大分市中心市街地へ 2
奈良市中心市街地活性化研究会と株式会社まちづくり奈良、そして奈良商工会議所小売部会の合同の先進地視察にことしは大分市と北九州市を訪問しました。(参加12名)
前夜来の梅雨前線の豪雨が九州地方を襲ったということは、山陽新幹線で小倉駅に着いて実感しました。接続の大分市に向かう在来特急の「ソニック」が50分遅れていたからです。そんなところに、一本前の特急がちょうど駅に停車していましたので、乗り込み、結果的には無事予定の時間に、大分市に着くことができました。(奈良を朝8時前に出発午後1時過ぎ大分市到着)
途中車中からは、水量満々の茶色の川をながめることになりました。上流の日田市あたりはたいへんな被害があったと報道は伝えていました。
無事大分市に着き、名物の地鶏の昼ごはんを12名で食べて、歩いて大分商工会議所へ。和田副会頭や事務長、中小企業相談所のかた、そして牧タウンマネージャーからいろいろお話をうかがうことができました。副会頭さんは、3年前JR奈良駅の高架事業を視察に行ったこと、お互いの意見交換の場にしましょうというお話をいただきました。
株式会社大分まちなか倶楽部のタウンマネージャーの牧昭市さんは、インターネットでも町元気ーまちづくりのページでも動画で語っておられます。そして実際にも元気な実践例のおはなしをいただきました。
そして歩いて中心市街地をご案内いただきました。
ガレリア竹町商店街のイベントによく使われる広場は、たいへん広くて感心しました。ほぼ土曜日にいろいろな発表や催しをされているということでした。
夕方になると、平日にもかかわらず、会社や学校帰りで通行が増えていました。(土日より平日の方が通行量は多いということでした)データをとにかくよく取っておられました。器械による毎日の通行量調査などもされるとか、すでにされているとか。
正確なデータをとらないと、正しい進路は進めないと語られていました。
そして大分市は人口47万人に対して、売り場面積がすでに過剰であることなども指摘されていました。
牧さんはタウンマネージャーとして、大分市ご出身でもあり、1年のほとんどを休みなく、まちなかを歩き回られ、信頼関係をきずき、納得いくまでおはなしをされていること。まちなかで空き店舗情報を得ながら、出店希望者の要望などを聞き、両者をつないでいく仕事。具体的な契約などは地元の有力な不動産会社6社にまかせつつ、とにかく、まず株式会社まちなか倶楽部が窓口になっているということでした。いろいろたいへん参考になりました。
左上は株式会社大分まちなか倶楽部の事務所。そして民間によるリノベーションの実践例のビル。
JR大分駅はこの3月17日に高架になり、3年後駅ビルがつくられ、さらに駅の南口に新しい商業集積などが予定されているということでした。
また、古くからの町ではあるけれど、地元客が主で、観光客が少ないのが課題だといっておられました。
たいへんお世話になり、勉強になりました。大分商工会議所の副会頭さんはじめ皆様にお礼申し上げます。
その夜、大分の中心市街地のホテルに宿泊、夜に朝に大分の町を楽しむことができました。
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