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2011年11月29日 (火)

シンポジウム「邪馬台国は大和か九州か」

Pict0001 Pict0003 (緞帳は平山郁夫画伯の絵です)

早稲田大学校友会奈良県支部100周年記念のシンポジウムの最終回がありました。当日は雨の中にもかかわらず、900名くらい(主催者のはなし)の熱心な参加者があり、4時間近く、3人のそれぞれのお話とディスカッションがありました。

白石太一郎先生の話は、3世紀中ごろと古墳を特定できるので、最終的に「邪馬台国は大和であると結論がすでに出ている」ということでした。「今後、纒向遺跡のもっと広い範囲の発掘が待たれる」ということでした。

九州説の高島忠平先生は、「纒向はもっと時代が下がるのではないか、環濠集落という点で、吉野ヶ里や九州の他のところが邪馬台国だ」ということでした。

もうすぐ90才とご自身で言われた坪井清足先生はとてもお元気で、「人口から見ても邪馬台国はあきらかに畿内である」ということでした。

4時間近くのお話を十分に理解し、書き表すことはできないのですが、法隆寺の再建論争が解決した今、邪馬台国はどこかというのは明治以来の日本の古代史の大きなテーマであることがよくわかりました。

そしてそこに大きな関心がありロマンがあること、弥生から古墳時代、大和朝廷の成立について今後の、考古学、歴史学、あるいは年代測定法など科学を総動員した日本の古代史の解明とともに、纒向遺跡あたりの東西南北の大規模な発掘、箸墓古墳などの発掘などが待たれます。

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コメント

こんにちは!

邪馬台国シンポジウムのアップありがとうございます。
たいへん楽しかったですね。

私のほうは遅くなっていて、すみません。
そのうちにと思っていますが、いつになることやら^^;

写真で拝見すると、私の席よりもちょっと前のほうに座られていたようですが、気づかず失礼しました。

かぎろひさん。

早速のコメントありがとうございます。たしかに面白いシンポジウムでした。

今回聞くことができても、それを文にするのはむつかしいな、と思ったことでした。
ブログでもアップよろしくお願いします。そして、かぎろひ誌の発行楽しみにしています。

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