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長らくお世話になった横井紘一さんが11月26日に亡くなられたと、奥様が横井さんの「大和の形」というHPでお知らせになっています。http://naramonoyokoi.blog112.fc2.com/
謹んでご冥福をお祈りします。
絵を描き景観訴えまちづくり熱く語りし横井氏が逝く
横井紘一さんのプロフィールです。(hpから)
1941年神戸市生まれ、
1964年京都市立美術大学デザイン専攻卒業、高島屋入社、
ATA(オールタカシマヤエージェンシー)代表取締役社長、
信州大学繊維学部感性工学科教授を経て、現在視覚伝達デザイン研究所所長、
日本感性工学会、奈良デザイン協会、奈良まちづくりセンター会員
著書
構想大学デザイン学部(プレジデント社)、なんば物語、奈良町物語(挿絵担当)、
朝日広告賞グランプリ、NYアートディレクター入賞など
個展
「奈良町物語原画展」(奈良・ギャラリーまんぎょく他)
「なんば物語」(なんばCITYホール)
「あなたに似た女像展」(西麻布ギャラリー他)
「信州絵便展」(信州大学講堂、神戸読売ビル他)
団体展
「大和の風景展」(奈良デザイン協会・格子の家)
「大和を愛する3人展」(澤田重隆、青野健、横井紘一)
海外展出品
北京国際芸術博
ロンドン・クロアチア国際アート展
モンゴル国際美術展
地元商店街、奈良市、奈良商工会議所、南都銀行が出資した、株式会社まちづくり奈良が12月26日に発足しました。
すこしPRになりますが、報告したいと思います。
身の引き締まる思いです。年頭の目標が、年末ギリギリに間に合いました。ようやくスタートに立ちました。いろいろ研究しなくてはいけないこともあり、努力したいと思っています。
(上の添付は左が奈良新聞の17日の記事、右が27日の記事です。)
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(以下は20日付奈良新聞、国原譜の(水)さんの記事です。)
「郊外の大型ショッピングセンターに顧客を奪われてきた奈良市中心市街地にある商店街に、商工会議所や行政なども加わって「株式会社まちづくり奈良」が26日に発足する(17日付本紙)。
商店街のにぎわいを取り戻して中心市街地の活性化を図っていく。全国には、まちづくり会社の活動が成功し、魅力のある地域づくりを始めているところがある。
まちづくり会社がどのように機能していくのか分からない点もあるが、中心市街地の持っている隠れた魅力を引き出すことができれば、会社への期待が高まる。
かつて長野県小布施町のリーダー、市村良三氏の話を聞いた。葛飾北斎の肉筆原画を有する館や江戸時代の建物を修復し、これを核に地域全体をガーデニングで美しい空間とし、全国から観光客を引き寄せた。
まちづくり会社の事業が景観づくりにまで一気に進むことは難しいだろう。でも中心市街地で商売し暮らす人々の心をつなげていけば、未来は明るい。
古都奈良という他のどこにもないロケーションでのスタート。たとえ小さな一歩であっても、志を高く持っていてほしい。」(水)
今後とも皆様のご協力ご指導をよろしくお願いします。
奈良市在住の僅はじめ氏が、「ここ3年ほどの日常の体験・出来事などから生まれたエッセイ集である」その名も「あとはよろしく」という本をこの年末に出版されました。
僅 はじめ氏には、前回までのエッセイ集でも軽妙洒脱なエッセイでとても楽しませていただきました。僅 はじめ氏は今回本にも自己紹介されていますが吉岡一郎先生、もと奈良女子大学附属中学高校の英語の先生で、私もたいへんお世話になっている方です。
本の帯には「日常の些細な出来事をユーモアとちょっぴり辛口タッチで描く。家族のこと、友人のこと、愛ネコのこと、老いのこと・・・。大人が満足する第3作エッセイ集!!」と。
あとがきには
「以前ある読者から『のどごしのいい蕎麦を食べたような読後感』との批評をもらったうれしい記憶がある。今回ののどごしはどうだろうか。」
