
最近、飛鳥園の小川光三さんが、お父さんの晴暘さんと秋草道人とのことに関して書かれた文章を二つ読みました。
また、品切れだった『自註鹿鳴集』(岩波文庫)が増刷されたようで、入手しやすくなりました。解説は、素空さんの恩師だった植田重雄先生です。
これを機会に、秋草道人の歌を愛好する人が増えることを期待します。
投稿: やいち | 2012年11月18日 (日) 05時27分
やいちさん。貴重な情報、そしてコメントありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
投稿: 鹿鳴人 | 2012年11月18日 (日) 07時56分