東大寺転害門へ
東大寺転害門(てがいもん)です。一条通に対して西面しています。転害門は奈良時代の作、国宝とのことです。お水取りのときの竹送りの行事がおこなわれており、近頃では手貝通り商店街では早朝イベントがおこなわれたそうです。
先日セミナーでうかがった関西大学の高橋誠一教授は、この門を境に、宗教と非宗教、来世と現世を区切る門であり、古くて国宝なのだから、もっと見に行っても良いのではないかと言っておられました。
国道に面してあまりに身近にありますので、国宝であるということも思わないで見過ごしているようなところがあると思います。
転害門の横を通って東に進むと鼓阪小学校、さらに正倉院、や大仏池があり大仏殿に裏から近づくことができます。ちょうど紅葉が美しいスポットです。
また転害門から一条通を西へまっすぐいくと、聖武天皇、光明皇后の御陵があります。さらにいくと興福院、在原業平で有名な不退寺、隅寺といわれる海龍王寺、国分尼寺の中心の法華寺を経て、平城宮大極殿につづいています。
転害門を北に進めば、北山十八間戸や夕日地蔵、般若寺、翁舞で有名な奈良豆比古(ならずひこ)神社など奈良坂を経て、昔からよく使われている京都へいく道です。
転害門を南に進めば、押上町を経て、奈良国立博物館や興福寺に行くことができます。
(一番右の写真は転害門の天井です)
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