「2012年にわたしが喜寿、妻の幸子が古希を迎える。なんとか元気で、記念ともなる本書を送り出せるのは喜びであり、これまでお世話になった方々に深く感謝するものである」
また、「いつのまにかエッセイを書き始めて20年を越えて驚いている」こと。
今回は「はがきエッセイ」を多く含んでいること。
「日常の体験をたいへん短い文章でうまく伝えるのはなかなかむつかしくて苦心しますが、なんとか極短随筆の形におさまると快感である」と言っておられます。
「ついニヤニヤとしてしまい、電車のなかや待合室では読めない」と言われることが、著者としては一番の願いです、また、時間のあるときに、ぼちぼち読んで、少し笑ってください。
今回は、中味よりも、表紙のデザインと色調が好評です。タイトルも褒めてもらいました。」と謙遜されています。
わたしも今読んでいるところですが、おすすめの一冊です。本のタイトルは「あとはよろしく」ですが、こちらからは「つぎもよろしく」とお返事したいと思います。
僅はじめ著 タイトル「あとはよろしく」
奈良新聞社発行 324ページ、本体1500円。
追記。
旧師から『あとはよろしく』のエッセイ集「次もよろしく」と返事を送る (毎日やまと歌壇)
ひと回り先ゆく旧師のエッセイ集「齢」と「老い」を教えてくれる(毎日やまと歌壇)
年末年始の恒例の東大阪市の花園ラグビー場での全国高校ラグビーフットボール大会が近づいてきました。
奈良でも出場校のうち18校が宿泊するそうです。まちかどでは、歓迎のポスターなども貼られ始めました。
当店でも23日、歓迎のペナントを貼り出しました。
選手らが奈良の町を歩いてくれるのももうすぐです。
高校ラグビーのhpです。→http://www.mbs.jp/rugby/
もと映画館の友楽東あと地のマンションのことです。
地元の強い要望は、三条通に面しているところは、(ゴミ置き場や集会室ではなく)できるだけ店舗にしてもらいたい、まちの賑やかさを考えてもらいたい、乾し物などで景観を乱さないで欲しい、マンション住民の自動車の出入りについてETCなどの強い要望がありました。
12月はじめに、京阪電鉄不動産では変更案を考えてみるということでしたが、先日上記のような変更のプランが作られ、取締役のマンション事業部長から提示されました。
ゴミ置き場は東側の比較的奥に移動され、集会室も移動されました。
店舗はおよそ42平方メートル、32平方メートル、41平方メートルの3区画(最終は2軒から3軒で運営予定)ということです。
ファッサードは大幅な変更です。細部については再度行政と詰めるということですが、おおよそこういうマンションになるそうです。
外壁も図のような落ち着いた色にするということです。
当初着工予定から5ヶ月ほど遅れて来年の5月か6月ころまで着工も延期するということです。
まだまだ地域とマンション住民との間の約束事など詰めていくことはたくさんありますが、今後を大いに注目したいと思います。
当方の11月20日の参考ブログ→http://narabito.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-a2d3.html
11月の終わりころ、そろそろ歯の治療も終わりに近いと思っていたところ、先生から「では次は天皇誕生日のころ来てください」とのことでしたので、てっきり5ヶ月先の4月29日ころと思いました。(普通、治療が終わると次はほぼ半年先という定期検診です)
いえいえ、12月23日の今の天皇誕生日ということがほどなくわかりました。
昭和世代ゆえ天皇誕生日は今でも4月29日と思っていたのでした。
昨日、日の丸の旗を門に掲げている家を一軒みました。バスも日の丸をつけて走っていました。きょうはイブで25日はクリスマス、あと1週間でもうすぐお正月です。
待ちに待ったかぎろひの大和路28号が届きました。表紙と目次です。今回は「三輪山と纒向遺跡 卑弥呼をたずねて」というのがテーマです。かなり熱心な取材をされたのはブログでも伝えられています。定価はなんと300円。
