大分市と北九州市小倉へ 1
奈良商工会議所や株式会社まちづくり奈良の皆さんで視察旅行に行ってきました。出発前にSさんがしらべてくれた概要です。
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1. 日程等
○視察日程/平成24年7月3日(水)~4日(木)一泊二日
○視察地 /大分市中心市街地(中央町・竹町)
北九州市小倉中心市街地(魚町地区)
2.視察の目的
○視察目的/今後の「まちづくり会社」運営や具体的なまちづくり事業を、行政からの委託の枠を越えて実行して行くには、各先進地まちづくり会社の 事業例や運営計画ならびに事業採算性などについて視察研修を実施する必要がある。
○大分市選定の理由と視察のポイント
/大分市では、2007年に大分市と大分商工会議所、地元新聞と同系列の IT会社、各金融機関、地元百貨店「トキハ」、大分市中心部の商店街振興組合 などが出資する「(株)大分まちなか倶楽部」(資本金1000万円)を設立
(社長:矢野利幸氏=ヤノメガネ社長・大分県振連・竹町商店街振興組合理事長)、
タウンマネージャー牧 昭市氏の下で「まちなか開業サポート」「イベントプロデュース」 などの事業を展開している。
一方、近年JR大分駅の整備に併せた大型店の進出も計画されており、商店街としても予断を許さない状況となっている。これに対する対策も参考としたい。
○小倉地区選定の理由と視察のポイント
/小倉駅南西の地区は、古くから商業集積として賑わったところであり、魚町商店街のアーケードは、商店街の力で設置された日本最初のアーケードであったといわれる。
TMO「北九州まちづくり応援団株式会社」(2005年設立、会議所、小倉商業連合会、北九州市、井筒屋ほか各種民間企業が出資、資本金3200万円)が「こくらタウンナビ」のサイトを開設し、開業支援やイベント開催、情報発信などを行っている。
また、魚町には三つの商店街組合(魚町1丁目商店街振興組合、魚町商店街振興組合、魚町サンロード商店街協同組合)が存在するが、二つの振興組合が出資して 「タウンマネジメント魚町」という事業目的会社が作られている。(社長 梯 輝元氏=中屋興産社長、魚町一丁目(商振)理事長)
同社では、ICポイントカード「UOCA」や100インチ「魚町ビジョン」の運営等を行っている。
また梯社長の中屋興産では「家守事業」として古いビルをリノベーションした「メルカート三番街」を開設し商店主やアーティストの支援育成を通じて商店街の活性化を目指している。
1丁目と2,3丁目を結んで、国道をまたぐアーケードも設置されている。 (平和通り向かい側の「コレット」は元の「小倉そごう」である)
大分は、単一のまち会社ですが、小倉はTMO会社とともにより狭い地域での会社が存在。民間会社である「中屋興産」の役割も大きそうです。
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