21日から、「頼朝と重源」特別展
奈良国立博物館ではこの夏、鎌倉仏教をテーマにされるそうです。
源頼朝と重源にスポットをあてられます。7月21日から9月21日まで。
治承4年(1180)の南都焼き討ちにより、東大寺は伽藍の大半を失うとともに、日本仏法の象徴たる盧舎那大仏(るしゃなだいぶつ)にも甚大な被害が及びました。この未曾有の法難に際し、仏法を再生すべく大勧進(だいかんじん)として再興事業を指揮したのが、俊乗房重源(しゅんじょうぼうちょうげん)です。重源は後白河法皇(ごしらかわほうおう)の支援のもと大仏の鋳造や、大仏殿の建立などを次々に成し遂げますが、建久3年(1192)に法皇が崩ずると、その後を受けた源頼朝(みなもとのよりとも)が最大の外護者となります。頼朝は資金や物資の調達のみならず、大仏殿安置の巨像群の造立を御家人に分担させるなど、まさに「大檀越(だいだんおつ)」と称されるにふさわしい活躍でこの大事業を支えました。
本展では、運慶(うんけい)・快慶(かいけい)らによって生み出された新時代の幕開けを象徴する仏像の数々や、重源の思想が色濃く反映された宝物、再興の経過や当時の時代の空気を伝える品々を一堂に集め、また大勧進を引き継いだ栄西(ようさい)・行勇(ぎょうゆう)の活躍にも光を当てることで、半世紀余りに及ぶ再興の軌跡をたどります。
展覧会のくわしいhpです。→http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2012toku/yoritomo/yoritomo_index.html
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