楽しみにして読みたいと思います。なお今回、当店も広告出しています。三輪の老舗旅館「大正楼」さんと並んで。蛇足ながらPRまで。
「地域再生の罠 なぜ市民と地方は豊かになれないのか?」 (ちくま新書) 819円。
奈良市の職員と市民を対象に平日の夕方、奈良市役所で講演会がありました。講師は地域再生プランナーの久繁哲之介さんが東京から来られました。
tetsudaさんの日々ほぼ好日のブログで知りましたので申し込んで聞いて来ました。
90分間にわたる講演は、慣れた早口ではなく、ゆっくりした語り口で一語一語考えて語られているように思いました。
要旨をメモから拾いますと、
自慢、権力、金といった「誰」、ということではなく、共感、口コミなど「何」が大切であること。
有名な「誰」がいったことだからと鵜呑みにして思考しないのではなく、「何」をいっているのかというのが大切である。
誰<何
都市再生とかまちづくりとか場所にかかわる事柄が多い。
縦軸に場所、横軸に人というマトリックスを図に描いて考えてもらいたい。
私益<公益
世界遺産の町(広島、姫路、弘前)を3つ上げて、そこに住む人、そこに働く人の行為で、せっかくの世界遺産の場所であっても、観光で来る人を減らしているということを言われました。
たとえば、市町村を超えたセットで売り込むべきであるが、よそのことは知らない、自分の地方自治体だけのパンフレットや案内が多すぎる。
外から来る人の視点になっていない。
私益<公益
奈良でも、奈良市だけでなく、京都プラス奈良、奈良市プラス大和路というのが外からの人の視点であり、そういう視点のパンフレットがない。だからJTBの「るるぶ」が強いし観光の人の支持を得ている。
行政の人は座って市役所で考えることが多い。それでは生の情報を得ることはできない。現場に行くとわかることが実に多い。
→市民のライフスタイルを見てインセンティブをつけること。
まちなか、中心市街地について先のマトリックスの応用
すなわち縦軸に、まちなか、郊外、横軸に人をおいてみる。
同じ品は地価がまちなかの方が高いのだから同じ値段では売れない。
まちなかでは回転率、商品の絞込み、が必要である。それに対応できる業種はコンビニであり吉野家のような店とならざるを得ない。あるいはルイビトンのような高級店。また、プラスアルファの人的なサービスを行なう理髪店ではQBハウスに勝っている。
すなわち、効率、高級、交流が大切。3つのコウと呼んでいる。
以上のようなフレームを使って、自分の強みを何にするのか、(人の考えをそのまま考えないで使うのではなく)自分で考えること。
→それを奈良の町でやると、きっと良い町になる。
もてなしのある町というのが2年前の奈良の町で採用され、大いに共感しますが、できていますか?という質問を講師から最後に投げかけられました。
お話はもうすこしつっこんで聞きたいと思いました。同名の本も出版されています。
「美仏に出逢う旅」というパンフレットが好評です。新聞などでも伝えられています。マーチャントシードセンターでも配布されていましたので1枚もらってきました。
奈良県旅館・ホテル生活衛生同業組合のあゆみ会(女将の会)がこのほど作られたものです。
よく存じ上げているホテルサンルート奈良のN社長のご紹介は海龍王寺の十一面観音立像です。20人の女将さんが、それぞれのおすすめの美仏を紹介されています。
20体のうち、わたしはそのうち7体の仏様を拝観しましたが、期間限定でしか公開されていないと思う仏様もおられますので全てを拝観するのはなかなかむつかしいようにも思います。
ともあれとても良いパンフレットです。たくさんの皆さんが特にシーズンオフが落ち着いてほっとできますので、ゆっくりと奈良に来ていただけたらと思います。
hpは→宿ならまほろばねっとhttp://www.yado-nara.gr.jp/
美仏のhpは→これです。
17日は寒い日になり、いかにもおん祭りという日になりました。
