雨の大安寺へ
南都七大寺のひとつ、大安寺は、熊凝精舎(くまごりしょうじゃ)→百済大寺→大官大寺→大安寺と名前も場所も変遷したたいへん古いお寺です。716年に平城京左京六条四坊に移されたそうです。そして、唐から帰朝した道慈が天平元年(729年)から住して寺号を大安寺と改めたとあります。
現在住職は、河野良文師。以前は、笹酒をいただく光仁会を訪問しましたが、今回雨の日は、しっとりとした境内でした。
本堂を拝観し、収蔵庫の木造の観音像などを拝観することができました。
大安寺のhpです。http://www.daianji.or.jp/
また会津八一は大安寺あたりでも歌を残しています。
大安寺をいでて薬師寺をのぞむ
しぐれ ふる のずゑ の むら の このま より
み いでて うれし やくしじ の たふ
(時雨降る野末の村の木の間より見出でてうれし薬師寺の塔)
会津八一の研究家、素空氏の解説です。
写真左は、奈良ロータリークラブのモーニングウォーク奈良の地図。唐招提寺への道。そして薬師寺への道がお勧めです。右は歴代のゆかりの僧侶の五輪塔です。(クリックすると大きくなります)
そして昨年の4月の当ブログ、三条通を行く、天平の行道です。http://narabito.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/43.html
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