小谷稔先生の歌集「牛の子」、「再誕」、「ふるさと」
現在「新アララギ」選者・編集委員、毎日やまと歌壇の選者として活躍中の小谷稔先生の歌集です。
何度も読んでみたい歌集です。
※「牛の子」売り切れ中でしたが、再版発行されました。 短歌新聞社http://www4.ocn.ne.jp/~tanka/の新現代歌人叢書36。税込1000円。(初版は平成18年に出版されています。)
タイトルは冒頭の歌から。
牛の子の乳吸ふ音の聞こゆるも寂しかりけりふるさとに寝て
※「再誕」 小谷稔歌集 短歌新聞社発行。税込2500円。
『現在「新アララギ」選者・編集委員として活躍する小谷稔の第四歌集。『大和恋』以降の平成7年から18年までの作品七六五首を収載する。50年在籍したアララギの終焉や定年を迎え、職業などを通じた社会の繋がりは終わりをつけたが、自由な個人として、新たに人生を始める意を込めて『再誕』の歌集名と成す。
冒頭の歌は平成7年(1995)阪神・淡路大震災
神戸空襲の炎をかつて見き今見るは地震の空焦がす火ぞ
※「ふるさと」
最近手に入れた「ふるさと」です。短歌と共に写真がのせられていて、ふるさとを詠む作品の風景を拝見できます。
ふるさと―小谷稔短歌集 (アルカディアシリーズ―フローラブックス)
毎日新聞のやまと歌壇です。
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