三条通りともちいどのセンター街の交差するあたりでうまく拝見できました。
おわたり行列の最初は、稚児行列。商店街会長さん。馬上の仲川げん奈良市長さん、上原しゅん奈良市会議長さん。
15日の大宿所祭の時には輿に乗っていた神子さんはきょうは馬に乗っています。
流鏑馬をおこなう少年たちや競馬の人たち、らが馬でつづきます。また田楽や細男(せのお)など伝統芸能の人たちや、大和士(やまとさむらい)などがつづきます。
野刀(のだち)という長い刀は、きょうは航空自衛隊の別のチームがかついでいます。
しばらく、間をおいて、人気のある子供大名行列、そして大名行列が三条通を東へ春日大社一の鳥居の先の御旅所にすすんでいきました。
12月15日、おん祭りの大宿所祭がありました。朝から着替えや準備をして、JR奈良駅前で記念撮影、今回4基つくられた輿(こし)が登場しました。
お渡り行列では4人の神子は昨年まで歩いていましたが、今年から輿にのってのお渡りです。製作以前には担ぎ手はどうするのか、というのが懸案でしたが、奈良市内法華寺町の宇和奈辺古墳近くにある、航空自衛隊幹部候補生学校の50人が参加いただきみごとに担いでくれました。
お話を伺うと、全国の航空自衛隊から選ばれて奈良の幹部候補生学校には300人くらいが学んでいるとのこと、その中からこの春から奈良に学ぶ皆さんがこの日ご奉仕いただいたということでした。
また輿は、奈良漆器の樽井氏が螺鈿(らでん)の下がり藤(春日大社さんの紋)をいれたみごとな塗りで仕上げていただきました。このたび4基を奉納し、うち1基は餅飯殿センター街から奉納させていただきました。(春日大社さんから感謝状をいただきました。写真右下)樽井さんは、30年くらい前からでしょうか、おん祭りの担い手を地元の若き人々の手でという頃から、長年指導者をされています。したがってより心を込められたりっぱな輿に仕上がっているように思いました。
毎日新聞奈良版12月14日に奈良市在住の作家・詩人の寮 美千子さんが「奈良漆の輿」と題して書かれています。
15日夜NHKテレビニュースでも大宿所祭の様子が放映されましたので、何人からか、映っていたと連絡もいただきました。ありがとうございました。
大宿所祭の様子を、かぎろひさんが早速ブログで紹介いただいています。http://kagiroi.narasaku.jp/e56618.html
また、かぎろひさんから素敵な写真をいただきましたので、以下載せさせていただきます。ありがとうございました。
JR奈良駅前広場にて。
お渡り行列の様子。
もちいどのブログでも紹介してくれています。→ http://blogs.yahoo.co.jp/nara_mochiidono/27432527.html
そして、きょう17日は0時から翌24時まで若宮様が若宮神社からお旅所に出られて、神事や芸能を楽しまれます。18日も後演能ということで相撲奉納などおこなわれます。
夕方、東向き商店街の日本聖公会奈良キリスト教会、親愛幼稚園広場の前を通りかかると、今年も光のページェントが始まっていました。チャペルコンサートも行われます。
いずれも25日までということです。
くわしいHPは以下をご覧ください→http://nskk.org/kyoto/nara/
(上記写真は3枚とも以前の12月15日撮影です)
12月15日は、夏から会議や準備などがすすめられてきた、春日若宮おんまつり、その先駆けとなる、大宿所祭りです。
大和士(やまとさむらい)が精進潔斎して餅飯殿町にある大宿所にこもったという歴史があります。
現在は、市内の商店街の皆さんや奈良神子など4人その他大勢が、15日1時頃JR奈良駅前を出発、三条通を東へ、さらに南都銀行本店を左折して、東向き、東向北、花芝の商店街を通り、小西通りから餅飯殿通りに入り、大宿所までお渡り行列をします。
大宿所では2時半から御湯立ての神事が3回ほど行われます。また地元の椿井小学校や地元の合唱団の奉納があります。
もちいどのセンター街では、いつものように大鍋6杯分おおよそ1200人分の「のっぺい汁」のふるまいや、あめ湯のふるまいをします。
