1,二上山博物館へ
すこし前になりますが、二上山博物館をたずねました。二上山博物館は香芝市立ふたかみ文化センターの1階にあります。建物の玄関脇に、会津八一の歌碑がありました。(会津八一の自筆ではありません。県内にはこんな歌碑もあるのですね)
二上山をのぞみて
あま つ かぜ ふき の すさみ に ふたがみ の
を さへ みね さへ かつらぎ の くも
(天つ風吹きのすさみに二上の峰さへ嶺さへ葛城の雲)
歌意
空を吹く激しい風のために、葛城山に湧き出た雲に二上山が覆われてしまった。
くわしくは会津八一研究家の素空氏の解説をどうぞ。
二上山博物館は、石をテーマにしためずらしい博物館です。
「香芝市は、古代から近代まで、二上山が産んだ3つの石で知られている。
数万年前の旧石器時代から2千年前の弥生時代に至るまで、青銅や鉄と同じぐらい重要な資源であったサヌカイト。
5・6世紀に、王者の棺として切り出された二上山凝灰岩。
明治以降、全国の90パーセント余りを占めた研磨材としての金剛砂。」
「屯鶴峰という特異な自然景観」も近くにあります。
« 8.18奥田一夫追悼コンサート | トップページ | 2、三吉陵墓参考地 »
コメント