100年前の地図
啓林堂書店(ビブレ店)で古地図フェアをしています。およそ100年前の奈良近傍2万分の1の地図を買い求めました。(2100円)写真は地図が入っている袋です。
明治44年〜大正元年大日本陸地測量部発行の4枚をつなぎ合わせて、北は木津、東は若草山、西は平群の谷、南は三郷村、安堵村から櫟本あたりまで。
特徴的なこと、JR関西線、桜井線は走っていますが、近鉄はまったく走っていません。大仏鉄道が走っています。
奈良教育大学や奈良女子大附属中等教育学校あたりは、陸軍の歩兵営と練兵場です。
現在の奈良女子大学は空き地のようです(1909年に創立ですからちょうど出来たばかりのころです)
奈良少年刑務所はできています。
池が多いですね。JR奈良駅と開化天皇陵の間のあたりには大きなため池があります。
奈良の中心市街地からは上街道、中街道が南に走っています。西へは三条通が暗越え奈良街道と記され、一条通りは一条街道と記されています。
JRから西いまの大宮町あたりは田んぼはわかりますが、大森町や法蓮町のあたりも田んぼです。
奈良公園を見ると、県の公会堂は奈良倶楽部となっていて、春日野園地あたりは水田の印があります(その後春日野グランドになっていったのでしょうか)
市街地として奈良坂・般若寺や、破石から上高畑に延びています。東部山間へのつながりを感じます。
なかなか興味がつきない地図ですが、複製転載など禁ずると書かれていますので言葉での説明とします。
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