どうぞお越しください。
先日東京国立博物館を出て、東京芸術大学あたりを歩いていると、雨が降り出したところにうまい具合に、「台東区めぐりん号」というバスがやってきました。
以前から乗ってみたいと思っていたのですが、初めて乗りました。浅草駅の方まであちらこちらをめぐって走ります。席数は10数人掛けくらいの小さなバスです。表通りはあまり走らず、裏道というか生活道路というか台東区の名所を回って走るそうです。
料金は大人も子供も100円という安さです。昨年訪れた谷中の商店街や千駄木を回って上野駅に戻り、さらに北上野から西浅草あたりを走って小1時間ほどでゆっくりと浅草に着きました。
途中20いくつかのバス停では、買い物したネギを袋にいれた人など生活される人々が乗ったり降りたりされました。
車内では案内パンフレットも日本語版(上の写真)と外国語版も準備されていました。観光の人も気楽に乗ったり降りたりできるバスでした。(3コースあるようです)
こういうバスが奈良市内にも欲しいと思ったことでした。(以前ならまちバス100円がありましたが、今はなくなっています)
台東区循環バスめぐりん号のhp→こちらです。
12月11日奈良マラソンが寒い日ながら曇り空で行われました。8時30分から陸上競技場あたりは通行止でしたので、8時10分くらいに通過するとたくさんの参加ランナーや応援の人たちがやすらぎの道を競技場へ歩いていました。
店に出勤してから9時前近鉄高天交差点で応援しました。
9時に号砲の花火の音が聞こえて5分くらいで先頭ランナーがやってきました。
1万人ほどのランナーが鴻池陸上競技場から高天交差点を西へ平城宮跡あたりの折り返し点まで走ります。途切れなくランナーが思い思いの姿で走っていきます。
スタートして26分ほど過ぎると、先頭ランナーが戻ってきました。どうやら外国人選手です。(上の写真左)
しばらくすると9時30分のスタートの10キロコースの選手が陸上競技場から高天交差点から車線の北を走って今度は東へ走っていきます。フルマラソンのランナーは南の車線を走りちょうど平行して走っていました。
多くのランナーの完走を期待したいものです。1時間ほど応援しました。
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しばらくして、パソコンでUSTREAMもちいどの、のインターネット中継を拝見。先頭は2時間20分23秒の好タイムで奈良陸協の平田治選手がゴールしました。インタビューで王寺町役場の公務員ランナーでさらに良い記録をめざしたいということでした。女子は静岡のママさんランナー星野さん、2時間47分の好タイムでした。
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その後、スタートから6時間後の午後3時頃まで、多くのランナーが続々とゴールする様子が、USTREAM餅飯殿からのWEBテレビで日本中に世界中に実況中継されていました。
番組で解説の方が、昔からお参りなどで40キロを行くというのはあったことで誰でもその力はあるということでした。が、ちょっと挑戦する元気はありません。
それから先日のコメントいただいた方のように、周辺住民のご協力あっての奈良マラソンだということを改めて心したいものです。
東京出張の折、時間が取れたので上野の東京国立博物館を訪れました。いまは常設展だけです。いつも特別展のときは、特別展を見るだけでも時間がかかりますので、なかなか常設展を見ることができませんでした。
本館の彫刻の部屋で最初に、真っ赤な愛染明王像を拝見しました。説明を読んで、これが奈良県天理市に廃仏毀釈の頃まであった、内山永久寺の愛染明王と書いてありびっくりしました。
係員の方に写真の是非を確認したところ「常設展でNO CAMERAと書いていないのは、フラッシュしなければ撮っても良い」ということでしたので、ガラス越しでしたが撮りました。
