DVD 「東日本大震災」、大船渡市、陸前高田市
岩手県大船渡市の同業のA社長さんから、大震災記録映像DVD「東日本大震災・・・大船渡を襲う津波と大船渡市・陸前高田市の惨状」をいただきました。収録時間26分。ノーカット版。税込1000円です。
撮影者は大船渡市の「かもめの玉子」のさいとう製菓の斉藤専務さんら。東京みやげ「ごまたまご」も作っておられる会社ということです。
会社の事務所で地震が発生したところからDVDははじまります。「すぐ逃げなさい、津波が来る」と社員に的確な指示を出され、犠牲者もでませんでした。すぐ近くの小高い丘から、津波の来る前の海から、次第に海から津波が押し寄せる様子が、すぐそばの時間表示の刻々と変化するにしたがって、すごいスピードで映し出されています。すぐそばで地元の人たちの緊迫した会話が流れます。テレビの断片的な報道以上にあらためて恐ろしさを伝えます。
防波堤を越え、丘の下の建物がつぎつぎと壊され流され、見る間にすべてが海になってしまっています。すこし遠くにマイヤという商業施設が見えます。
翌朝の町の様子が映し出されます。津波直前のふつうの町の様子と対比され、言葉がありません。大船渡市のあちこち、陸前高田市のあちこち、動画や静止画の映像・・・などが、荘厳な合唱が歌われる中、映し出されていきます。
地球の営みに人間は越すことができなかった、この映像を未来に残し防災に活用されたい、といった内容の文が流れ、26分間の息詰まる映像は閉じられました。
ぜひ多くの人にご覧いただきたいと思います。「後世に語り継ぐ義務があると思い制作しました」という制作・著作は斉藤賢治さん、大船渡市大船渡町字富沢41-12です。
A社長のお手紙から「今回の大震災で反省させられたことは、まず第一に人命を考え、最低限の持ち出しリスト・電機通信網の不通時の連絡方法・データのバックアップの保管場所等で、日ごろの訓練の大切さを痛感しました。全国各地で想定外の自然災害が予想されております。普段の火災訓練ではない視点での備えが必要かと思われます」というメッセージが添えられていました。
A社長ありがとうございました。1日も早い復旧・復興をご祈念申し上げます。
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