保存状態も良く、ほかの方も携帯などで撮っておられました。
まさかすでに廃寺の内山永久寺の仏像に対面できるとは思いませんでしたので感動しました。
そして本館はたいへんな数の展示がありました。
東京国立博物館のhpです。http://www.tnm.jp/
東京へ行ってきました。師走の東京スカイツリータワーです。浅草のいつものところから、朝かすむ中、逆光で撮りました。
東京スカイツリーを建設している、大林組が東京スカイツリータワーのhpを開設したということです。
http://www.skytree-obayashi.com/
東京タワーができた頃から、50年余り。ひさしぶりのタワーは建設時から人気です。
いよいよ来年5月22日オープンとのこと、昇るのには予約がいるようです。
そしてその前日の2012年5月21日には、日本のほとんどで、金環日食がみることができるようです。http://www.annulareclipse2012.com/
奈良市観光協会の発行の、大きなポスターがお目見えしました。
光明皇后の歌、
わが背子と二人見ませば幾許(いくばく)かこの降る雪のうれしからまし(万葉集巻8-1658)
どなたの訳か存じませんが、「いっしょなら、あったかいね」。
奈良市観光協会のhpです。http://narashikanko.or.jp/index.php
紅葉と師走が同時期でやや不思議な気持がする12月ですが、春日若宮おんまつりが近づいています。
15日は大和士(やまとさむらい)の大宿所詣でにならって、もちいどのセンター街にある春日大社の大宿所での大宿所祭りです。JR奈良駅前をお渡り行列が出発、2時半から大宿所で御湯立ての儀などおこなわれます。
17日は真夜中の午前0時から24時間にわたり、若宮さまが若宮神社から御旅所(一の鳥居の東200mくらいのところ)へお出ましになり、いろいろな神事や芸能を楽しまれます。
まちかどでは、お祭りに向けて幡が大宮通りや三条通りにはためいています。また南都銀行本店のウィンドーには、御旅所の様子を描かれたりっぱな屏風が飾られています。
世界遺産の春日大社のhpです。http://www.kasugataisha.or.jp/
奈良マラソンのフルマラソンは今回2回目です。12月11日午前9時スタート。ことしも1万人くらい参加されるそうです。制限タイムは6時間とのこと、これはなかなか厳しいそうです。(ほかは7時間とか、もっと余裕があるそうですが、道路事情もありますから仕方ないのでしょう)当日は奈良市内、天理市内は交通規制がひかれますので要注意です。
奈良マラソンのhpです。http://www.nara-marathon.jp/
10キロや5キロなどのコースもあるそうです。私の友人も何人か昨年走りました。
奈良テレビhttp://www.naratv.co.jp/naramarathon/index.htmlで生中継とか。
インターネットではユーストリームもちいどので中継されるということです。http://www.medicas.tv/ust-mochiidono/
便利な世の中になると、できるだけ早く、というのが当たり前のようになっているように思います。かく言う私もそのひとりです。
ところがこのごろ時刻表の都合で、ローカル線で各駅停車に乗ることも増えてきました。
JR奈良駅から天理や桜井までなら、やはり桜井線が1本で便利です。最近、万葉まほろば線という名称でも呼ばれています。山の辺の道にそって、青垣の山々を見ながらゆっくりと進みます。(青垣山という山はありません。奈良盆地を囲む山の総称のようにいわれていると理解しています)三輪山などの青垣の山々を見ながらのローカル線の旅はなかなか良いものです。
またある日、近鉄奈良駅から西大寺乗り換えで橿原神宮までいくには、西大寺からは40分あまりかかるという各駅停車でした。あとの特急や急行より、この各駅停車の方が早く着くという事でしたので乗りました。奈良盆地の真ん中を南へ走るのですが、これもまた良いものでした。
先日陶器の産地であり、一番暑い日を記録した岐阜県多治見市への出張の折、JRで奈良からJR京都駅へ乗りました。これも快速ではなく各駅停車で60分ほどかかって京都山城の山のすそを走りました。
新幹線の京都から名古屋はのぞみで37分。
さらに名古屋から多治見市まではやはり各駅停車で、沿線の定光寺などの紅葉を楽しみながら、再び40分ほどの旅。
のどかな風景を楽しみながらのローカル線の各駅停車の出張は、なかなかゆったりとして心ゆたかに感じました。ときどきは普通の各駅停車のローカル線の旅もまた良いものだなと思ったことです。
各停のゆっくり走るローカル線 時を追うなと諭すがごとく(毎日新聞やまと歌壇)
かぎろひさん(かぎろひの大和路)から大和路のローカル線の写真をいただきました。感謝。http://www4.kcn.ne.jp/~kagiroi/
(左から三輪山と稲穂。五條駅にて。額田王。)
磯江毅さんは、写実の絵でずいぶん以前の方かと思っていました。実は1954年お生まれで2007年に53才という若さでお亡くなりになった、同時代に生きた人ということにまず驚きました。
大阪出身、19才でロシア経由のシベリア鉄道でスペインに行き、スペインの写実的なデッサンを身につけられ、またデューラーなどの模作で油絵を身につけられたということです。
紙、陶器、瓶、ワインの瓶、果物、魚、鳥、新聞紙、頭蓋骨など、いろいろな素材の違いをそれぞれに描かれています。
花もしかり、すりガラス越しの花、動きのある洗濯の干し物、自画像、鳥の巣、など興味は尽きません。
多数のデッサンもとても多くて見きれません。
15分くらいのビデオもとてもよくわかりましたし、良いビデオでした。
1度目はようやく時間がとれたので閉館1時間前に入ったのですが、時間が不足しました。
それで、夕方7時まで見ることのできる(金、土)に2度目拝見にいってきました。
12月18日まで、おすすめの展覧会です。
奈良県のhpの中にhpがあります。http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-11842.htm
わたしは展覧会もよく訪問していますが、奈良県立美術館はもうすこし人が訪れても良いと思います。施設もリニューアルされるべき時期なのでしょうか。
現在正倉院では屋根の工事などを行われていると、報道などで伝えられています。毎年、正倉院展の時期の遠くから見ることができましたが、ことしは見学中止でした。
ところで、抽選で選ばれると来年の3月に工事中の正倉院を見学することができるそうです。
申込締切は郵送で12月9日までということです。
http://www.kunaicho.go.jp/event/genbakokai/genbakokai-01.html
またkozaさんがくわしくレポートされています。http://geocities.yahoo.co.jp/gl/koza5555/view/20111130
辻 和美先生の企画指導で、デクバージュdecoupage展が奈良市もちいどのセンター街、器まつもりの2階のギャラリーまつもり(電話0742-22-2037)で12月7日(水)まで(最終日は12時まで)開かれています。
「デクバージュ発祥の地イタリアに想いを馳せた作品の数々と、かわいいクリスマスの作品達に会いに来てください」と。
準備に1日かかられ、すばらしい作品が展示されています。また一部は販売もされています。
辻先生におうかがいすると、ある鏡は、まず周りに色を塗り、下絵を切り抜き、彩色されたりして、貼り付け、ニスで加工するそうです。下絵に数ヶ月、ニスを塗って仕上げるのに数ヶ月の手間をかけられた作品です。
ギャラりーの中が、クリスマスを迎える感じがします
すばらしさは伝えきれませんので、どうぞ、実際にご覧いただきたいと思います。
奈良市法蓮町185-4
辻 和美先生 0742-33-0521
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